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「妖奇庵夜話シリーズ」オススメの読む順番【榎田ユウリ】

この記事では、榎田ユウリ先生によるライトノベル「妖奇庵夜話シリーズ」のオススメの読む順番を紹介しています。

※『妖奇庵夜話』の「き」は王扁に奇です。

「妖奇庵夜話シリーズ」は、BL小説家・榎田尤利先生が榎田ユウリ名義で角川ホラー文庫から出版している探偵ものミステリーです。

全10巻で完結済みで、イラストは中村明日美子先生。

BL描写はありませんが、主従関係、疑似家族、妖怪、男から男への執着心などが好きな方は楽しめると思います。

全巻電子化済み。

Audibleでも順次聴き放題に追加されています。


「妖奇庵夜話シリーズ」一覧

  1. 『妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず』 2009年刊行→2013年文庫化

  2. 『妖奇庵夜話 空蝉の少年』 2011年刊行→2013年文庫化

  3. 『妖奇庵夜話 人魚を喰らう者』 2014年刊行

  4. 『妖奇庵夜話 魔女の鳥籠』 2015年刊行

  5. 『妖奇庵夜話 グッドナイトベイビー』 2016年刊行

  6. 『妖奇庵夜話 花闇の来訪者』 2017年刊行

  7. 『妖奇庵夜話 誰が麒麟を鳴かせるか』 2019年刊行

  8. 『妖奇庵夜話 顔のない鵺』 2020年刊行

  9. 『妖奇庵夜話 ラスト・シーン』 2021年刊行

  10. 『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 2023年刊行

「妖奇庵夜話シリーズ」オススメの読む順番

「妖奇庵夜話シリーズ」は、序盤は1巻ごとに独立した話になっていますが、後半に進むにつれて全体を通した謎が明かされていくので、刊行順に読んでいくのがオススメです。

1巻の『妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず』『妖奇庵夜話 空蝉の少年』は、角川書店から先に単行本が発売され、その後角川ホラー文庫にて文庫化されました。

3巻以降は単行本はなく最初から文庫出版です。

1、2巻の単行本版のイラストはやまねあやの先生。

1.『妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず』 2009年刊行→2013年文庫化

1巻はシリーズの導入にあたるストーリーで、妖人という人間とは少し違った遺伝子を持つ存在がいる世界を説明しつつ、妖人対策本部に配属された刑事が妖人の専門家であるミステリアスな茶道家に出会う物語が描かれています。

妖怪としては河童かっぱ座敷童ざしきわらし、油取り、小豆とぎ、管狐くだぎつねなどが登場します。

Audibleでは古岡祐樹さんが朗読を担当されています。

2.『妖奇庵夜話 空蝉の少年』 2011年刊行→2013年文庫化

2巻では怪しげな占い師が関わる事件が発生。

妖怪としてはくだん二口女ふたくちおんな、鬼などが登場します。

Audibleでは古岡祐樹さんが朗読を担当されています。

3.『妖奇庵夜話 人魚を喰らう者』 2014年刊行

3巻では人魚伝説にまつわる事件が発生。

妖怪としては人魚、犬神、濡女子ぬれおなごなどが登場します。

Audibleでは古岡祐樹さんが朗読を担当されています。

4.『妖奇庵夜話 魔女の鳥籠』 2015年刊行

4巻では母娘の確執にまつわる事件が発生。

妖怪としてはオバリヨン、どうもこうも、ショウケラなどが登場します。

Audibleでは古岡祐樹さんが朗読を担当されています。

5.『妖奇庵夜話 グッドナイトベイビー』 2016年刊行

5巻は茶道家・洗足伊織の家に住む小豆とぎ・マメの過去に迫る回になっています。

妖怪としてはばく鉄輪かなわなどが登場します。

Audibleでは古岡祐樹さんが朗読を担当されています。

6.『妖奇庵夜話 花闇の来訪者』 2017年刊行

6巻では男女のいざこざに関する事件が発生。

妖怪としては口裂け女、河女かわおなご伊賀局いがのつぼねなどが登場します。

Audibleでは古岡祐樹さんが朗読を担当されています。

7.『妖奇庵夜話 誰が麒麟を鳴かせるか』 2019年刊行

7巻では宗教団体の象徴に祀り上げられてしまった少女が登場。

妖怪としてはキジムナー、麒麟が登場します。

Audible版は2024年10月18日に配信開始予定です。

8.『妖奇庵夜話 顔のない鵺』 2020年刊行

8巻ではストーリーがクライマックスに突入し、伊織自身が事件に巻き込まれます。

妖怪としては天邪鬼あまのじゃく、鬼指、ぬえなどが登場します。

Audible版は2024年12月6日に配信開始予定です。

9.『妖奇庵夜話 ラスト・シーン』 2021年刊行

9巻は物語の完結巻です。

最終決戦はもちろん、シリーズ内で貼られてきた伏線の回収も見どころ。

Audible版は2025年1月24日に配信開始予定です。

10.『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 2023年刊行

10巻は番外編集という位置づけの巻で、完結前後のストーリーを描いた書き下ろし短編小説&描き下ろし漫画4本と、『人魚を喰らう者』から『ラスト・シーン』までの初回限定特典として配布された中村明日美子先生作画のショート漫画7本が収録されています。

本編にまつわる重要な情報の開示に加え、完結巻から10年が経った時間軸の話もアリ。登場人物のその後が気になる方は必読です。

また、中村明日美子先生の漫画はコスプレネタが多めなので、メイド服や割烹着や水着姿のキャラたちが見たい方は必見。

Audible版は2025年3月28日に配信開始予定です。

まとめ

榎田ユウリ先生の「妖奇庵夜話シリーズ」は、『その探偵、人にあらず』→『空蝉の少年』→『人魚を喰らう者』→『魔女の鳥籠』→『グッドナイトベイビー』→『花闇の来訪者』→『誰が麒麟を鳴かせるか』→『顔のない鵺』→『ラスト・シーン』→『千の波 万の波』の順番で読むのがオススメです。

魅力的なキャラクターと先が気になるストーリー展開をお楽しみください。



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