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おじいちゃんの妖精

次女が3歳半のとき。

晩御飯を食べていたとき、お茶碗をほぼ空にして私に見せ、

「これでおじいちゃんのようせい、こない?」と。

ん?おじいちゃんのようせい??

(イメージ図?)

しばらくして合点がいったのは、先日、お茶碗に残ったご飯粒のかき集め方があまりに雑なので、真面目な顔をして

「次女ちゃん。大事に育てたお米には一粒一粒にお米の神様がいてね、小さいおじいちゃんみたいな姿をしてるんよ。そやから感謝してぜんぶ食べなあかん。あんまりお米粒残すと、夜にそのお米の神様に『ご飯のこしたやろ~!』って怒られるで?」

という話をした。このおじいちゃんの神様が、おじいちゃんの妖精と変換されて記憶に残っていたらしい。

「だいじょうぶ!今日はきちんと食べたからおじいちゃんこないよ」

と言うと、「よかった~」と安心したように笑っていた。

あとあと「おどす育児」はよくないな・・・と当時布団の中でこっそり反省したのだが、もうすぐ5歳の今、だいたいキレイに食べるようになったので、まあいいか、と思っている。

三姉妹にハーゲンダッツを買ってやりたいと思います。いつもはバニラバー。