生まれてくるあなたへ
私たち夫婦の元に来てくれて
ありがとう。
あなたのお母さんは自分がおやになっていいのか
途中でやめられない育児を重荷に感じたり
自由がなくなることに不安を感じで
結婚してもしばらくは子どもがいなくていいかもっておもっていたよ
でも、愛しいお父さんの子を産みたいって思ったり、子育てという夫婦のセカンドシーズンを夫と過ごしたいとおもったり、ずっと大人だけで生きてくつまらなさ、感激が減る毎日にちょっとづつ飽きたりしてさ。
子どもを持つこと責任が今も軽くなったわけじゃないけど、あなたは私たち夫婦の子であることは間違いないし大事な存在になるんだけど、でもあなたは社会全体の中での子どもでもあるんだ。
子育てを夫婦2人だけで完結しなきゃって思い込みが強くて、ワンオペって言葉にも怯えたりしたさ。でも夫婦2人でやろうとするから息苦しかったんだけど、社会の子であるあなたを育てるのは私たち夫婦だけではきっと無茶で、お父さんやお母さんの家族や市のサービスやいろんな人が助けてるくれるってようやく思えるようになったんだ。そう思えるとね、出産と育児を分けて考えられるようになってね。出産は私にしかできなくて神秘的な活動をやってみたいって思えるようになったし、育児は私以外でもできるからみんなの手を借りようと思えたの。誰かがね、こどもからたくさんの愛をもらうよって言ってて、私もその感覚を知りたいなって思えたの。
きっとそれはお母さんの考え方が変わってね、周りを大事にできるようになってきたからだと思うんだ。まず1番近い親族の皆さんを尊敬し、大事にすると他の人を信頼する心が生まれてね。信頼って文字の如く、信じて頼ることができると、親族だけじゃなくて、会社の人や友達にもオープンになれて、肩肘張らず生きやすくなったと思うの。
そうやってあなたが生まれる前にお母さんはお母さんの準備をする期間が数年あってね、周りのお母さんよりちょっと年上の妊婦だけと、私たち夫婦があなたを安心して迎えるために必要な準備期間を過ごしてきたんだ。
もう準備は満タンです。
いつでも出てきてね。あなたを待っています。