[Appsheet]薬局薬剤師が作った、スマートフォンでも使える医薬品在庫検索アプリAd0(病院FAXコーナー向け)

はじめに

弊社はエクセルVBAで作った地域の医薬品在庫共有ツールAd0(All  Dead Stock 0zero):(月額300円)をより多くの薬局様に加盟していただきたく、活動しています。このVBAツールは昨今の医薬品不足により近隣店舗で薬を融通しあう機会も増え、欲しい薬をすぐに検索でき、自店舗から距離が近い順に表示されることで、地域で助け合える環境を整えるため生まれたツールです。静岡市を中心に現在約50件ほどの店舗で運用しておりますが、他市、他県、同一法人内など、2〜3店舗あればその在庫検索のメリットを感じていただけますので、この記事を読んでいる薬局の方、コンタクトをいただけると光栄です。info@aicok.jpまでご連絡お待ちしております。より多くのかたが地域の在庫共有に参加していただき、システムのメリットを最大限に活かしていただくことを目的としていますので、疑義照会などのAppsheetアプリに関しては加盟店舗様へのサービスとさせていただいております。今回のアプリは、薬局間でのツールのメリットを活かしセキュリティは担保しながら、病院FAXコーナーや、介護施設、一般の方へ向けたアプリ開発のうちの1つ、「病院FAXコーナー向けAd0」について説明します。

開発経緯

大きな病院にFAXコーナーがあることはよくあります。ただ新しい薬が処方されることでそこから薬局にFAXをしても在庫がなく受け付けてもらえないことや、数時間から数日待たされることが起こります。
そこでこのアプリを使って新しい薬の在庫がある薬局を探すことができます。
このアプリは、そのFAXコーナーで運用されることをイメージして作成されました。病院にいる段階で、在庫のある薬局がわかることで、自宅への帰り道にある薬局、自宅の近隣の薬局に寄って帰宅することができます。
かかりつけ薬局に定期薬を調剤していただく場合はいつも通りFAXし、新規処方など在庫状況がわからない場合にこのアプリをお使いいただけます。

使い方
①現在地の登録

画面左にあるボタン「ここから検索」をタップ。
病院からの帰り道や駅やバス停など、地点を登録して、その周辺の薬局を探すことができます。

右下のプロットボタンを押し、赤いピンを好きな地点へドラッグして現在地として登録します。

登録したい場所に赤いピンを移動
右下チェックボタンで確定
現在地になっていることを確認して保存

②現在地から何キロ圏内の薬局を探すかを選択。1、3、5、10kmから選択可能。

左側、現在地から探すボタンを押し、1、3、5、10kmを選択して保存します。

③開いた検索画面に医薬品を入力し、薬局とその在庫状況を検索する

医薬品は複数検索可能です。医薬品を入力したら保存します。

④結果を確認し、薬局を選んだらFAXを送ります。

マップアプリで近くのお店を探すように、アプリに登録した現在地の近隣薬局が確認できます。右側には検索した医薬品を在庫している個数の多い順に薬局が表示されます。薬局を選んだらFAXを送ります。

結果の表示。薬局名タップで詳細へ。
薬局詳細画面。FAX番号も表示。

最後に

このアプリは病院スタッフの管理下で使用し、不必要に薬局の在庫情報を公開せずに運用するため、安心してご利用いただけます。

このアプリの登場により、薬局に行ってがっかりすることはもうありません。さらに、医療の現場での課題を解決し、病院スタッフ、患者様の時間と労力を節約します。
皆さんの日常生活に安心と便利をもたらします。