黒い器のおはなし

先日、久しぶりに友人と会った。
彼女の言葉選びが好き。しばらく会っていなくても纏う空気がわたしとすぐ馴染んで、いつでも共通言語で会話できる感覚がある。

彼女と出逢ったのはもう6年前くらいになるけれど、そこから常によく会ってコミュニケーションをとってたわけではなくて、何かのタイミングで必ず会っていたという感じで。

今回は約2年ぶり。

お互いに紆余曲折あり、生まれ変わって人生が動いたタイミングだった。

ここ最近、特に今年に入ってからかな、前から出逢っていたけどそこまで密ではなかった人たちとのご縁がものすごい。些細なやりとりが増えて、しかもそれがしっかり水星逆行で出逢っていたりね。

レンジャーたちがガンガン集まってきてるイメージ。

過去のわたしを知っているからか、ここ最近会った人には「別人みたいになったね」とか「憑き物とれた？」とか言われることが増えました爆笑

いまの自分の変化を実感させてくれる人たちが周りに居てくれることがとてもありがたいなと思うと同時に、過去の自分との答え合わせも出来ているようで。

食事をしながら話していたときに彼女がおもしろいはなしをしてくれた。

いわゆる彼女も見えない世界を尊重してくれる人だから、彼女の周りにもそういった方がいるのだけど少し前に「黒い器」みたいな人が周りにいると言われていたそうな。

当たり前に、…黒い器…？となってたらしい。
髪が黒いのか、肌が黒いのか、頭のなかはハテナだらけ。

そんな彼女がわたしと久しぶりに会って、黒い器はやこのことだと腑に落ちたと。

とまあ、わたくしですね、金髪だったのもあって年中服が真っ黒かったわけです。
年中スリザリンだし一生マルフォイ🐍みたいなね。

黒と金髪=Yaco
みたいな印象は昔からのわたしを知ってる人にとっては
印象づいたキャラクターだったのだと思う。

器みたいな人だよねと言われたことも驚いたけど、黒い器と言われてなんだか自分でも腑に落ちてしまったという。

器みたいな人ってなんだかとってもうれしかった。
バケツと同じようなもんでさ、その器が溢れたときには結構大事件なんだけど、今まで他人の色んなものを変わりに受け取ってきたからこそ、いまのやこが居るんだねと言われたようで。

まあ無意識に器にお水を溜め込んでただけなんですが、星読みをはじめてそれに氣付き、それによって疲れてしまっていた自分や傷ついた自分を迎えにいって抱き締めてあげてる最中だったもので、ぁあ～これだけ会ってなくても分かってくれている人が居たんだなと。

愛しさと心強さと。

お水も入れっぱなしじゃ汚れていく。
だからこそ自分での浄化方法や、一緒にそのお水を出してくれる人が必要だったりで。

彼女はきっとそのお水を一緒に出してくれる人なのだろうと思いました。

あの日はこれまでの人生と、つい最近の人生と、お互いに対峙したような日。
相手の痛みを見つめることは簡単ではありません。

自分は自分でしかないから、痛みを変わってあげることも出来ません。でも想像して寄り添うことはいつでも可能。

今日は月が蟹座です。
過去の感情や痛みは血肉に。

大切な人たちへ想いを馳せてみるのはいかがでしょうか。

逆行祭りも少し落ち着きここからはみんなのエンジンがかかり直します。
未曾有の事態を耐え抜き、もがいて、色んな取捨選択をしてきたわたしたちの手元に残っているものを、この蠍座シーズン、深く深く暖めていきましょう。

黒い器のおはなし

Yaco