メモ017|実戦に耐える原理
「方法の原理」方法の有効性は状況と目的により変わる。
「価値の原理」価値判断は関心の所在により立ち上がる。
「人間の原理」すべての人間は肯定されたいと願っている。
信念対立が日常茶飯事のまちの現場では、西條氏の構造構成主義は実戦に耐える。
行政と市民は対立構造になりがち。でもその実態は実は市民対市民。しかし対立の根本を探って行けば信念対立。関心の所在が異なる二項の共通目的を探り出すなり、空間的時間的に棲み分けるなり、あいまいな心情に訴えない構造的な解決方法が必要。
個人的にはラベリング理論に基づいた「名前の原理」を加えたい。この現場ではラベリング・バイアスが実に多い。
名前をつけると考えを進めやすくなったり効果はあるが、ひとくくりにされ見えにくくなる副作用もある。新しい言葉が立ち上がる時は視界が開ける想いがするけれど、使い古された言葉はその意味するところを解体して考え直したくなる。
|『チームの力―構造構成主義による〝新〟組織論』要約まとめ
http://bizpow.bizocean.jp/review/powerofteam/
|西條剛央さんが洞窟で刀を研ぎ澄ましている(ほぼ日)
http://www.1101.com/takeo_saijo/2014-10-01.html
(2016.03.13)