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カジュアルTCG勢がFaBをやってみたよ!

筆者について:カジュアル勢カードゲーマー。競技的な大会に参加することはほぼ無く、週1〜2くらいのペースでカジュアルな店舗大会に出ています。

そんな筆者が、日本語版がリリースされて間もないカードゲーム【Flesh and Blood】(以降FaB)を新弾「Rosetta(ロゼッタ)」から始めてみたよ。
ーーー

ヒーローを決めろ!

マイフェイバリットヒーロー!

構築戦は1対1のヒーロー同士のタイマン1本勝負(BO1)。

FaBではゲーム開始前にお互いに使用するヒーローを公開する。そして先手後手を決定した後、サイドデッキとカードを入れ替える事が出来るのだ。
1本目が事実上BO3のサイド後戦になっているから、相手ヒーローの知識と、それを基にしたサイドボーディング能力が勝敗に多大な影響を与える訳だねえ……()

閑話休題、私が選んだヒーローは「アウローラ」。連続攻撃を得意とする【エレメンタル・ルーン剣士】だ。

このカードを見て一目惚れ

アウローラ特化(専用カード)の「孤光の稲妻」は初心者の私でも分かる素晴らしいパワーカード。

続行の説明を省略してざっくり説明すると「このターン中、追加の行動権を得る度に、好きな所(相手ヒーロー)に防御困難なダメージを1点飛ばせる」ということ。
このカード自体にも追加行動権を獲得する能力が付いており、また、次の行動に追加行動権を付与するオマケまで付いている。

ーーえげつねえな。

初期ライフ20点だぜ?
こんなんすぐ終わっちゃうでしょ(笑)

ーーーそんなふうに考えていた時期が俺にもありました(ネタバレ)

新弾で実装されたヒーローだからかネット上に情報が少なく大変だったよ……。
私は「Go Again Media」さんが掲載している日本のプロ選手考案の格安デッキリストを参考にしてアウローラのデッキを構築してみたよ。

・アーモリーへ


FaBにおける、最もカジュアルな店舗大会「Armory(アーモリー)」

アーモリーでは各月最後の開催日に、抽選でプレイマットが配布されるらしい。


9月のプレイマットはなんとアウローラ!配布プロモカードもアウローラ関連のカードばかり。

これは行くしかない!!いざアーモリーへ!

1日目
アザレアX 
ケイヨX 
ベッツィX
コメント:アーモリーは最もカジュアルなイベントという位置付けなのだが……参加者は皆当たり前の様にフルパワーで構築したデッキを持ち寄っていた。(勝利賞があるので当然といえば当然)
という訳で、デッキ自体のパワー差が有りすぎて戦いの土俵に乗ることさえ出来なかった。プロモカードの配布も無く……残念ながら、得られるものはほぼ無かった。

2日目
Riptide X
Lexi ◯ 
Dorinthea, Quicksilver Prodigy X 
コメント:奇跡的に1勝を掴むが、残り2戦はボコボコ。孤光の稲妻が叩き出すダメージは凄まじい。
なお装備品・デッキのパワー差については割り切りの姿勢に入る。
大会終了後、何個かルールミスに気付き反省。幸い勝敗が覆るものでは無かった……はず。(長くプレイされていそうな相手の方も把握していない様だったので、仕方ないといえば仕方ないか。)

3日目
ケイヨ X 
ビクター X 
オシリオ X 
コメント:ケイヨには一時的な手札追放効果を上手く使われて敗北。ビクターには相性差を感じた。マジで全然削り切れる気がしない。オシリオには秘術ダメージで飛ばされる。対策装備を持っていなかったので割り切り。

4日目
不戦勝◯
ケイヨ◯ 
Emperor✕ 
コメント:不戦勝により初勝ち越し。孤光の稲妻からの連撃でケイヨのライフを1点まで削りきり、相手ターンにショック1点でトドメ。Emperor戦では高火力ハンドを引けず、思うように動けないまま凄まじい秘術ダメージで敗北。対魔術師は対策装備が無いと戦いにならないと改めて理解した。

5日目
vinset✕
不戦勝◯
ビクター✕
コメント:1戦目は「殴打」のハンデス効果で防戦一方となり何も出来ず。3戦目はやはり相性不利を感じた。孤光の稲妻を2枚使用しても半分ほどしか削る事が出来ず。厳しい。

6日目
不戦勝◯
エニグマ✕
ケイヨ✕
コメント:防具をコンボ寄り構成にした結果、紙装甲となりダメージレースで不利になってしまった。素直に防御盛った方が強そう。エニグマは今まで見た中でも際立って特殊なヒーローだった。ケイヨは装備品がフルパワーでない様だったが、装備品による手札入れ替え等を駆使しても孤光の稲妻を引く事が出来ず、ダメージレースで優位を取られ敗北。

18戦 2勝(3不戦勝)13敗ーー

☆ーー抽選、全落ち。

残念ながら相棒アウローラのプレイマットを入手する事は出来なかった。デッキ代ペイしたかったな…

一週間を終えて

日が進むに連れてゲームの理解度が上がる実感があり、攻防の駆け引きの面白さは確かに特別なものがあると感じた。

しかし、正直な話、店舗大会レベルでフェアなゲームを行うための必須コストがこんなに高いカードゲームは見たことが無いです。

対戦相手と同等の装備品を揃える段階で予算による無慈悲な足切りが存在しており、デッキの強化についていけないプレイヤーは脱落する仕組みになっている、とも言えるでしょう。

お互いボロボロになるまで殴り合う壮絶な決闘をカードゲームに落とし込んだゲーム性は学生プレイヤーにも受けそうで、流行しうるポテンシャルはあると思うのだが、どうやら運営の視線は高年齢層のコアなカードゲーマーの方に向いているらしく、学生や低予算プレイヤーは眼中にない模様。

……そもそもプレイアブルなカードのパック封入率が激渋なのがカードが高い原因なのでェ.…..この方針が続く以上、自分はついて行けないかもしれません。

金銭感覚が狂っており、競技性のあるカードゲームに熱心に打ち込めるカードプレイヤーにとっては居心地の良い居場所になってくれるかもしれませんね。

おわり

追記:
X経由でFaBプレイヤーの方々に読んで頂いているようで恐縮です。
ところでロゼッタのアーカイブパック2箱開けました。これで装備品を更新できれば万々歳だと思っていたのですが……

ダメでした(爆死)
トホホ

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