5/02 フェントステープ 慢性疼痛

今日は薬局実習の最終日だった。骨折による痛みを軽減するために、オピオイドであるフェントステープを使用できるか門前医院である服部クリニックの医師から電話で相談があった。添付文章を確認するとフェントステープを慢性疼痛に使用する場合医師がe-Learningを受講し、患者に対して確認書を用いて確認しなければならないことを伝えた。また、フェントステープは他のオピオイドを使用した経験がある患者に対してしか使用できないため、トラムセット配合錠 (トラマドール+アセトアミノフェン)などの他のオピオイドを使用してから切り替える必要があると伝えた。
オピオイド性麻薬を慢性疼痛に使用する場合は様々な点に注意する必要がある。例えばその患者が麻薬を使用する上で適切であるのか(タバコ・酒などの依存性がないか、本人が使い方をしっかり理解出来るか)を判断し、患者に対して麻薬を使用していることを理解してもらい、適正に使用できるように指導する必要がある。
今回の患者さんの場合では、まだオピオイド系鎮痛薬を使用していなかったことや、他院での受診もあり併用薬を把握しきれなかったことなどから、フェントステープを処方することは保留なった。今回のように医師からこの薬は使えるのかなど聞かれる機会が良くあったので、その時に適切に情報を検索して、それを伝えれるようにする必要があることを学んだ。