RAISE A SUILEN ASIA TOUR 2024 IN TAIPEIに行ってきた話
はじめに
どうもみなさん、やきとりです。
先日、RAISE A SUILEN初のアジアツアーである「RAISE A SUILEN ASIA TOUR 2024」の台北公演に参加してきました。
この記事には、そのライブレポだったり、ライブに至るまでの過程や現地の様子などを書き連ねていきます。
ライブ発表〜チケット争奪戦【絶望からの逆転】
時は遡ること2023年12月。何も無い平日に、突如バンドリ!公式XからRASアジアツアーの情報がティザームービーと共に公開されました。
去年-N-E-M-E-S-I-S-がリリースされたあたりの海外雑誌でのインタビューで、来年海外公演もやってみたいといった(要約)発言もあったので意外と冷静でした。
ただし後日発表された日程で驚くべき事実が。
ほーん、3月23日ね。
…………ん?
MyGO!!!!!ツアー大阪の翌日じゃねぇか!!
MyGO!!!!!ツアー全通を決めて諸々の手配をしていた最中の発表だったので大横転でした。はい。
という訳でMyGO!!!!!福岡→MyGO!!!!!大阪→RAS台北の大旅行をすることになりました。
そしていよいよチケット争奪戦。
KKTIXという台湾のチケットプレイガイドで先着申し込み形式です。
会場はZepp New Taipeiでキャパも2000以上あるので割と行けるかな〜とチケ叩き5分前までは思ってました。
そしていざチケ叩き。
は???????????www
秒針読んで日本時間13時きっかりに申し込みをしたら3秒後にこの画面です。当時、焦りで震えと冷や汗が止まりませんでした。
これは後で聞いた話ですが、台湾のダフ屋はVPNを通したり裏から手を回して一般人が対抗できないレベルのチケ叩きをしてるらしいです。うんち。
という訳でチケ探しをする事になったのですが、運良くすぐに台湾の代行業者が見つかり、チケットを握ることが出来ました。しかもVIP。
ちなみにVIP特典は
・前方ブロック確約
・終演後お見送り会
・複製サイン入りポストカード
らしいです。これで日本円で約16000円。破格。海外ファンに対する迎合がすごいです。
現地から現地へ【6泊7日の大遠征】
というわけでパスポートや航空券など諸々の手配を終え、いざ出発。
元々の予定は東京→福岡→大阪→台北→東京の5泊6日でしたが、金欠なので最安ルートを選んだ結果、台北から帰る際に沖縄を経由することになりました。計6泊7日です。こんなに家を空けるのは人生初です。
行きの飛行機が7:35発なので始発で空港に向かって搭乗手続きをするとかなりギリギリになってしまうため空港泊を決行。「寝たら死ぬぞ」のマインドで寝過ごさないようにベンチに座ってましたが、MyGO!!!!!福岡・大阪公演の疲れもあり寝落ちしてしまいました。幸いにも5時前に起きれたのでギリギリ事なきを得ます。
そんなこんなありつつ飛行機に無事搭乗。
寝てたらいつの間にか台湾に到着してました。
既に現地に到着しているオタクが数人いらっしゃったので台北駅で合流することができました。
台北駅の広場、写真じゃ伝わりきらないぐらい超圧巻です。(人も多く広かったので合流に手間取るぐらい)
昼ご飯に路地裏の店で魯肉飯を食べ、いよいよZepp New Taipei現地に。
台北駅から約20分ぐらいの新荘副都心という駅が最寄りです。
現地に到着して驚いたのは、台湾オタクが着ている服が日本のそれと遜色なかったことです。
6thGenesisだったり武道館だったりの昔のライブTを着ている人や、法被を着ている人、ライブキッズ御用達RepaintTシャツや小原莉子単推し赤Tシャツなど、普段のRAS現場らしい感じでした。
オタクが喋ってる言葉がいつもと違うこと以外、普段のRAS現場と同じ雰囲気であることに心から感動しました。
さらに、会場前で現地オタクが大閃光UOをカートンで(!?)2箱ぐらい積んで他のオタクに販売してました。日本では見ない光景だったのでめっちゃびっくりしました。
あと例の2020年の木谷社長家虎お気持ちボードがあったとの報告が。家虎は世界をも超える言語なんですね。知らんけど。
入場【言語の壁】
現地の係員さんが案内し、入場
…といきたいところでしたが、いかんせん現地の言葉が分からず、メガホンを使用していたため翻訳ソフトが使えず何も情報が入ってこない状態に。
