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「新聞社シリーズ」オススメの読む順番と最新刊情報【一穂ミチ】

この記事では、一穂ミチ先生によるBL小説「新聞社シリーズ」のオススメの読む順番と最新刊情報を紹介しています。

「新聞社シリーズ」は、2011年にディアプラス文庫から刊行された『is in you』から始まる、新聞社を舞台にしたシリーズです。

本編の4作では、それぞれ異なるカップルを描いていて、それとは別に短編集が2作発売されています。

イラストは青石ももこ先生。


「新聞社シリーズ」最新刊

「新聞社シリーズ」の最新刊は、2016年1月19日発売の『ペーパー・バック2』です。

ここからは「新聞社シリーズ」のオススメの読む順番を紹介していきます。

1.『is in you』 2011年3月刊行

1作目の『is in you』は、高校時代の先輩後輩の再会ラブストーリーです。

香港を舞台に、独占欲強めの体育会系記者×中性的なトライリンガルクール男子の恋を描いていて、他作品にはない海外の雰囲気が楽しめる物語になっています。

先輩後輩カップル、敬語受け。

収録されているのは「is in you」と「is in me」の2編です。

電子化もされています。

2.『off you go』 2012年3月刊行

2作目の『off you go』は、『is in you』にも登場する佐伯がメインの物語で、素直になれない幼馴染同士の大人の恋を描いています。

お兄ちゃん気質のいい子ちゃん×性に奔放な性悪メガネ。

『off you go』は攻め受け両方に結婚歴がある上に、実の兄妹で三角関係という複雑な設定で、もどかしい関係性が少しずつ紐解かれていくストーリーになっています。

おじさんカップル、メガネ受け、天邪鬼受け。

収録作品は、「off you go」「I LxxE YOU」「off we go」「sofa so good」「stay as you love」の5編です。

電子化もされています。

3.『ステノグラフィカ』 2012年7月刊行

3作目の『ステノグラフィカ』は、新聞社政治部の記者×国会の速記者の年の差ラブです。

部下に慕われるバツイチイケオジ×丁寧に生きる大人びた青年。

攻めは『off you go』に登場する2人の同期ですが、言動が若いのと受けが大人っぽいので年の差感は薄めかもしれません。

おじさん攻め、敬語受け、年の差カップル、仕事ができる攻め。

収録作品は、「ステノグラフィカ」「アフターグラフィカ」「ナイトグラフカ」の3編です。

電子化もされています。

4.『アンフォーゲタブル』 2014年2月刊行

4作目の『アンフォーゲタブル』は、同じ秘密を抱える2人の切ないラブストーリーです。

勝気な新聞記者×礼儀正しい製薬会社のサラリーマン。

メガネ受け、敬語受け、同い年カップル。

収録作品は、「アンフォーゲタブル」「アンスピーカブル」「アンタッチャブル」の3編です。

電子化もされています。

5.『ペーパー・バック 1』 2015年12月刊行

「ペーパー・バック」は、一穂ミチ先生が同人誌や記念小冊子などで発表した『新聞社シリーズ』に関する短編を集めた総集編です。

『ペーパー・バック 1』では『is in you』の攻めである弓削の関西弁が読めます。

初出しの書き下ろしもあり。

電子化もされています。

なお、電子版には電子限定のおまけがついていますが、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。

6.『ペーパー・バック 2』2016年1月刊行

一穂ミチ先生が同人誌で発表した『新聞社シリーズ』に関する短編を集めた総集編の第2弾です。

『ペーパー・バック 1』『ペーパー・バック 2』は共に『is in you』と『off you go』のカップルの話が多めなので、この2組が好きな人は特に必見です。

初出しの書き下ろしもあり。

電子化もされていますが、電子版には紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。

7.『一穂ミチ ファンブック~long hello~』 2017年8月刊行

一穂ミチ先生のデビュー10周年記念ブック『一穂ミチ ファンブック~long hello~』にも、「新聞社シリーズ」の短編が収録されています。

『一穂ミチ ファンブック~long hello~』は、再録小説に書き下ろし小説、キャラクター人気投票の結果やキャラ分析など盛りだくさんなうえに、一穂ミチ先生のロングインタビューや100の質問、青石ももこ先生の寄稿イラストも収録されているお宝本。

こちらは2023年現在、紙版は絶版になっていますが、『一穂ミチ ファンブック~long hello~』に収録されている短編小説のみ、応募者全員サービスの小冊子『ASOORT MIX』と一緒に電子化されています。

なお、電子書籍版に入っているのは小説のみで、その他の企画は収録されていません。

『一穂ミチ ファンブック~long hello~』に収録されているコンテンツなどの詳しい情報はこちらの記事にまとめています。

まとめ

「新聞社シリーズ」のオススメの読む順番は『is in you』→『off you go』→『ステノグラフィカ』→『アンフォーゲタブル』→『ペーパー・バック 1』『ペーパー・バック 2』→『一穂ミチ ファンブック~long hello~』です。

大人のシリアスラブ多めで読み応え抜群なので、じっくり楽しめるシリーズだと思います。

また、「新聞社シリーズ」に関しては、一穂ミチ先生のnoteにもいくつか短編が投稿されています。

詳しくはこちらの記事からどうぞ。



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