MyGO!!!!!が携えてきた景色と音を『端程山』で見つめなおす
はじめに
你们好!(気さくな挨拶)
まずは、MyGO!!!!! 5th Single 「端程山」、リリースおめでとうございます。
表題の端程山、孤壊牢のフル音源初出、輪符雨収録など個人的に待望のリリースでした。
そんな新譜ですが、7月23日にCDをフラゲし、家で歌詞カードを見ながら聴いていたら気づいたことがあったので、この記事に書き綴っていこうと思います。
あくまで個人的な見解と考察なので、解釈違いを避けたい方はブラウザバック推奨です。
MyGO!!!!!がライブで見てきた景色、感じた想い
さて、本題に入るわけですが、端的に結論を述べると、
「端程山の歌詞にこれまでのナンバリングライブ(とその楽曲)のエッセンスが含まれている」
ということです。これに気づいた時にこれまでMyGO!!!!!と共にしてきた様々な思い出がよぎり、思わず涙してしまいました。
RASも-N-E-M-E-S-I-S-で似たようなことをしていたので少しシンパシーを感じました。
以下にMyGO!!!!!のナンバリングライブと対応しているであろう歌詞を書き綴っていきます。
なお、楽曲の歌詞の著作権はアーティストに帰属します。
1st LIVE 「僕たちはここで叫ぶ」 & 迷星叫
端程山 1A
「どこまで歩けば いいのかなんて
知らないまま 踏みしめてた」
MyGO!!!!!をMyGO!!!!!たらしめると感じさせる歌詞。
MyGO!!!!!の全ての始まりの曲である迷星叫の
「僕だけがあてもなく 漂うみたいだ」
といった歌詞のように、まだ全てが始まったばかりで、何もわからないまま、迷子でもとにかく進んでいる様を体現している歌詞であると感じました。
2nd LIVE 「そのままを抱きしめて」 & 名無声
端程山1B
「ねぇ 僕が見せたいと思った景色
君が欲しいものとは 少し
違ってしまっても」
「僕が見つけた今日の煌めく空 誰かにちょっと伝えたい」
着飾らず、ありのまま感じたことを声にしたい。自分がここに存在しているという表明である、そんな名無声の想いを感じました。
3rd LIVE 「声を抱えて生きる」 & 潜在表明
端程山1サビ
「夕空に抱かれる
君と僕の まばらな歩幅で
同じ色に染まる頬を
見つけて こころが撫でられていくよ」
潜在表明のMVやライブなど見ていただけると、潜在表明が歌われている時系列は夕方であると推察できます。
潜在表明では、社会との歩幅が合わない自分に対して、憫笑や冷評を浴び、その苦しみを表明できず、抱え込んでいる様子を表しています。
しかし、まばらな歩幅ながらも、「同じ色に染まる頬」で共に進んでくれる人、つまりMyGO!!!!!のバンドメンバーを見つけ、こころの休息を手にしたのではないかと感じました。
端程山のこの後の歌詞で「憂鬱が溶けてく 陽炎の空」とあるので、ちょっとやりすぎかもしれないですがもしかしたら潜在表明のアンサー的な意味合いがあるのかも。
4th LIVE 「前へ進む音の中で」 & 音一会
端程山2A
「知らない間に すり減っていた
靴底にも気づかないぐらい
僕は少し上を向いて
歩くことができたのかな」
マジでまんま音一会です。端程山のフルの音源聴いていてこの記事の本質に気づいた瞬間でもありました。
「前へ進む音の中で 顔を上げて うたいたい」
MyGO!!!!!のプロローグの終着点でもあり、ある意味MyGO!!!!!の第2のスタートの楽曲。端程山にこの歌詞のエッセンスが収められていることに涙してしまいました。
5th LIVE 「迷うことに迷わない」 & 焚音打
端程山落ちサビ
「とろとろ焚いてる
囲み火から
照らし出されてく
素直な気持ち
ああ今なら 話せそうなんだ 聞いてくれるかい」
パンクロックという音を通じて、各々の魂の火を共鳴させる歌、焚音打。
燈の気持ちをMyGO!!!!!の音楽が受け止め、その想いをライブハウスに集う人々に焚きつけていく焚音打とシンパシーを感じた個所です。
焚音打自体もイントロで1st~4thライブまでの想いを回想しているような歌詞だなとふと。
おわりに・MyGO!!!!!6thLIVEの展望
率直な感想として、端程山はMyGO!!!!!の「現実」の面、つまりリアルライブの面のMyGO!!!!!色が強いなと感じました。これまでにMyGO!!!!!が携えてきた景色と音を回想してくれる楽曲で、2年前のプロジェクト発足当時から追ってた身としては、素直にMyGO!!!!!を追ってて良かったな、と感じる楽曲でした。クソ悪い言い方すれば老害であればあるほど沁みる曲だと思う
そんな端程山の歌詞にもある、MyGO!!!!!6thLIVE「見つけた景色、たずさえて」ですが、MyGO!!!!!史上初の2Daysナンバリングライブであることも含めてどのようなセットリストを組んでくるのかとても楽しみです。
個人的には、端程山と同じように、これまでのナンバリングライブやリアルライブをなぞらえるような感じのセットリストだとオタク君喜びます。
カバー曲も頼む。切実に。
そんなMyGO!!!!!6th LIVEの展望を語ったところでこの記事の締めとさせていただきたいと思います。
拙い文章だったかもしれませんが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?