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【Lamzu Atlantis OG V2 4K】掴み持ち最強の4K軽量マウス レビュー
こんにちは。今回は昨年彗星のごとく現れた新興デバイスメーカー、LAMZUの最新モデル「Atlantis OG V2 4K」をレビューしていきます。
私自身、60g以下の軽量&ポーリングレート4Kのマウスを初めて握るので、現在のトレンドとなっている上記のステータスについても所感を書いていきたいと思います。
【レビュー品】
Lamzu Atlantis 通常サイズ(OG) v2 4K ※ブラック・4Kドングル同梱
2023年9月購入
※レビュー時マウスパッド
ninjutso NPC
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【4K接続】
このマウスはポーリングレート4000Hzに対応した、いわゆる4K接続が可能なマウスです。先日行われたVALORANT VCT Championsで優勝したEvil Geniuses Demon1選手のマウス(G-Wolves Hati S+ 4K)が4K接続で話題に上がりました。
まず、ポーリングレートとは、1秒間にマウスの動きを送信する回数のことを指し、1000Hzだと1秒間に1000回動きを送信することになります。
すなわち、理論上は高ければ高いほど、正確に速くマウスの動きをインゲームで反映できる、ということになります。
ただ、実際に一般人ゲーマーの私がインゲームでその差を実感できているかといえば、ほとんど感じられなかったと思います。
私は元々800dpi/VALORANTのゲーム内感度0.30でプレイしていましたが、4Kの恩恵を得るために1600dpi/0.15に変更しました。
通常1000Hzのマウスだと1600dpiだと稀に変な挙動を起こす恐れがあるので、800dpiを使っていましたが、4K接続によってその心配が限り無くゼロに近くなる(はず)ので、1600dpiに変更しました。
ゲーム内では1600dpiにしたことも含め、クロスヘアがぬるぬると動くようになりました。視点移動をする際やフリックする際、クロスヘアが若干見やすくなったと感じます。
ただこれは4K接続に加えて高dpiにしたことも影響があるので、明らかなメリットと言い切れるかというとちょっと微妙です。
ただ、Kovaaksなどのエイム練習ソフトを使用した際、同じdpiでも動きの滑らかさ、トラッキングで切り替えした時の機敏さを気持ち感じることができました。
そのため、コンマ0.数秒を争うfpsの戦闘シーンなどでは、自分が体感できるかどうかは別として、このメリットが活きてくる可能性は十分にあるでしょう。
感覚としては、144hzのモニターから240hzのモニターに変えた時の感覚に近いです。上記の環境変化ほどの違いはありませんが、少なくともそれに近しい感覚はありました。
【重量】
本体重量は57gと非常に軽いです。最近の軽量化トレンドをきちんと反映しています。
私は以前は76gのXE Wirelessを使用しており、約20g軽くなりました。
以前のマウスと比較して、軽量化マウスのメリットは以下の2点が挙げられます。
・動かしやすい
軽い事によって得られるメリットとして一番わかりやすいと思います。マウスを振ったり、瞬時に動かすときの初速スピードは格段に上がります。
・止めやすい
これはマウスの止め方にも依るのですが、マウスを横方向の腕の力で止める人(=マウスパッドの沈み込みをあまり利用せず)は、軽量マウスの方がマウスを止めやすいです。
私は軽いと慣れないうちはエイムが吹っ飛んでしまうデメリットがあると思っていました。確かに、使用し始めた当初は少しエイムが動きすぎる印象がありましたが、慣れてくると的にエイムがビタッと止まるようになります。
重量が重いマウスは、軽いマウスよりマウスを動かして止めた際の慣性力が大きく作用します。そのため、軽いマウスの方が長い移動を伴ったフリックの時にマウスを止めやすくなります。
物理法則を考えれば当たり前のことなのですが、今まではデメリットの方を強く考えていたため、気づいていませんでした…。
【ビルドクオリティ】
ビルドクオリティは素晴らしいです。裏面は肉抜き加工がしてありますが、強く握っても軋みなどは起こりません。
スイッチも適切に取り付けられ、快適に使用できるクオリティです。
【各ボタン】
・メインボタン
スイッチはHuano製8000万回の高耐久品で、しっかりとしたコチコチというようなクリック感が特徴です。個人的には明瞭なクリック感はとても好みなので気に入っています。
デバウンスタイムはデフォルト8msとなっており、私は0msで設定していますが誤爆などは全くなく快適に使用できています。
・サイドボタン
少し大きく出っ張っており、くびれの深い部分=親指接地箇所の真上に前側のボタンが位置する、少し特徴的な形になっています。
