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八雲山水自然農園
2022年5月3日 19:01
【紅花一薬草(ベニバナイチヤクソウ)】農園の沢の植物も色々と芽吹いてきました。「一薬草(イチヤクソウ)」という名の由来は一つの薬草で様々な病に効くというところから。生薬では「鹿蹄草(ロクテイソウ)」強心、降圧、抗菌などの作用があるとされています。イチヤクソウは菌従属栄養植物で土壌微生物(外生菌根菌)との共生関係を育まなければならず、単独では生きていけない面白い半寄生植物です。根を見るとわかる
2022年4月13日 20:43
不耕起に取り組み続けているので、雪がとけたばかり春一番の姿でも土がすっかり露出している場所が少ない畑の景色となります。先日の八雲は南西風が強く吹いてPM2.5の霞む空でしたが、畑の土はしっかりとカバーされているので表土が風で飛ばされることもありません。北海道では露地野菜の植付けがまだ行われていないこの時期、強い風が吹くと砂埃が立つ畑をよく見かけます。生命感があまり感じられないそうした畑は一応に
2021年1月20日 21:15
土の下で菌根菌の菌糸は植物の根の届かない遥か遠く深く、密に広がっています。 白い部分が菌根菌の菌糸。茶色が植物の根土壌微生物の一大グループである菌根菌は、植物の根に住み”菌根”と呼ばれる一つの共同体となり、植物と栄養のやりとりをすることでのみ菌糸を広げることができる不思議な共生生物です。つまり、周りに植物がいない時は不活性化し、仮眠状態のようになりますが、植物の根と出会うと生命