なぜその名前をつけたのですか?~リピーターを増やす発信は「ストーリー」から~
「どうしてこの屋号(店名)にしたのですか?」
個人事業主の方に、プロフィールインタビューをするとき、屋号があれば必ず尋ねます。
屋号は商品(サービス)に出逢うひとが、最初に目にする、いわば看板のようなもの。
きっと何かしら意味をこめて、力を入れて作っていると思うからです。
そこに込められた思い=その人自身の魅力。
何を買うかよりも大切な「誰から」買うか
あなたが商品(サービス)買うとき、何を意識しますか?
ちなみに私の場合、商品そのものに加えて「誰から」買うかに価値を置いています。(生活必需品は別ですが…)
例えば体の痛みがあって、施術系のサービスを受けたいと思ったとき。
『メニュー(施術内容)は60分の〇〇と120分の〇〇で、それぞれ▲▲円…
場所は〇市で▲駅から徒歩5分~…』
などの基本情報をチェックしますよね。
この時こんな感じで頭が動いています。
「なるほどね。この内容でこの料金は妥当かな?家からも近いから通いやすいから候補の1つだな…。」
と思考が働いている状態です。
でも、この時点ではここに決めた!という状態にはなっていません。
なぜなら私たちは、「思考のみ」では購入行動には至らないからです。
ではどんなときに行動(購入)に移るかというと…
感情(心)が動くこと。
「ここに行きたい!」「これを手にいれないと!」とグッと心をつかまれた瞬間、ありませんか?
このときに動いているのが感情です。私たちは、感情が動いたとき、初めて購入のために行動します。
そして、その感情を動かすには、商品(サービス)に対して価値を感じてもらうことが重要です。
施術系のサービスにどんなときに価値を感じるか?
一例ですが
・なぜその施術をその人がやっているか(キャリア)
・その施術をどんな思いでやっているか(内容の価値)
・特にどんな人に必要で、受けたらどう変わるか(内容の効果)など。
「こんな人がこういう思いで提供しているなら、受けてみたい(欲しい)!」という気持ちになり、行動に移るきっかけになります。
お客様の心を動かす発信~ストーリー性~
もしあなたが深くお客様とつながりたい、相手の心を動かして繰り返しサービスを購入してもらいたい…と思うなら
「ストーリー」を伝える意識をしてみてください。
具体的には
・自分が活動始めるまでのストーリー
どんな経緯があってここまで来たか?この場所(お店)ができるまで、どれだけ時間を要したか、何にこだわってきたか。
そこに屋号(店名)が関わっている場合もあるでしょう。
どんな思いで屋号をつけたかも、心を動かすストーリーです。
ストーリーを伝えることは、自分自身(キャラクター)をさらけ出すことにもなります。人によっては失敗談や黒歴史もあったりと、ある意味勇気が必要かもしれません。
ただ、ストーリーが響いた人はあなたの商品に価値を感じるはず。行動に移る可能性が高くなります。
ストーリーを伝えてこそ、商品の価値が上がるもの。活動そのものの意味が大きくなります。ぜひ勇気を出して、掘り起こしてみましょう。
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