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越後湯沢から中越を巡り長岡で「米百俵」を知る|Memo
縁あって、2024年10月4日、越後湯沢〜塩沢宿〜十日町〜小千谷〜長岡をご案内頂きました。いわゆる中越エリアを巡るコース設定。一箇所一箇所はピンポイントながら、振り返ってみれば、新潟という地域に受け継がれる精神性、滲み出すフィロソフィーを感じるツアーだったように思います。
今回ツアーのご案内は黒沢健二さん。小千谷市で関わるプロジェクトのお話を聞き、「見に行きたい!」と無邪気すぎるお願いをしたところ、お忙しいなか中越エリアを巡る企画を立てて頂くだけでなく、当日の案内から懇親会の手配まで対応頂いてしまいました。本当にありがとうございました!
巡った各所でのメモと、全体を振り返っての所感をまとめました。「米百俵をいま食い尽くすか、未来の人材育成に投資するか」という、時を経て受け継がれる精神性、地域に流れるフィロソフィーに感服。この辺りに新潟の強さを感じた次第です。
翌日巡った『燕三条 工場の祭典』のメモも合わせてお読みくださるとうれしいです。
【湯沢町|越後湯沢の駅ナカ施設と駅周辺】
駅集合だったためさっそく目に入る駅ナカ施設。新潟各地の商品が並ぶのも、新潟県の首都圏側の玄関口と聞いて納得。ツアー開始早々の「ぽんしゅ館」登場に心が大いに揺らぐ。
その後駅周辺を散策。いわゆる温泉町のイメージがある中、若い地域プレーヤーの動きも出てきている模様。
湯沢町|約0.8万人(2024.12時点)
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【南魚沼市|塩沢宿の雁木の街並みと忍耐】
詳細は分からないが三国街道の宿場町で「牧之通り」と呼ばれる、雁木の街並みが整備された通りに立ち寄る。一部にしか残っていなかった雁木を、街路事業を期に復活させたという。
民地ごとに建替や改修をしながら雁木を繋いでいったご苦労と忍耐を察しつつ、短時間滞在ではなんとも言えないものの、同行者以外には数人しか見かけない物静かな通りを歩いていると、また別の思いも去来する。
南魚沼市|約5.2万人(2024.12時点)
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【十日町市|大地の芸術祭の空気感を少し】
大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ開催期間中の空気を少し感じるべく立ち寄り。まずは産業文化発信館「いこて」でランチ。いこては建築会社が運営する施設で、建築家・手塚貴晴+手塚由比による大地の芸術祭作品とのこと。
その後、雨の中、アーケードに沿って市街地を少し散策。市の施設名称が気になる(十じろう/分じろう/段十ろう)。半屋外空間を設けるのはやはり雪国ゆえか。
さらに車で移動し、越後妻有里山現代美術館 MonETにも立ち寄り。中に入ることのできる宙に浮いた展示物に素直に驚き。
十日町市|約4.7万人(2024.12時点)
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【小千谷市|ホントに『ホントカ。』っていうのか】
今回の主目的地「小千谷市ひと・まち・文化共創拠点『ホントカ。』」。ホントに『ホントカ。』っていうのか。大雨になり、地形を生かした屋上のテラスは早々に退散し、主に施設内を巡る。
「コトノハ」というデジタルしおりの仕組みは、残念ながらまだリリースに至っていなかったが、適度に分節されつつも回遊性があり居心地よく柔軟に過ごせる空間形成と、リアルもデジタルもデュアルに作用し利用者のアクションを引き出すしくみと運営とが、両輪で本格的に稼働しはじめたら結構面白くなりそうな予感。
建築設計:株式会社平田晃久建築設計事務所
情報環境構築:おぢや複合施設プロジェクト共同企業体
小千谷市|約3.3万人(2025.1時点)
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【長岡市|未来の人材育成に投資する米百俵】
今回ツアーの到着地。夜の懇親会の前に「米百俵プレイス『ミライエ長岡』」を少しだけ拝見。
テーマ別に配架された図書エリアには中高生が集まりおのおの過ごしていて、むっちゃいい景色。階段上のホール、イノベーション施設等々も含め、施設全体が「米百俵の精神を未来へとつなぐ新施設」としてポジティブな空気感。ありがちな公共施設の匂いがしない。あら素敵。
「米百俵をいま食い尽くすか、未来の人材育成に投資するか」という、時を経て受け継がれる精神性に感服。この辺りに新潟の強さを感じた次第。
長岡市|約25.5万人(2025.1時点)
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懇親会で頂いた「活たこのしゃぶしゃぶ」がむちゃくちゃ美味しかった…
翌日は『燕三条 工場の祭典』を巡りました。その様子はこちらから。合わせてお読みくださるとうれしいです。
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