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おすすめの本 トニ•モリソン 「ビラヴド」

 「ビラブド」は、私が一番好きで尊敬するアメリカ人の作家、トニ•モリソンの小説だ。トニ•モリソンは、アメリカの黒人と白人の関係の問題や歴史を、作品にしている。

 「ビラヴド」の主人公は、自分の子供を殺したことがある女の人だ。この人は、奴隷だった時、色々な苦しみを経験した。自分の子供を殺すのはとんでもないことだが、この主人公には、そうしてしまった理由があった。自分と同じような、女の奴隷が経験するつらいできごとを、子供には味わわせたくなかったのだ。
    今は静かに暮らしているが、ビラブドという名前の若い女の人が現れて、主人公と一緒に暮らし始める。
 
 私が一番好きなところは、主人公のように、もしかしたらもっと悲惨な経験をしてきたともだちが、主人公に自分を信じるように言うところだ。
 自分が自分のいちばん大切なものだと。
私は、何回この本を読んでも、いつも同じところで泣いてしまう。

 アメリカの歴史を知りたい人や、上質のアメリカ文学を読みたい人に、おすすめしたい。

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