持ち方によっては押しづらい可能性がありますが、個人的にはとっさのアビリティ(=チェンバーのランデヴー)なども問題なく使用できます。
・ホイール
柔らかすぎず、適度なノッチ感があります。
ホイールにキーバインドを設定しても全く問題なく使用できます。
ボタンは少し硬く、少し上に飛び出しているので、ホイールクリックをインゲームで多用する人は違和感を感じる可能性があります。
・裏面
裏面には電源ボタン、DPI変更ボタンがあります。
マウスを一定時間動かさないとスリープ機能に入るので、ほぼ電源ボタンなどは使用していません。
ボタンではないのですが、スケルトンの裏面シェルはとても美しく、所有欲を満たせるモノだと感じます。
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【コーティング】
マット寄りのさらさらとした塗装が施されており、指紋や皮脂は残りにくいように感じます。
ただ、黒というカラー上そういった皮脂などが目立ちやすいため、気になる方は別カラーの購入をお勧めします。
換装した状態では若干滑りやすさを感じる可能性はありますが、基本的にはグリップテープなどを使用する必要はありません。
私はいつも指の置く位置を固定したいため。ポイントにPulsarのグリップテープを貼っています。
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【マウスソール】
PTFE素材のマウスソールで、面の小さいソールが元々ついており、付属品でもう少し面が広いソールが同梱されています。
私は面が広いソールが好みなので、付属品に付け替えて使用していますが、今まで持ったマウスの純正ソールの中で一番クオリティが高いです。
バランスの良いスピードと止めやすさで、イメージとしてはCorepad Skatez PROに一番近い印象です。
【サイズ・形状】
サイズは以下の通りとなります。
全長:123㎜
幅:前部最大幅61㎜ 最小幅57㎜(親指接地箇所) 後部最大幅66㎜
高さ:最大38㎜(本体中央寄りやや後部)
いわゆるXM1シリーズにインスピレーションを得た形状で、本体サイドは逆八の字で、本体後部に高さのあるになっています。
親指と薬指・小指はしっかりとグリップできるような持ち方となり、つかみ持ちにとてもマッチした形状となっています。
ただ、上記のXM1の形状はかなり持ち方が限定されてしまい私はそこまで好きではなかったのですが、それよりもくびれは少なく高さのある部分も若干前目にあり、比較的マイルドな形状です。
そのため、かなり自然な形でつかみ持ちをすることができます。
【持った時のフィーリング】
私の手のサイズが以下になります。
手首の皺から中指の先までの長さ…約200㎜
指をぴったり付けた際の幅…約100㎜
比較的大きいです。
また、持ち方は写真の通り、指を少し曲げて手のひら後部をマウスの後部につけた「つかみ持ち」です。
グリップテープの箇所に指を置いています。
手が大きいのですが、少し指を曲げると個人的にはとても動かしやすい持ち方になりました。
形状の項で前述しましたが、XM1形状をマイルドにした形状のため、「つかみ持ち」という前提条件をクリアしている人であればトップクラスに動かしやすいマウスです。
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【センサー】
センサーはPAW3395で、センサー位置は真ん中より少し前目に位置しています。
私は親指と小指を支点に、人差し指でなぞるような感覚でエイムをするため、フロント寄りのセンサーがあるこのマウスは非常に感覚的で繊細にエイムがしやすいです。
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【バッテリー】
バッテリーの持続時間は70時間となっています。
普通に使用する際には十分な持続時間なのですが、4K接続を使用すると明らかに充電の減り方が速いです。6~7時間がっつりゲームをすると、体感40~50%くらい減っている時があります。
そのため、4K接続を使用する際はバッテリー残量に注意が必要です。
【ソフトウェア】
2023年9月段階で日本語対応はしていませんが、分かりやすいUIの為全く問題なく使用できています。
【まとめ】
新興メーカーながら、常にハイクオリティのマウスを提供し、細かなアップデートを加えていくLAMZUは、今後もより注目を浴びる存在になりそうです。
注目の4K接続を採用し、軽量・ハイクオリティなボディを備えながら、15000円強で購入できるコストパフォーマンスの高さも魅力です。
付属品や化粧箱からもメーカーの丁寧さや、ある種の美意識のようなものも感じられます。
エルゴ形状のTHORNや、名門FNATICとのコラボマウスなど、これからも非常に目が離せない存在です。
最後に、つかみ持ちのユーザー様!は!ぜひ!このAtlantisという素晴らしいマウスを試すことをお勧めします!!
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