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【非公式レポート】レッスルブレインカップ王座は大谷石田マド組が奪取、CHANGOと清水が初遭遇で熱戦=2025.2.1(武骨:名古屋・スポルティーバ)

武骨 レッスルブレインカップ選手権大会

2025年2月1日(土)『武骨 レッスルブレインカップ選手権大会』名古屋・スポルティーバアリーナ

2025年2月1日(土)名古屋・スポルティーバアリーナで『武骨 レッスルブレインカップ選手権大会』が行われた。

今回争われる6人タッグ戦のレッスルブレインカップ王座は、「シングル、タッグの順で試合を行い対戦スコアが同点となった場合は6人タッグを行う」という変則ルール。
組み合わせは当日リング上で決めることとなる。

王者組である伊禮タケシ、影山道雄、シャチは、前王者のコスケンプロレス(小杉健太、ラウザ、マリ卍)から勝利後、初の防衛戦だ。

王者組は2024年9月にベルト奪取

対する挑戦者組の大谷譲二、石田慎也、焼きたてマドレーヌ組は、DEPタッグチャンピオンの大谷・石田と2度のタイトルマッチをした末マドレーヌが加入したトリオとなる。

タッグベルトを持つ大谷・石田にマドレーヌが加入したトリオ

本王座戦は、1月15日の武骨大会(大阪・沖縄会館)にて次期DEPタッグタイトル挑戦を直訴した小山・伊禮組に対し、石田が挑戦を受ける代わりに伊禮の持つレッスルブレインカップのベルトにも挑戦を要求し実現となった。

対戦カード

▼レッスルブレインカップ選手権
【王者組】伊禮タケシ、影山道雄、シャチ
vs
【挑戦者組】大谷譲二、石田慎也、焼きたてマドレーヌ

▼シングルマッチ
CHANGOvs清水佑

■第1試合 レッスルブレインカップ選手権
シングルマッチ シャチvsマドレーヌ

シャチの強烈なサッカーボールキック

選手権第1試合のシングルマッチ。大谷、石田が相談する中、熟考の末1度は大谷に出場を求めるもマドレーヌが自ら先発へ。対する王者組からは、出ようとする影山を制しシャチが登場した。

握手へ応じないシャチへマドレーヌはうしろから腕を狙いに行くも、シャチは簡単に切り返し殴りつけて行く。再三腕をとりにいこうとするマドレーヌだが、シャチは軽々とあしらい反撃を許さない。

子供相手のようにいたぶるシャチ

どうにか低空ドロップキックを決めたマドレーヌだが、場外に出たシャチに机や床にたたきつけられ反撃も弱まっていく。

動けないマドレーヌに対し、セコンドの影山からはギブアップ要請の声も出だし、会場には不穏な空気が流れる。

リングに戻ってからもシャチはマドレーヌを痛めつけ続ける。マドレーヌは進垣リナ式バタバタアームロック(仮)を仕掛けようとするも不発、下からの腕十字を仕掛けるも持ち上げられ投げ捨てられ、ラリアットをどうにか脇固めで回避しようとするも今度はサイドバスターで投げ捨てられる。

瀕死のマドレーヌはなすすべなくやられ続けた

瀕死のマドレーヌにシャチのサンドバッグから強烈なスライディングラリアット。
どうにか返したマドレーヌだが、続くデスバレーボムにカウントギリギリでどうにか肩を上げるも自力で立ち上がれない。

とどめのにシャチがみちのくドライバー、これで決まったかと思われたが、フォールを回転で無理やり押さえ込み返しマドレーヌが間一髪カウント3を奪取。

無理やり丸め込みマドレーヌが3カウント

挑戦者組が辛くも一勝を手にした。

自力で立つことができないほどのダメージを負ったマドレーヌ

■第2試合 レッスルブレインカップ選手権
タッグマッチ 影山道雄・伊禮タケシvs大谷譲二・石田慎也

シャチは先ほどの丸め込み3カウントに不服を示し早々に会場を後にしたため、王者組は影山、伊禮が登場。

作戦を練る伊禮と影山

挑戦者組は大ダメージのマドレーヌが戦線離脱し、DEPタッグ王者の2人がリングへ上がる。

チームワークに定評のある大谷・石田

伊禮と大谷のチェーンレスリングからスタート。お互い譲らない攻防が続く中、大谷のチョップが炸裂。伊禮もチョップで返していく。

腕の取り扱いをする伊禮と大谷

続いて影山と石田のマッチアップ。「慎也〜(石田)」コールに不満爆発の影山。スピーディーな攻防が続くも、影山が石田を捉え、伊禮とともにいたぶっていく。

石田を投げつける影山

王者組は大谷へのチェンジに戻らせず石田を痛めつけていく。

石田を投げつける伊禮

隙をついた石田がテクニックを見せて切り返し大谷にチェンジ。

大谷の勢いが止まらない

2人相手に勢いよく暴れまくる大谷。しかし影山は大谷の肩を狙う。

影山が大谷の肩を攻めぬく

入り乱れる中、フィニッシュを狙った伊禮のムーンサルトを石田が回避。畳み掛けるように大谷のアシストから場外の影山にプランチャ。その隙にリングでは大谷が伊禮にフロッグスプラッシュを決め、戻った石田がクシィードライブで3カウントを奪った。

クシィードライブを決める石田

これで挑戦者組が2勝となりベルト移動が決定、異色な組み合わせでの新王者チームが誕生した。

新王者チーム誕生

▼シングルマッチ
CHANGOvs清水佑

本日唯一の選手権ではない一戦。

息の合ったDEPタッグ王者の連係と信頼を見せつけた大谷・石田組。そんな2人のタッグベルトへ2月19日(水)挑戦が決まっている清水が登場。

昨年11月の復帰から装いも新たな清水

会場であるスポルティーバアリーナは清水のホームでもあり、初対戦となるChango相手に気合が入る。

CHANGOと清水の攻防

CHANGOは常にCHANGOを崩さない。

会場にも選手にも大人気のCHANGO

みるみるうちにスポルティーバはCHANGOワールドに染まっていく。

対する清水は得意のスリーパーをしつこく狙い続ける。熱戦が続く中、最後はCHANGOがテクニカルに清水を丸め込み3カウントを奪った。

CHANGOが勝利

▼特別8人タッグマッチ

レッスルブレインカップは最大3試合となるが、今回は2試合で決着がついたため、シングルマッチを合わせて3試合で大会終了…かと思われた。
しかしマイクを取った影山が、物足りなくないか観客に問いかけ急きょスペシャルマッチとして参戦選手全員参加の8人タッグマッチが決定。

物足りなくないか問いかける影山

組み合わせは伊禮、影山、シャチ、清水 vs 大谷、石田、マドレーヌ、CHANGO。

入場時、なぜかレッスルブレインカップベルトを持って登場するCHANGOへ会場からは笑顔があふれる。

伊禮組が奇襲をしかけ、盛大な場外乱闘が勃発。

場外で大谷を攻撃するシャチ

リングに戻ってからもはちゃめちゃに乱闘が続いていく。

清水のミサイルキックがシャチに誤爆

もともとタッグを組んでいたCHANGOと石田の連係技が決まりどよめきが起きる。全員入り乱れる中、石田が集中攻撃を受け、最後は伊禮がムーンサルトを決めフィニッシュを奪った。

大会ラストはマイクで清水、影山が今後の展望を語り、レフェリーのハルが武骨のさらなる発展を宣言。2月最初となる名古屋の熱い夜が幕を閉じた。

マイクを持つ清水と影山
影山の「プロレス、最高!」で興行が締めくくられた

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