自由進度学習と英語授業❹(一斉授業)
公立中学校で英語を教えています😌
自由進度学習を取り入れた英語授業パート❹ということで、今回は一斉学習についてさらに具体的に紹介します。前回の記事をお読みになられていない方は、こちらからどうぞ。
一斉授業のパターン
僕は授業を3つのパーツに分けています。
10分程度の単語学習を終え、次に一斉授業が始まります。一斉授業は主に2つのパターンあります。15〜20分程度かけます。
①本文学習
②文法・語法学習
①本文学習
本文の内容理解、音読、本文から派生した言語活動を行います。僕の学校はNew Horizonを使っているのでNew Horizonを例に説明します。New Horizonは基本的に、各単元(unit)に4種類の本文があります。
教科書の使い方①
Scene1&2に関しては、リスニングとリーディングによる内容理解を行います。ざっくりとした流れは以下のとおり。
教科書の使い方②
Read & Think 1&2に関しては、主にリーディングによる内容理解を行います。入試などテストでは、絵や写真による視覚的サポートや、読解前の教師の説明によるスキーマの活性化はありえない。よっていきなり読み取らせます。
(ただ、時間がない場合や、説明することが少ないページに関しては、絵や写真を使ったOral Presentationで説明して内容を理解できたかサッと確認して、概要理解を終えることもありますが。)
補足
・①〜⑤を1時間内に一気に扱うこともあれば、2時間に分けるときもあります。
・毎回ではありませんが30〜50語程度の、記述問題(日本語 or 英語)をするときもあります。
・言語活動は一斉授業で100%の達成を目指しません。時間がかかるからです。一斉授業の後、自由進度学習時にベストパフォーマンス目指して努力&工夫してもらいます。
・テスト対策のため、あえて事実発問(Factual Questions)中心です。推論発問(Inferential Questions)や評価発問(Evaluative Questions)は、1問入れるか入れないかです。
②文法学習
新出文法の導入、練習、まとめを行います。ざっくりした進め方は以下の通り。
ここまで見て、「あれ?コミュニケーション活動は?問題解いて終わり?」って思った人もいるはず。はい。ここではコミュニケーション活動はしません。文法学習に関しては詳しくは別のnoteで!
おわりに
今日は授業内での、一斉授業の流れを紹介しました。次回は1時間の授業の最後のパーツ、「自由進度学習」の中身について説明したいと思います。では、また😌
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