VIPチケットを握っていたため、幸いにも「VIPくぁw背drftgyふじこlp」のVIPの部分を聞き取れたのでなんとか入場待機出来ました。
私の整理番号が1500番台で「え❗そんなVIPいるの❗」と現地に到着するまで困惑していましたが、現地の様子を見るにどうやら発券システムの都合上飛び番になってるらしいです。だいたいVIPの中では真ん中より少し前ぐらいの整番でした。
紆余曲折ありながら現地のスタッフの指示に従い入場。
会場は1Fスタンディングになっているので自分で位置取りしました。
上手側の前から4列目あたり、りこぴんのお立ち台ゼロズレぐらいの位置をゲット出来ました。
個人的にはRepaintと同じぐらいの場所・距離感だったのでなんとなく懐かしさを感じました。
Zepp New Taipeiですが、結構横に長いイメージありました。客席フロア上手側に結構スペースがある影響かな、と思ってます。
あとは下の写真から分かる通り、カーテンで後ろの方のフロアを閉鎖してたので恐らくそれが一番の要因だと思ってます(ソールド公演でキャパ絞ってるのは少し不可解ではある、憶測ではあるがキャストが見切れるのを防ぐため?)。
開演前にサウンドチェックがあり、ドラムのチェックをした後歓声が湧き、その後のアナウンスで客が笑ったのが何故なのかわかりませんでしたが、台湾オタクによると、本人がチェックしてる訳じゃないよというアナウンスで、「なーんだ」といった意味の笑いだったらしいです。
開演待機の時に一番印象に残ったのは、場内でいつも流れているRASのインストに合わせて、台湾のオタクがクラップだったりタオル回しをしていて、RASの音楽はしっかり世界に憑依してるんだなぁと感傷に浸っていました。
開演【世界へと轟くRASの音】
2階席の入場も完了し、18時を迎えいよいよ開演。既にRASのセットが海外のライブ会場にあるという事実だけでボロボロ泣いてました。
開幕は-N-E-M-E-S-I-S-のインストから始まり、威圧感を放ちながらのRASメンバーの入場。
M1:Apocalypse
RASの出演機会ではREVEAL以来4連続となる開幕Apocalypse。REVELATIONのサイン会が台湾で開かれていたのもあり、ある意味妥当な曲選だなと思いました。つむがDJ台の上に立っていたのは覚えてますが、RASメンバーが入場してきた際には既にボロボロ泣いてたので景色はそこまで鮮明に覚えていませんでした(照)
日本と同じように台湾でもサビのDADADA合唱してました。
メンバー紹介インスト
Apocalypseの後にメンバー紹介パート。一瞬REVEALかな?って思いましたが新バージョンになってました。ここはいつも通り「楽器パート・キャラ名」を英語で言ってました。
M2:DEAD HEAT BEAT
メンバー紹介インストの直後のDEAD HEAT BEAT、素直にびっくりしすぎて頭抱えました。個人的にREVEALかZeppツアーオマージュのセトリでやるかな〜と思ってたのでここでDHBを持ってこられたことから、今日の公演はとんでもない事になると確信。DHBはRASの中でトップクラスに破壊力がある曲だと思ってるので素直に楽しかったです。
NA-NA-NA-で揺れてるオタクは少数ながらいました。
M3:A DECLARATION OF XXX
ここもいつも通りドラムのキックで始まった感じでした。Raychellさんの「拳上げろ」や「クラップしようか」などは日本語だった記憶。曲中の扇風機ヘドバンの煽りも「頭回せ!!」と日本語でした。(多分)
「3,2,1,JUMP!!」でジャンプしてるオタクは日本よりは少なかったかな〜って感じでした(というか自分の見える範囲でフロアでジャンプするオタク自体がそこまでいなかった)。
M4:灼熱 Bonfire!地獄のLucky fes.以来の灼熱 Bonfire!だったため素直にテンション上がりました。恐らく今回の公演でイントロが流れた時の会場の湧き度合いは一番でした。
普段ダンスレッスンに使ってるロングイントロの部分では「(中国語)Raychell as Layer」みたいな感じで自己紹介?っぽいことに使ってました。
台湾オタクがイントロとサビの振り付け完璧にこなしてるあたり海外でも人気なんだな〜と実感。
M5:EXPOSE 'Burn out!!!'
