【エッセイ】好きなバディマンガ。〜松本大洋の隠れた名作。
クラブハウス、みんな利用してますか?
僕は最初、「招待制」っていう「選ばれた人」ができる
みたいな始まりがすごい嫌いで敬遠してたのだけど
マンガ仲間と話をしたら楽しいんじゃないか、
ということで僕も始めました。
で、コルクスタジオのメンバーと月水金、朝30分だけと決めて
「マンガについて話すクラブハウス」をやることにしました。
毎回その日のオーナーがテーマを決めてやるんですけど、
今日はふむさんの提案で「好きなバディマンガ」でした。
ふむさんは「バナナフィッシュ」、
ホリプーは「リーガルハイ(ドラマ)」
でした。
僕は「No.吾(ナンバーファイブ)」という松本大洋がIKKIコミックで連載していたマンガ。
ざっくりどんな話かというと、
「近未来、文明の停滞した人類を導いてもらうために科学者が生み出した超人類『虹組』。彼らの組織はトップから、ナンバーワン、ナンバーツー、スリー、、、とナンバリングされてる。ある日、彼らのうちの五番目、「ナンバー吾(ファイブ)」が、虹組を生み出した科学者の娘に一目惚れし、さらって組織から逃走する。それを追いかけるナンバーたちとの戦いと心の葛藤、虹組の興亡を描いた物語。」
です。。
わかりにくい。(説明の下手さもあるかもしれない)
絵も、フランスの漫画家『メビウス』に影響を受けたファンタジーSFっぽい世界観でちょっととっつきにくい。
だけどやじまはこのマンガがすごい好きで。。
で、どこがバディかっていうと、
このマンガは愛と愛の戦いなんだと思うんです。これは。
ナンバーワンは「人類のため」っていう大きな愛を掲げてて、
ナンバーファイブは「さらった娘」へのたった一つの愛のために逃げる。
ネタバレしちゃうので細かくは書きませんが、
敵でありながらどこか深くわかり合ってる『一番の理解者は敵』の感じとか、
『とにかく構図がかっこいい』っていうのもあって、学生の時は真似して描きまくってました。
ナンバー吾、おすすめです。
こちらから下はマガジン購読者してくれてるあなたにだけお見せしちゃう。
やじまの今日の予定と、昨日やったネームです。
この記事のヘッダーになってるマンガもあります。
2/28の日記と買った本、
昨日やったネーム(2本)
===================
ここから先は
やじまけんじのありがとうマガジン。
おおっぴらには公開できないおしごとや連載準備中のネームをたまに、振り返りマンガも不定期で公開します。マガジン購読者さん、ありがとう。
サポートいただいたお気持ちは、すべて、マンガの材料になる『本』(まんがではなく本)とホラー映画につかわせていただいております。いつもありがとうございます!