
AIと自己成長-自分をデータで磨く
最近、「PLAUD NotePin」というツールを使って、会話を録音・文字起こししています。これは、朝会の内容をAIで文章化して振り返りやブログ化に活用するためです。盗聴みたいに聞こえそうですが(笑)、あくまで自分の発言を振り返り、成長の材料にするのが目的です。
AIでフィードバックを可視化
最初は、朝会の話を記事にするために始めましたが、今ではデザインレビューにも活用しています。録音したフィードバックをAIで文字起こしし、ChatGPTにアップロードしてレビューについての指摘をもらうようにしています。AIは、僕のレビューは即断即決で的確な改善点を指摘する一方で、メンバーの意見を引き出す前に結論を急ぐ傾向があると教えてくれました。特に、「もっと対話を増やし、議論を深めることが大切」とのフィードバックは、心にぶっ刺さりました。
ちなみに以下が、先日のデザインレビュー会をAIに分析してもらった課題点です。
🧩 課題点
1. 話しすぎてしまい、メンバーの意見を引き出せていない即断即決が多く、結論を先に言ってしまうことで、メンバーが「もう決まった」と感じてしまうことがある。
(例)「マップは大きくすべき」「スマホはアイコンだけでいい」など、意見を聞く前に答えを出してしまう場面が多い。
2. メンバーの補足説明を自分がしてしまうメンバーの説明が曖昧なとき、自分が代わりに言語化してしまい、メンバーが思考する機会を奪ってしまっている。
(例)「これ、多分実機確認してないんだろうな」など、自分が先回りして原因を説明してしまう。
3. 「和やかな雰囲気」にしたいが、指摘が強くなりがち指摘が論理的で鋭いため、特に若手は「自分の意見は的外れかも」と委縮する可能性がある。
(例)「全部同じメニューばかり作っている」「なんで10年前の基準で作っているの?」など、強い言い回しが目立つ場面がある。
AIめ、なかなか痛いところついてきやがる
自分をデータ化する理由
僕は、デザインは“美術と数学の融合”であり、科学だと思っています。再現性や法則性があるからこそ、磨けば磨くほど上達する。そして、同じように自分自身の発言や行動にもパターンや傾向があるはずです。だからこそ、AIを使って自分の言葉をデータとして可視化し、分析することで、自己成長の糧にしています。
テクノロジーを使った成長の試み
AIや録音ツールはあくまで道具にすぎません。でも、使い方次第で自分をより深く知り、改善のきっかけをつかむことができます。実際、僕はAIのアドバイスから、自分が話しすぎてしまう傾向や、メンバーの考えを深掘りする余白を作れていないことを自覚しました。
成長は小さな積み重ねから
AIを使ったからといって、すぐに完璧なレビューができるようになるわけではありません。でも、少しずつでも自分を客観視し、改善を積み重ねることが大事だと思っています。僕自身も、すぐには変われませんが、少しずつより良いフィードバックができるよう、試行錯誤を続けていきます。