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先輩ママに聞いた「これ知っとけ」シリーズ③『授乳・ミルクと成長』
妊娠後期の方にも知っていて欲しい!先輩ママに聞いた「これ知っとけ、やっとけ」シリーズ第三弾『授乳・ミルク』
出産して、たったの数日で退院して赤ちゃんのお世話をすることになるって、冷静に考えて不安すぎませんか?
特に赤ちゃんの生命線になる授乳やミルクについて、先に知っておけばお世話の際の不安をぐっと減らすことができます。おおらかな気持ちでお世話できれば、赤ちゃんもママも気持ちが安定し、ぐっと楽になりますよ。(本当に、気持ちの余裕はあればあるほどいいです)
出産準備中のプレママさん、産褥期の新米ママさんに是非とも読んでいただけたらと思います!
(調査集計期間:2022年2月)
①赤ちゃんが1度に飲めるミルクの量は?
入院中は助産師さんの指導の元でミルクをあげる人が多いと思いますが、退院後は飲ませる量を自分でコントロールしなくてはいけなくなります。
でも大丈夫、赤ちゃんの体重を計算して飲ませればOK!
●赤ちゃんの胃の容量計算式
生まれてすぐ:生後日数×10ml前後
それ以降:体重1kgあたり30ml
(例:4.5kgの赤ちゃん→30ml×4.5=135ml)
あくまでMAX値なので、飲む量自体はもっと少なくなることはありますが、体重増加していれば問題なし。 粉ミルク缶に書かれた目安もあるけれど、個人差があるので体重計算が確実です。
なお母乳量を体重で知る場合も1g=1mlで計算してOK!
②体重増加・成長曲線について
ベビースケールは便利!でも気にしすぎないこと
出産準備でベビースケールを準備される方もいると思いますが、少し注意が必要です。
「ベビースケールで真面目に体重を測って神経質になりすぎてメンタルが落ち込んだ」
という声が多数寄せられました…。
そもそも、赤ちゃんの体重増加目安は、1週間以上などまとまった期間の平均で見ますので、本当に毎日その増加目安を超えていないといけないわけではありません。
自分の性格や、検診の有無でベビースケールが必要かどうか決めましょう。
月齢ごとの体重増加の目安
●新生児期:平均30g/日前後
平均15g/日を切る場合は産科に相談しましょう。
2週間検診が受けられる場合は検診時に測定・栄養指導してもらえるので家にスケールがなくても問題はありません。
●1〜3ヶ月:平均25g/日前後
2〜3ヶ月頃までは、赤ちゃんは原始反射で吸うため、お腹がいっぱいでも飲んでしまいます。
そのため、3ヶ月頃から突然飲む量が減ったように見えたり、飲みムラが出てくることがありますが、あるあるなので安心してください。
3ヶ月以降は、飲む量が適正化されて運動量も増えるため、相対的に見て体重増加は緩やかになっていきます。
ミルク栄養の場合は太りやすい
ミルクの方が母乳よりも太りやすいので、完ミの場合は特にあげすぎて太りすぎることに繋がることがあります。(泣きやませるために、消化に必要な3時間のインターバルを待たずに頻繁にミルクをあげてしまうなどのケースあり)
乳児期に太りすぎていることによって、将来の健康リスクに繋がることはあまりないのですが、太りすぎ(体重だけが平均を大きく超える)=あげすぎ=その子にとっての適正量ではないという可能性が高いです。
身長も体重も平均を大きく超える場合は、単純に大柄な子という可能性もあるので、ぽっちゃり気味の赤ちゃんの場合、助産師さんや保健師さんの指導を受けて様子を見ることがオススメです。
母乳栄養の場合は小さめに育つ
特に完母のママから寄せられた声に「成長曲線の下ギリギリでずっと不安だった」というものがあります。
先ほどの「ミルクの方が太りやすい」の裏を返すと、母乳栄養の場合はミルクに比べて緩やかに育つので、そのような悩みが出やすいんですね。
実は、一般的な成長曲線ではなく母乳育児専用の成長曲線がありますので、完母の場合はそちらを参考にしましょう!