ここもロングイントロでの入り。イントロ中のチェルさんの煽りは中国語でした(「騒げ〜!!」のところ)。
海外公演でEnglish Ver.の披露を個人的に期待してたため、歌い出しに集中してましたが、「ココロの縁から〜」と日本語版で歌い出したので本音を言うとちょっとだけ残念でした。ただ、海外の人が望んでるのは恐らく日本語で歌ってる様子だと思うのでこれが最善だったと思います。
M6:UNSTOPPABLE
EXPOSEの後、一旦インストを挟んでのUNSTOPPABLE。歌い出しは特にアレンジ等なく普通でした。
2B後の倉知さんの背面弾きは相変わらず圧巻でした。
台湾のオタクがツーステとワイパーをちゃんとやってたのも良かったです。
2B後の「頭振れ!」の煽りは多分中国語でした。
M7:!NVADE SHOW!
個人的に海外でやったらどうなるか一番気になってた曲。ソロ回しの後、「Bring it on, !NVADE SHOW!」から曲に。ギターソロの時の道具は光線銃ではなくスライドバーでした(ぼざろの文化祭ライブの星座になれたらの酒瓶のちゃんとしたやつ)。あとなつぴのドラムのドンドンドンの後になにか現地のオタクがリズムに合わせてコールしてましたが、中国語で「な・つ・め!」と言っていたらしいです。
そして2サビ後の気になる煽りは
Raychell「台北の夜市のまんじゅうの具に詰めちゃうぞ!」
紡木「詰め込んで食べちゃうぞ〜!!」
でした。かわいい。(でも日本語理解できてない台湾人のみんなはポカーンとしてた)
あとサビでぐるぐる回ってたら後ろのオタクがニッコリしたの嬉しかったです。
M8:Takin' my Heart
ここでバラードナンバーのTakin' my Heartを演奏。
今回はバックドロップの映像がRASロゴで固定だった影響か、JAPAN ONLINE FESやREVEALなどでやっていた、バックドロップとスポットライトを後ろから投影する白背景演出はなかったです。
M9:Beautiful Birthday
何気に11thLIVEぶりのBB。倉知さんのKey.ソロからの入り。このソロは今までに聞いた事ないソロでした。
曲振りは日本語で「聞いてください、Beautiful Birthday。」
ギリギリ涙腺崩壊を耐えてましたが、Cメロの「R!A!S! We are R!A!S!」のところで耐えられなかったです。台湾のみんながRASの名前を声を揃えて叫んでいるのが、心から感動しました。
M10:DRIVE US CRAZY
BBで泣き崩れ、未だにタオルから顔を離せないまま、聞き覚えのあるスクラッチが聞こえてきてさらに顔を埋めることに。ソロバトルのインスト尺はロング尺でした。あと倉知さんはショルキーを持っていませんでした。
メンバーと客が作り出すWOWの大合唱がZepp New Taipeiに響いているのが、RASが世界へと憑依している何よりの証拠でした。
M11:POLARIS
幕間はEXCLAMATION HIGHLANDとREVEALで使われていたインスト。THE WAY OF LIFEのところで最前オタクがぴょんぴょん跳ねてたの良かったです。
ラストスパート、DUCと!NVADE SHOW!を消化した状態で何が来るかなと全く予想つかなかったですが、まさかのPOLARIS。REVEALであの演出を見せられてさすがにないやろとか思ってますが普通にやってきました。これで開幕Apocalypseとの辻褄が合った気がします。
DUCに続いて会場が一体になって叫んでいるのが本当に感動しました。
「鳴り止まない喝采と歓声が、幕開けを呼んだ」
海外でもRASを応援する気持ちが、まさにこのアジアツアーの開催を呼び寄せたんだと思いました。
M12:HELL! or HELL?
