「得意なことを身につけや」
起業副業ブランディングライターのやじままさこです。
「なんでライターになったんですか?」よく聞かれる質問です。学生時代に専攻したわけでなく、会社員時代も実務経験なし。国語や小論文、読書感想文も別に好きではなかったんです。
そんな私がライターになる「根っこ」は、祖父の存在があったからかもしれません。
こちら過去記事です
「コンプレックス」時代
小さいころから、自分が好きでなかった私。よく食べてあまり動かないから、ぽっちゃりな体型だった。運動オンチでマラソン大会は大嫌い。中学でなぜか所属したバレーボール部は万年補欠だった。3姉妹の長女で、美人聡明な妹2人に囲まれて育ったとか…様々な要素がコンプレックスの原因だと思う。
あーあ、私なんて。いいなあ、あの人はあんなに〇〇で。
成績は割と上位だったし、習っていたピアノは「上手だね」と言われたことで、何とか自信を保ってはいた。が、基本的にはコンプレックスの塊。
私なんて。太っているし、〇ちゃんみたいにかわいくないから、せめて勉強だけでも…という諦めの気持ちだ。でも一方で、「人から認められたい」という承認欲求も、いつも持っていたかもしれない。
祖父の背中
そんな私が曲がらずに大きくなれたのは、母方の祖父の影響が大きい。
90過ぎで他界した祖父は、大手製薬会社を定年まで勤めあげた人。定年退職後、旅行を祖母と楽しみつつ、趣味にもいそしんだ。人一倍手仕事が得意で、写経や仏画に没頭していたのを覚えている。
祖父母の家を訪れたときは、スケッチブックに描いた絵を見せてもらい、「おじいちゃんってすごい人なんだなあ」と尊敬の念を抱いた。
そして、3姉妹の中で私を一番かわいがってくれた。
「かわええなあ、マサコは。」
と言われるたびに、(え?なんで?かわいくないよ、太ってるし、妹たちのが美人じゃん)と思いつつ、まんざらでもなかったのを覚えている。まあ、1人娘の母に一番私がよく似ているというのが理由なんだけど。
そして、2人で絵を見ているときに祖父がよくこう言ってた。
「マサコ、なんか得意なことを身につけや」
「マサコ、好きなこと続けや」
ただ、そういわれても当時コンプレックスの塊マサコはピンとこない。
得意なこと?好きなこと?何にもないよ…。
私がみんなより「じょうず」にできることなんて、何一つない。
それでも祖父はピアノ弾けるやないか、とかマンガよう読むな、とか言って私の「いいところ」を拾ってくれた気がする。
信念は譲らない、でも手先が器用で温かい祖父。母同様に、コンプレックスの塊マサコを認めてくれたレアな存在なのだ。
…
紆余曲折、現在は誰かの素質を言語化して、文章を通じて手助けするライターとなった私。
今でも、自分の特技や趣味を聞かれても、うまく答えられない。
私は相変わらず『自分より人の方がスゴイ!』と思っている。というより、常に『人の優れたところを見出し、そこに敬意を払うクセがある』。これは昔も今も同じ。
私自身を消して、相手の思いを聴く。そして、言葉として相手の思いを投影する。言葉を伝えて、目の前の相手が喜ぶ。その瞬間が好きなのだ。
あれ…これって得意なことなんじゃないかな。好きなこと、なんだよね。
「マサコ、なんか得意なことを身につけや」
「マサコ、好きなこと続けや」
空から祖父の声が聞こえてくるようだ。
おじいちゃん、見つかってるよ!ありがとう、続けていくね。
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