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日本母乳哺育学会(https://jsbr1986.org/)より
母子手帳などで見かける一般的な成長曲線に比べ、ずっと小柄な成長です。
これを早く知りたかった、という意見もたくさんいただきました。
将来に影響が出るような成長状況なら必ず指摘が入り、医療につながります。成長曲線に入っていれば下限でも問題はないし、焦りすぎずに様子を見てあげても良いかもしれません。
③混合栄養を継続できる赤ちゃんは一握り
「すんなり混合でいける子は少ない」という話を産前に聞いていて、生まれてみたらミルクもおっぱいもよく飲む…あれ?混合楽勝じゃない?と思っている新米ママさん、いませんか?
実は混合の雲行きが怪しくなってくるのは2〜3ヶ月頃からが多いのです。前述の通り、生まれてしばらくは原始反射でミルクやおっぱいを飲んでいますが、反射が消失するのと同時に赤ちゃんの好みがそれぞれ出てきます。
そこではじめて、「哺乳瓶拒否」「母乳拒否」「ミルクの銘柄指定」「哺乳ストライキ」などの問題が勃発。
そのまま完母or完ミに移行するケースも少なくありません。
赤ちゃんは母乳でもミルクでも元気に育つので、気負いすぎず、ママの体調や状況、赤ちゃんの好みなどに合わせて栄養方法を変えていきましょう。
④哺乳瓶のあれこれ
完母派でもなるべく哺乳瓶の練習を
完母派のママも、自分の体調不良や外出時に備えてママ以外が授乳を代われるように、搾乳を哺乳瓶で与えるなど練習しておくのがオススメ。2〜3ヶ月までに全く哺乳瓶を使わないと、そのまま使えなくなってしまうケースもあるからです。(あと単純に、産褥期に赤ちゃんの生命線が自分だけ、というのは気が張ってしまうというのもあります)
0歳児で保育園に預ける場合は特に、移行準備としても早めに慣らしておくと楽かもしれません。
哺乳瓶はなるべく汎用性の高いものが◎
実は、メーカーやラインが違っても乳首自体に互換性があるケースも。
例:Pigeon母乳実感、Pigeon母乳相談室、NUKプレミアムチョイス、チュチュベビーはそれぞれ乳首部分を付け替えることができる
赤ちゃんが哺乳瓶の乳首を嫌がるようになってしまった時に、乳首部分だけを購入して付け替えてみることができるなど、何かと便利です。
産院専用の哺乳瓶は、入院時に使い慣れている、パーツが少なくて手入れもしやすいので便利!と一定の人気がありますが、乳首のサイズが新生児用しかないことが多く、結局何本も丸ごと買い換えることになって出費が増えたという声も。初めは汎用性の高いものから慣らしていくのがオススメです。
逆に、哺乳瓶拒否でいろんな種類の乳首を試してたどり着いたのが産院専用のものだった、というケースもありますが、汎用性の高いメーカーのものから色々と試していく方が買い替えダメージが少なくなると思います。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
やっぱり赤ちゃんの生命線である授乳や成長については、不安を抱えたことがあるという方が多くいました。
誰しも自分の子供のことは心配なもの、だけど赤ちゃんのお世話の仕方や成長について必要以上に不安を感じて、思い詰めてしまうことがなくなりますように!
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— ゆる🍎5m (@yajuyo_m) March 5, 2022
先輩産婦に聞いた「これ知っとけ、やっとけ」シリーズ第三弾「授乳、ミルク」
【赤ちゃんが1度に飲める量】
生まれてすぐ:生後日数×10ml前後
それ以降:体重1kgあたり30ml
(例:4.5kgの赤ちゃん→30ml×4.5=135ml)
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