ラップタイムから見るベラジオオペラが買える理由


はじめに

どうも、やきぶたです。

今回は、「ラップタイムから見るベラジオオペラが買える理由」と題して、ベラジオオペラが先行した際に得意とするラップタイム、不得意とするラップタイム、そして有馬記念のラップタイムを分析し、いかに有馬記念でベラジオオペラが買えるのかについて、解説していこうと思います。

拙い文章になりますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

得意なラップタイム、苦手なラップタイム

浮かぶ数字、ラップの浮き沈み

まずは、ベラジオオペラが先行して好走したレースのラップタイムを見比べていきましょう。

2023 チャレンジカップ 1着
12.5 - 11.3 - 12.5 - 12.1 - 11.5 - 11.9 - 11.9 - 11.7 - 11.6 - 11.8

2024 大阪杯 1着
12.4 - 10.9 - 12.5 - 12.6 - 11.8 - 11.5 - 11.5 - 11.4 - 11.4 - 12.2

2024 宝塚記念 3着
12.4 - 10.9 - 12.3 - 12.7 - 12.7 - 12.9 - 12.2 - 11.4 - 11.7 - 11.3 - 11.5

並べると、このようになっています。なお、1F目を除く前半で最も緩んだ部分を太字で表記しています。これを覚えておいてください。
それでは次に、先行して凡走したレースのラップタイムを見比べていきましょう。

2023年 皐月賞 10着
12.3 - 10.9 - 11.9 - 11.6 - 11.8 - 12.4 - 12.5 - 12.7 - 12.5 - 12.0

2024年 天皇賞・秋 6着
12.8 - 11.5 - 11.6 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 11.8 - 11.1 - 11.1 - 11.5

先行して凡走したのは昨年の皐月賞と今年の天皇賞秋で、このようになっています。

注目してほしいのはやはり太字を引いた部分で、先行して好走したレースはいずれも12.5秒以上のラップが前半に刻まれているんですよね。また、前半最も早くなる2F目と比べると1.2秒以上の緩みがあるのがわかると思います。
反対に、先行して凡走したレースでは、レース前半で最も緩んだところでも12.0まで、2F目との差も0.5秒~1秒程度しかないことがわかります。
つまり、ベラジオオペラは緩急のついていて前半に一度緩むラップ構成を得意としている、という風に言えるのではないでしょうか。
ということで、この記事では

①12.5秒以上のラップが前半に刻まれている
➁2F目と最も緩んだ区間の差が1.2秒以上

この2点をクリアした際をベラジオオペラの好走パターンとして扱っていきます。
それでは次に、この好走パターンと有馬記念のラップタイムとを突き合わせていきましょう。

有馬記念、900m~1400mにかけての1,2コーナー

では、有馬記念のラップタイムはどうなのか。
実は、こんなこともあろうかと、1週間前に過去10年分のラップタイムをExcelに打ち込んでいたのです。
ここに、ベラジオオペラの好走パターンを突き合わせて、パターンに当てはまっているかを調べた結果が、以下になります。

ラップタイム過去10年平均
6.9 - 11.5 - 11.9 - 12.1 - 12.2 - 12.9 - 12.7 - 12.5 - 12.0 - 12.1 - 12.1 - 11.7 - 12.3

2023 ×
2022 ○
2021 ○
2020 ×
2019 ×
2018 ○
2017 ○
2016 ○
2015 ×
2014 ○

過去10年中、6年で好走パターンに該当していました。

………

いや、買える理由にしては心許なさすぎるやろ!!!

という声が聞こえてきそうですね…

皆様にも言いたいこと、不満があるのは重々承知していました。
全部ではありませんが、私も様々な心の奥にある声を見て・聞いています。
(byトンボ鉛筆の佐藤)

とまぁ、冗談はこのくらいにして、さすがに「過去10年中6年当てはまってるから買える!!」なんて横暴なことを言うつもりはありません。
まず、好走パターンの①と➁をそれぞれに分けて、改めてマルバツを付け、さらに2F目と前半最も緩んだ部分との差を付け足した表がこちらになります。

2023 ×× 1.0秒差
2022 ○○ 1.8秒差
2021 ○○ 1.2秒差
2020 ○× 1.0秒差
2019 ×× 1.1秒差
2018 ○○ 1.2秒差
2017 ○○ 1.7秒差
2016 ○○ 2.1秒差
2015 ○× 1.1秒差
2014 ○○ 1.8秒差

こうして見ると、2020年と2015年は好走パターンの①は満たしていて、0.1秒~0.2秒のラップタイム構成の違いで好走パターンから外れたことになり、惜しい年だったと言えます。
反対に、①にも②にも引っかからなかったのが2023年と2019年。
何があったのでしょうか。それでは、実際のレース映像(画像)を見てみましょう。

2023年

タイトルホルダー

2019年

アエロリット

そう、2023年はタイトルホルダーが、2019年はアエロリットが、それぞれ後続を大きく突き放して逃げている年です。
アエロリットはとんでもない馬身差を付けているから、ラップタイムに12.5なんか刻まれるはずがないし、タイトルホルダーはコーナーでも速度を落とさずに回ることで馬身差を付けていることから、やはり12.5が刻まれる余地はない。

では、2024年の有馬記念、明確な逃げ馬がいるか?と言う話で。答えはNOですよね。直前になって大外枠のシャフリヤール陣営が逃げ宣言をしたが、仮に逃げられたとしてもここまで大胆な逃げ方をするとは考え難い。
よって、この2年のような展開になる可能性は低いのではないかと見て取れます。

そして、この2年を度外視した場合、過去8年分のラップタイム全てが好走パターンの①に合致し、6/8が好走パターンの①➁に合致するということになります。
これが、「有馬記念でベラジオオペラを買える」と言っている根拠です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。拙い文章だったと思いますが、最後まで読んでいただいてありがたい限りです。ありがとうございます。

ここまで言っておいて最後に弱気なことを言いますが、実際買う分には初めての2500m以上ということで距離適性なども考慮しなければいけませんし、そもそもスムーズに先行できるとも限らないし、何より馬券は自己責任なので、これで外れても恨みっこなしでお願いします。
余談ですが、距離については、ダービーで着差なしの4着や重馬場の宝塚記念で好走してるところを見ると、個人的には2500mも走れるのかなと思っています。

あなたの夢は誰でしょうか。私の夢はベラジオオペラです。
それでは、また。

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