POLARISの大合唱で泣き崩れていたら「ヘールオアヘールwwww」が聞こえてきて大横転。流石に感情の起伏激しすぎるって。海外でもヘルヘルポーズを見ることが出来て良かったです(こなみ)
前の方のおりこさんの台湾オタクが肩組みヘドバンしてたのも印象的でした。
あとデコ原莉子さんのツーステがいつもよりアクロバティックに見えました。
そしてラスサビのところで一斉にUOが炊かれ、一面がオレンジの海になってたのちょっと笑いました。
M13:R・I・O・T
もはや予定調和的な、安心感すら感じるR・I・O・T締め。
「私たちも終わりたく無いけれど、いつかまた必ず台北に来るから!いくよ、R・I・O・T!」と日本語で曲振りをし、ラストの演奏が始まりました。
セトリの最後でしたが、R・I・O・Tは特にメロディにアレンジはなかったです。
「僕らの音は 世界へと憑依する」
この曲を海外で聞くまでは死ねないと思うぐらい個人的に思い入れがあるR・I・O・T。人生の夢がひとつ叶って良かったです。
セットリスト
SE:-N-E-M-E-S-I-S-
M01.Apocalypse
Member Introduction
M02.DEAD HEAT BEAT
M03.A DECLARATION OF xxx
M04.灼熱 Bonfire!
M05.EXPOSE 'Burn out!!!'
Interlude
M06.UNSTOPPABLE
Instrumental
M07.!NVADE SHOW!
M08.Takin' my Heart
Key. Solo
M09.Beautiful Birthday
Instrumental(Full Length)
M10.DRIVE US CRAZY
Interlude
M11.POLARIS
Instrumental
M12.HELL! or HELL?
M13.R・I・O・T
ライブを終えて【音楽で繋がる国を超えた絆】
3か月前に発表されたアジアツアー台北も、始まってしまえばあっという間の13曲・1時間半でした。
自分が楽しかったのもそうですが、台湾の現地の方がRASの音楽を目いっぱい楽しんでいた姿が何よりも嬉しかったです。
終演後、VIPだったためお見送り会がありました。
「ありがとうございました!!日本から来て良かったです!!」
とRASメンバーに直接伝えられて良かったです。
メンバーみんながやりきった表情をしててまた泣いてしまいました。
ちなみにVIP特典のポストカードはこんな感じ。
終演後のZeppの前で台湾のオタクと交流する機会がありました。
EXCLAMATION HIGHLANDぶりに絵師のZenさんと再会できたことや、日本人オタクと海外で初エンカするなど面白い経験をしましたw
他にも、面識はなかったですが、台湾のファンの方々から写真撮影に誘ってくださるなど、現地で新たな交流が生まれたりしました。
外に出たら、晴れ予報だったはずの空には雨雲がかかっており、大粒の雨が。
やっぱりRAISE A SUILENのライブはこうでなくっちゃ、という気持ちになりました。
ライブ後は台北駅から近い寧夏夜市という夜市で屋台グルメを満喫しました。
最初は士林夜市に行こうと思ってましたが、距離的な関係で断念。しかし、寧夏の方が歩きやすいらしい(台湾を過去に訪問したオタク情報)のでかえって良かったと思います。
おわりに
RAISE A SUILEN初の海外単独ライブとなったアジアツアー台北公演。そこには国境と言語を超えた、音楽を通じて同じ熱になるRASメンバーとファンの姿がありました。
また、この記事では「普通」や「いつも通り」といった言葉を多用してますが、海外でも変に飾らず、日本と同じように「私たちらしい」RAISE A SUILENのパフォーマンスをした、という事が本当にカッコよかったな、と感じました。
次回は上海公演、どんなライブになるか、どんな旅になるか今からワクワクが止まりません。
最後になりますが、台湾現地で一緒に行動してくださった日本のオタクの皆さん、フラスタを企画してくださった某eさん(@e6866851)、ポストカードをくださったZenさん(@littleeefire)、そして台湾でお会いしてくださった全ての方に感謝しかないです。おかげさまで一生残る思い出になりました。
本当にありがとうございました!
最後に一言だけ。
長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。
3/25追記:現地オタクから連絡があり、UOは2カートンではなく4カートンだったらしいです。ヤバすぎる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?