見出し画像

世界パラ陸上in神戸

「絶対行った方がいいよ」

とおすすめされたパラ世界陸上。

開催されてることも知ってたし、SNSでも見かけてて、あー神戸でしてんのか…ぐらいやったけど、リアルで見た人からおすすめされてすごく行きたくなった。

日程的に行けるのは土曜日、最終日。
人多いかなー運動会の後やし疲れてるかなーとか思ったけど、行くっきゃないと、行った。

二女、運動会おわりということで、走ることとか興味持つかなー。障害があるひとの世界に気づくことあるかなー、世界という概念も生まれるかなーと…あらゆる親の下心ありで。笑

行ってみて正解。
二女は、義足や車椅子にも何かを感じてたくさん質問してくれた。低身長の人の種目もあったりで、「え、大人なん?長女と同じひと?(言い方w)え、投げれるん?」と素朴な疑問をどんどん聞いてくれた。

何よりも、パラ世界のトップレベルを肌でリアルに感じる空間。最終日なので全部の種目が決勝。世界新記録がどんどんうまれる場にいあわせていた。

投てきってこんなに興奮するんや!とか、投げる系の選手の咆吼や、投げる前の肩甲骨の筋肉の動きが肉眼で見えたり、レース前に太ももを叩く音もきこえるし、車椅子レースは車椅子の音がすごいすることを体感。ニュースやテレビ中継じゃ伝わらないこと。そして、陸上の舞台をおりた選手たちが当たり前のようにいる観覧席。

リアルだからこそ、感じられること。

行ってみて大正解。

多様性の塊のような国際試合。ほんとにいろんな国のいろんなハンディを持つ人たちがいたんだけど、そんなひとたちからも一目おかれてたんかってくらいの我が家。目立つもんな…笑

アルジェリアのジャージのおっちゃんからは何故か手に持ってたバナナをもらった。
ラトビアのジャージを着たおばさまからは「presnt、presnt…」とパンフレットとシールもらった。

ほかにもイタリアのジャージのおっちゃん、サウジアラビアのジャージのおっちゃん、キューバのおばちゃん、どこかわからんけど「コンニチハ」と声をかけてくれたおっちゃん。みんな長女を見て、わたしに笑いかけてきてくれた。

極めつけはウズベキスタンのおにいちゃん。
隣に座って長女と仲良くしてくれる。右腕がなかったから、この人も選手よなーおもって、「なんの選手?」って聞いたら「これやで」とパンフレットを指差して走り幅跳びやった。

パンフレット見ながらのやりとりしてたら、「お、この子うちの国の子やで、おーい」みたいにパンフレットに載ってるお姉さんまで呼んでくれて。「え、子ども3にんおるん?だれが1番上?」みたいな会話とか、長女にブラインドの選手とか欠損の選手の説明してくれた。長女は、彼にちょうどハマり。めっちゃ懐いてた。ずっと「センセー」言うて話しかけて。
(大人の子連れでないひとはみんなセンセーなの)

ここでわたし英語喋れると思った?
いえいえ。ワタシエイゴワカラナイw

長女が日本語ともならん日本語でお兄ちゃんに話しかけるから、お兄ちゃんもたぶんウズベキスタンの言葉で、ジェスチャーつけて答えてくれるん。だからわたしも英単語と日本語とジェスチャーで会話。

日頃、非言語コミュニケーションの子がいるから、わたし英語しゃべれんくても普通にニュアンスで会話できてた。
全然いけた。コミュニケーション、英語だけじゃなく、全力で無邪気にぶつかり合うことが大事なんやな…と。笑
長女の存在は、ほんまに求心力やなぁと感じた。

グローバルやコミュニケーション、世界レベルの競技。そして車椅子やサポーターのいる世界。

とにかくいろんな人たちがいて、暑くて熱くて温かかった。

帰ってきてから息子が「くるまいす、かっこよかったね」というてたので、我が家の今日のおでかけは大正解やったと思う。

すんごい、すんごい楽しかった!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?