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日銀植田総裁待ちのクリスマス
12月25日(水)12時
為替はほとんど動きません。そして日銀植田総裁の講演待ちです。
個人投資家としては、どのようにするのが良いか考えてみました。
植田日銀総裁の発言は、春闘(労使交渉)を通じた賃上げが日本経済全体に与える影響を重視しています。
日銀はインフレ目標の「持続的で安定的な達成」を条件としていることから、以下のようなメッセージが出される可能性があります。
春闘が期待以上の賃上げを実現した場合
1. 金融政策の正常化
賃上げが消費や需要を押し上げ、インフレ率が持続的に目標の2%を超えると判断されれば、緩和的な金融政策を縮小する可能性があります。
メッセージとして、「経済活動の回復と物価上昇が目標達成に向けて進んでいる」といった前向きな内容が増えるでしょう。
イールドカーブ・コントロール(YCC)の柔軟化
長期金利の上限をさらに引き上げる、または廃止を検討する可能性が高まります。
資金調達コストの上昇を避けるため、時間をかけて市場との対話が進むと考えられます。
春闘が期待以下の賃上げにとどまった場合
金融緩和の長期化を継続
賃金上昇が弱いと、インフレの持続性が危ぶまれるため、緩和政策を維持するとのメッセージが強まるでしょう。
「物価上昇が一時的である可能性があるため、引き続き支援的な金融環境を提供する」というスタンスを示す可能性があります。
追加緩和の可能性に言及
賃金上昇が経済全体に波及しない場合、金融政策の緩和を強化する必要性が議論される可能性もあります。
例えば、YCCの下限をさらに緩める、または量的緩和の拡大を検討する動きが考えられます。
総括的なメッセージ予想
日銀は春闘の結果を注意深く観察し、賃上げが実体経済や物価に与える影響を強調する可能性が高いです。
賃上げが持続的に経済全体に波及しない限り、金融政策の変更は慎重に行われるとみられます。
「データ依存型」のスタンスを強調し、「日本経済の回復と賃金上昇の動向を見極めながら柔軟に対応する」という慎重なメッセージが主流になるでしょう。
個人投資家として出来ること
これは11月から繰り返してますけど、12月のFOMC、日銀金融政策決定会合が2024年の最後のイベントでした。
年内の大きなトレードはもう既に終わっています。
予想するものではなく、対処するものです。
あなたは何のためにトレードしていますか?
もちろん、稼ぐためです。
それはなぜ?
なんのために?
自由になるため
幸せになるため
などなど
トレードするために生きてるのではありませんよね。
トレードにしがみついて、チャートから離れられない状態は、いわゆる「執着」の状態です。
身体も心もこわばっています。
あなたの本領は発揮されません。
マーケットがお休みの時は、投資家もお休みです。
良いクリスマスをお過ごしくださいね🎄
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