薬局実習レポート 〜薬局実習で学んだこと〜
こんにちは!
今日は、ヤクミラボメンバーのKさんに、薬局実習の感想を書いてもらいました💡
薬局実習がまだの方は実習の参考にしたり、既に終えた人は自分の実習と比べて違いを考えたりしてみてもらえると嬉しいです。
薬局の特徴
・大学病院門前の薬局
・午前〜昼過ぎは調剤
・15時〜落ち着いたタイミングで講義
(処方解析や薬の管理方法、制限のある薬など)
・学校薬剤師や在宅医療など外へ出かけることも
薬局実習前〜実習中盤までに準備しておくと良かったこと
・メジャーな疾患や治療薬の薬理作用と副作用の確認
→主に投薬するときに必要。副作用は具体的な症状を(高カリウム血症はどんな症状がでるか?など)
・生物の復習(特にホルモンとか)
→ステロイドやチラージンなどホルモンに作用する薬がよく出たので。
・化学療法のレジメンや副作用の確認
→レジメンは患者さんも詳しいので、スケジュール、確認するべきメジャーな副作用はちゃんと把握しておかないと何も言えない…。
完璧に把握しておく必要はないですが、ある程度復習しておくと、先生に質問されたとき答えられます。
質問に答えられると先生も「じゃあこれは?」とたくさん質問してくださる気がします。
全てにおいて疑問を持つこと
最初はとにかく実習に集中するのが大事かもしれません。
処方箋一枚一枚が勉強です。
全てにおいて何故?という疑問を持つように心がけていました。
何故朝に飲むの?何故曜日の指定があるの?
何故1錠でいいの?何故6錠ものむの?
どうやって使うんだろう?
この処方の病気は何?
忙しい時に質問はせず、気になる処方はさっとメモをして後で先生に質問していました。
実習がある程度進んでいるなら、ある程度推察した上で先生に質問することも大事かと思います。(○○だと思うんですけど、合っていますか?など)
真剣に取り組んでいれば先生も真剣に答えてくださると思います。
ミスをしたとき
「思い込まない」ことがすごく重要だと感じました。
「1シートは10錠」
「1束は7包」
「この薬は△mgだけ」
このような思い込みで起こる間違いが多々ありました。
同時に、ミスをしたら何故ミスをしたか考える。
計算が間違っていたのか
確認を怠ったのか
何故混入したのか
「実習期間だけだしまあいいや」で終わらせるのは危険なのかなと思います。
薬剤師の仕事は薬を渡して説明するだけではない
また私が強く感じたことは、"患者さんが治療に対して弱音を吐かれた時、返す言葉を用意しておくこと"がとても大切だということです。
患者さんが「怖いな…」「すごくしんどいんです…」「次のお正月、迎えれるかなあ…」そんなふうに言われた時に、どうお返事するか?
私は、お薬の説明や症状の確認が終わったあと、患者さんが初めてそっと気持ちを打ち明けてくださったときに上手く返せませんでした。
「大丈夫ですよ?」「お薬飲んでくださいね…?」「そんな軽い言葉で流していいの?」と混乱しているうちに患者さんは帰っていかれました。
それを今でもずっと後悔しています。
白衣を着ていれば、学生であろうが患者さんにとっては医療従事者であることに変わりはない。
先生から何度も伝えられていたのに実際の私は、その意識が低かったんだと痛感しました。と同時に、薬剤師の仕事は薬を渡して説明するだけではないと改めて感じました。
最後に、私は就活を控えているので、他には就活ポイントの参考になることを気をつけて見るようにしていました。
この取り組みいいな。同じ薬局ないかな?
ここはやりにくいなあ。店舗見学で見てみよう。
など、他の薬局へ見学へ行ったときに見たいことや、薬局を探しているときに聞いてみたいことなどを考えていました。
このnoteが多くの方の参考になれば幸いです🍀
皆さんの実習についてもぜひ教えてくださいね!
ヤクミラボでは、薬学生同士の交流の場を設けています。
みんなで実習について話し合ったり、就活の情報交換をしたり、将来の夢や目標を語り合ったり…。
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