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SIGMA DP1に出会いました
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聞くところによればこのカメラは2008年に発売されたそうです。
当時私はまだ未成年だったし、写真にも出会っていなかった。まさか、こんな形で出会うとは。
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バッテリーの販売は終了、互換品も無し。
メーカーの修理も対応終了。
もはや、寿命まで使う他ないカメラを、なんで私は買ってしまったのだろうか。
一つ言えるのは「物珍しさ」である。
この時代にしてほぼAPS-Cサイズの撮像素子を有し、なんだか独特なセンサーも積んでいる。有効画素数も1400万画素…では実際はないのだけれど、まあロータリーエンジンみたいなものだと思い、そういうからくりも気になる。
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さて、とりあえず買ってまだ数日も経っていないけど、まずは使ってみる。
2024年時点での印象を言えば
・ISO感度の設定範囲が狭すぎる(ISO50-800)
・とにかく動作が何かと遅い
・ディスプレイが良く見えない
・操作系が独特すぎる
・色がなんか変
・遅い
・遅い
・遅い
一体16年前のカメラに何を望んでいるのだ、という話ではあるが…
ただ、ここであることに気づく
このカメラ、とんでもなく軽いのだ。
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かつて私はリコーのGR1sを愛用していた。学生時代に買ったそのカメラはどこに行くにも常に腰からぶら下げており、やたらめったら撮っていた。
あのカメラのような、軽くてとにかくどこにでも持っていけるそこそこの画質のカメラ──それがDP1に感じた私の第一印象である。
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しかし偉そうなことを言いながら、私はまだ数日しかこのカメラに触れていない。
幸い初期不良(というべきか)もなさそうだし、前のオーナーがちゃんと付属のフードも付けてくれたので、無事フィルターも装着できた。
まずは初陣として、金沢には一緒についてきてもらおうと思う。