砂糖不使用 ざっくりココアブレッド (動画&レシピ)
前回に引き続き砂糖不使用のパウンドともクイックブレッドとも違うもの、 を作ります。
胃腸に優しいお菓子のレシピ紹介。
腸を健康に保つためにはグルテンをやめたほうが調子がいいとか、
乳製品のカゼインも控えたほうがいいということで
(バターにはカゼイン含まれないのでOK)
私と同じような不調を感じる人のお役にたちますように。
砂糖の甘さは不要になってきた
最初砂糖のかわりの別の何かで「甘み」を付けていました。
が、だんだんと甘味自体それほど必要ないかも、と思い始めました。
その経緯が、デーツを使って甘味を付けたパウンド。
砂糖不使用だけどデーツ、結構甘さとしては強力で、
食べ続けているとデーツの甘味にしつこさを感じてくる。
もっと量を減らそう。
あるいは、
入れなくてもいいんじゃないか?
胃腸の症状回復のための砂糖断ちが変化して
そもそも砂糖を入れないのは、逆流性食道炎の悪化から、その治療の一環として始めたこと。
最初は砂糖抜きは物足りなかったけれど、その効果が実感できてくると、本来の目的ではなく甘味が興味の対象になってきました。
「よりクセがなくて素材を活かしたおだやかな甘み」
…こんな甘味が理想。
まったく甘味がないのはちょっとさびしいし、物足りない。
素材の甘さのみで、できるだけ自然な甘さのもので作っていこうと思います。
農産加工品の魅力
秋のこの時期、昔の人は収穫した農産物を加工して、そのおだやかな甘さを楽しんでいたんですよね。
干し柿作ったり、干し芋作ったり。
今でも原材料が入手できて、環境が合えばこれらの農産加工品を自家需要のために作っている人はいますよね。
いいですねえ!
干し柿、ほんとに無添加のものを自分で作ってみたいです。
以前そんなこだわりの干し柿、頂いたことがあるのですが、ほんとうに感動する美味しさでした。
自然の糖分を引き出す製造方法にあらためて興味が湧いています。
きっと作っている人は
「ただ干してるだけだよ」
っていうかもしれないけれど、簡単ではないはず。
干し柿も干し芋も素材を天日でゆっくり作る製造方法が伝統的で、
例えば干すことで、干し柿は生のものよりもカロテン類は倍以上になるのは驚きです。
食べれば風邪予防や粘膜の補強になるなんて、すごい。
砂糖のダイレクトな甘さではなくて、おだやかな甘みをたのしみつつ、身体にいい成分も摂取できるなんて、理想です。
ぜひ干し芋や干し柿はこれからも取り入れてみたいです。
↓過去記事です。よかったらどうぞ。
ドライイチジクの甘さ、
くるみやオーツの素材の味わい
さて今回はドライイチジクを使ったざっくりしたココアブレッドです。
これを作ったきっかけが、作業中で忙しい時に、簡単になにかおやつが食べたいな、と思って作ったもの。
冷蔵庫にあった製菓材料の残りから編み出した(?)焼き菓子です。
ココアやココナッツシュレッド、ドライイチジク、ローストくるみなどなど。
くるみってナッツ類の中では糖質が少なく良質な脂質も含むので素材として優秀。
クルミ、これが結構いいです。
カリッとローストされていて、風味豊か。
アーモンドもそうなので他の素材との相性見ながら積極的に使っています。
このココアブレッドは完全に冷めてからスライスするときれいにカットできます。
薄くスライスし、アボカド、きゅうり、鶏ハムなどの薄切りをのせ胡椒、塩、オリーブオイルなどを適宜かけていただくと、充実した朝ごはん、ランチになります。
自然な甘さなのでこんな風に食事としても美味しく頂けます。
材料|小さいパウンド型1本分(18×9cm、高さ6cm)
オーツ麦 50g
米粉 50g
ドライイチジク 50g
ローストくるみ 50g
ベーキングパウダー 5g
ココナッツシュレッド5g
ココアパウダー 5g
無糖豆乳 100g
米油 20g
シナモン 少々
作り方|
◆オーブンは170℃に予熱開始。
◆型にオーブンペーパーを敷き込んでおく。
①フードプロセッサでまずオーツ麦を細かくする。
②①にそのままドライイチジクを加え、これも細かくなるまで回す。
(この順で!ドライイチジクを先に回すと刃にくっついてしまいます)
③くるみを加えて回す。
(あまり回しすぎないようにします。油が出てペーストになってくるので)
④ボールに取り出し、米油、豆乳を加えて混ぜる。
⑤ココナッツシュレッド、米粉、ベーキングパウダー、シナモンを加え、最後にココアパウダーを加えます。
⑥底から返し混ぜ、粉気がなくなったら型に入れて表面をざっとならします。
⑦170℃のオーブンで25分が目安、水分少ないので比較的火通りはよいです。
◆冷ましてからのカットをおすすめします。焼きたても美味しいですが…。
一晩冷蔵庫で置いてから切るとラクにきれいに切れますよ。
スライスして個包装、冷凍しておけばいつでも好きな時に食べられます。
外出先に持ち出してもいいし、自然解凍で食べ頃になります。