米は日本の国民食
ライスバーガーがマクドナルドから発売された。いつもなら書かないが興味がある人がいると思い、せっかく食べたので感想でも書こうと思う。
【てりやきライスバーガー】
マクドナルドの大ヒット作、てりやきマックバーガーのパンをライスに変えた作品。
思ったのは、あの照り焼きソースのべったりした感覚はパンだからこそ、
受け止めることができたのだと思う。
お米ではあまりにもにが重過ぎる。
お米は何にでも合うと思っていたが、やはり工夫されたおかずじゃないと、どうしてもミスマッチな気がする。というかした。
ここまでくれば食べたくなると思う。
でも1口食べた瞬間、モスのライスバーガーの完成度を思い出した。
クリスマスが近づく。
冬の足音がする。
寒い季節。
あの、モスチキンの幸福度を思い出す。
モスチキンってなんであんなにおいしいんだろう。ケンタッキーのチキンよりも、なぜか思い出に刻み込まれている。
思い出は人それぞれだが、モスチキンに対する思い出は人一倍強い。というか自分で買わないからこそ良さがあるんだと思う。残業した親父が、買ってきてくれたモスチキン。
そういうドラマが僕たちの心の中にあるのだと思う。僕たちと言うのは、兄弟であるからとしておこう。ちなみに自分は兄。弟はそんなこと全然気にも留めていないが。
【チキンフィレオお米】
これは食べてみてよかった。
完全にハッシュドポテトの味を再現できている。
朝マックを思い出した。
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あれは小学校6年生の時。
少年サッカークラブでもらった湘南ベルマーレ対横浜Fマリノスのチケットを片手に、
当時仲の良かったメンバー5人で試合を見に行った。
正直当時からそこまでサッカーに興味があったわけではないが、続けることに対して変な嫌悪感もなく。
と言うよりは、
サッカーよりもコミュケーションを取ったり、どこかへお出かけすることが好きだった。
気のおける仲間たちと試合を見に行ったあの日。
朝早く起きて、食べたあの朝マック。
当時は何でフライドポテトじゃないのかと疑問に思いながら、パサパサのハッシュドポテトをほおばったものだけど。
当時はポケモンが流行っており、たまたまダイアモンドパールの発売日だった。
一緒に行った友人がソフトを買っていた。
自分は、ゲームを持っていなかった。
普通の家庭だと家にゲームキューブがあって、携帯ゲームを持ち歩いている生活だったろう。親が手作りの巾着を作ってくれて。
それを恥ずかしそうに使うが、それでいてどこか誇らしげな同級生の顔が好きだった。
うらやましかった。
自分はゲームを持っていなかった。
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今となってはハッシュドポテトが食べたくて仕方ない。
とは言うものの、朝からマックを食べるそんなポテンシャルがある日のほうが少ない。
スターバックスで、雑な食事を済ませて、
いすわるのが、安心するひとときになりつつある。
あの頃の、ハッシュドポテトの味を思い出した。
総括
マクドナルドはいろんな話題を持ちきりにするが、大切なのは新発売の商品ではなく、
その時自分の状態がどういったところにあるのか、食べた瞬間の気持ち、その想い。
忘れずに生きていきたい。
やっぱりビックマックが1番おいしいと思ってしまうのは、ビックマックがおいしいからではなく、食べなれているから。
この味を求めてマクドナルドに来ているからである。
おばあちゃんが死んでしまったため、帰郷できないことの寂しさを親が感じていたけれど、マクドナルドのビックマックバーガーはそんな風情のあるものではないが、
遠からずとも近からず。
いつもそばにあるのではないか。
マクドナルドがずっとあるからこそ、
思い出は常にアップデートされる。
それが寂しくもあり、どこか懐かしくもある。
マクドナルドがあること。
もう少しだけ生きてみよう。
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