必要な距離感
昔から、距離感を大事にして人と接してきたような気がする。
あまり近付きすぎず、あまり遠くもなく、ちょうどいい感じで。
そこにとてつもない神経や、労力をかけてきたような気もする。
だから、初対面でとても距離が近い人には「おぉ」となるけど、それと同時にとてもうらやましく思う。私には作れない距離感。それが自然にできる人
中学1年生の三学期、自分では仲良くしていたと思っていた友人3人から、なんとなく距離を取られた。それはどんな始まりだったのかはもう忘れたけど、3人の何とも言えない雰囲気に私は自分から身を引かざる終えなかったのだと思う。4人グループだったのが、一気に1人になってしまった。
後で3人が私のことを裏で「八方美人だ」と言っていたことを知った。今となっては八方美人なんて、得することの方が多いと思うけど、その”八方美人”という言葉にすごくがんじがらめにされ、その言葉は私を1人にした。
もっと良い顔なんてせず、自分を見せていられたらよかったのだろうか、適度な距離感なんていらなかったのだろうか。
そんな思いを抱え、中学2年目に突入。ここから、気を使うことなんて知らないバカな人のふりをして、とても周りに気を遣う生活がスタートしたように思う。それが私の性格の一部になり、たまにそんな自分に嫌気がさしたりもするけど、今はそんなに嫌いでもない。自分の中に落とし込むまで、長い道のりだったね。
そういえばこの前、Instagramのストーリーに久しぶりのメンズの友人からコメントがあった。実は近くに住んでいることがわかり、このまま「近くなんだね~」で終わらせられる勇気もなく、「お近くだからランチでも~」みたいな感じの雰囲気で、近々ご飯でもという誘いのメッセージを送った。
はて、これで良かったのだろうか。
もう10年くらいも会ってない友人と今更何を話せばいいかもわからないし、かといってあのまま会話を終わらせられるテクニックも知らず。
こういう時の良い”かわし方”を是非とも教えてほしい。