【感想文】2020年に完走したアニメシリーズ一覧
2020年?こいつは何を言ってるんだ?
と思ったそこのお前、よく来たな。この記事はちゃんと2022年最新の記事だ。安心してほしい。まずは事の次第を説明するところから始めよう。
この辺の記事を書いていたあたりまでは俺もまだ人間としての生を送っていたのでなんだかんだと見たアニメについてnoteを書いたりなどしていた。だがたくさんアニメを見てフィーバーしたところ死んでしまったため感想が世に出ることなく下書きのままnoteの地層に埋もれ化石となり、2022年に至ってようやく発掘されることとなった、そういう次第なわけだ。
本当は面白いアニメを一気に完走したせいで感想文のハードルが上がりすぎたためうっかり放置してしまい、そのあともなんやらかんやらあったせいで見て見ぬ振りが続いていたという次第です。タイトルおよび上記の引用記事は下書き当時のものをそのままにしています。戒め
Q:なぜ今?
A.なんやらかんやらあったものがぜーんぶ片付いたのでそろそろコードギアスとかファフナーとかの続きを見ようと思ったけど1期の感想書くとかいって書いてないのは流石にまずいと思ったから。
Q:今から書けるの?
A:無理っぽい
正直内容全然覚えてないしメモに書いてあるシーンが思い出せなかったりするんですが古文書を解読するようなつもりでやっていきたいと思います。
以下、基本的に引用は当時の2020年の下書きとします。note以外にメモしてあったものも文章は整形したりしつつなるべくそのまま掲載することとします。また本文は2022年のものとします。
本文
おしながき
ガングレイヴ
THE ビッグオー
蒼穹のファフナー
コードギアス 反逆のルルーシュ
SHIROBAKO
Fate/Zero
キルラキル
映像研には手を出すな!
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
マギアレコード
ID:INVADED イド:インヴェイデッド
あーあーあー(訳:そういえばそんなアニメみてたのか今さらこんな前のアニメの感想を出さなきゃいけないとか地獄か?)
Fate/Zero
Fate/Zero
Fateシリーズに対する知識というとFGOについてはなんとなく見知っていた程度のほぼゼロの状態での視聴開始だった気がする。いわゆるバトルロイヤルものであり、殺伐としていて容赦なく人が死ぬ、とかそんな触れ込みでおススメされたように記憶している。7組のサーヴァントとマスターたちが、あらゆる願いを叶えるとされる万能の願望器「聖杯」を巡って殺し合う、そういう話だ。
作品に対する感想を完結にまとめると、「この手の殺伐とした作品に対して視聴者が求めるであろうものがギッシリ見本市のごとく詰め込まれていて最高なやつだった」といったところになると思う。
例えば
・ユニークなキャラ
・それぞれは何を賭けて戦いに臨むのかというバックグラウンドとそこから生まれる「絶対に負けられない戦い」感
・直接的な戦闘以外だけではない知略謀略
・大本命たるサーヴァント同士の直接対決
・「魔術師を殺すのに銃と爆薬を使う」みたいなナンデモありの殺し合い
・激変する勢力図
なんといっても衛宮切嗣という男の存在はこの作品と不可分といってもいいだろう。
高層マンションに結界を張って引きこもった相手をビルごと倒壊させて殺そうとするとか
時間の流れる速度を操作する能力、驚異の治癒能力をもたらすアイテム、対魔術師特攻の銃弾(弾数有限)等々これでもかとチート装備をガン詰みして戦うとかロマンがありすぎる。
ランサーとの決着回とか最高すぎる。決着の仕方としては正直多分あそこが一番面白かった。
うーうーうー(訳:一応読めるような感想書いてたのかこいつテキトーこいてやがったらどうしようかと思った)
メモから抜粋
Fate/Zero
1期に丁寧に仕込みをしていたおかげで2期に入ってからの諸々の決着がメチャクチャすごいことになっておりすごい
途中に挟まれた別のエピソードもすごい
おーおーおー(訳:テキトーこいてましたすいませんでした)
思い出したので書くのですが、衛宮切嗣とかいう男の過去編に突入してからがマジでヤベーんだ。そんな絵にかいたような常夏の島での青春・未来・夢...みたいなキラキラ詰め合わせフルコースの少年のひと時からのどん底は何?何なの?死ぬの?
「ワンピースを着た不思議少女とお前は青春した。奇跡には代償が必要だ」
夏休み課題締め切り探偵ザザ 第14034話
こんなノーフューチャーな男の生き様を見せつけられたら絶対こいつ死ぬわ~ひどい死に方するわ~~~って期待するでしょ。
なんでお前死なねーんだよ!(続編というか本編のことは知らん!!!)
キルラキル
キルラキル
修学旅行編まではそこまで面白くないよね、と思っている。あと途中で挟まるチャラけたノリの部分も、さすがにやりすぎて冷めるわーとか思ってた気がする。
こんだけしかなかったのでメモから抜粋
面白い...のかなこれ
戦闘が省力になるのがあまり乗り切れない
四天王のキャラは好き
21話やばい
22話やばい
キャラの関係性とか喋り方が変わるのが心臓に悪い
中盤超えるあたりまで、正直「これ面白いのかな???」と思っていたが話が大きく展開を見せる終盤はメチャクチャアツい
最後の方はちゃんと死ぬほど面白かったのははっきりしている。敵味方がグルっとしたあと人間関係が再構築されるのでその辺なかなか強烈。四天王がいいんだよな。
ガングレイヴ
ガングレイヴ
ラストが宇宙一。傑作。マスターピース。
第1話だけ見ると本当にわけわからなすぎるのであれは損をしていると思う。何も回収しないままに2話から過去に突入するのでびっくりした。
過去編も本当に傑作。気のいいヤローどもがワイワイつるんでるけどいつ誰が死んでもおかしくない、そういう危うさのなかで光る友情というものが本当に尊く愛おしい。男たちの人生が転がっていく様を26話かけて眺める日々は本当に幸福だった。
2話以降が毎回毎回面白すぎる。途中何度も傑作エピソードがやってくる。
最後の方は本格的なバトルに対して映像部分はややスシ切れ感はあったもののラストがマジで完璧に最高で素晴らしいので自信をもってマスターピース認定することができる。
THE ビッグオー
THE ビッグオー
第1話は面白かった。ネゴシエーター・ロジャースミスのお仕事モノとしての側面に巨大ロボが出て激突する!というフォーマットが合体したなんとも奇妙な構成だ。パラダイムシティのビルというビルを豪勢に吹き飛ばしていくあたりリアリティが危ういとは思った。12話のロボットバトルは傑作。ほかにもパーフェクトなショットがいくらか拝めるので大変気に入った。第1シーズンの終わりから第2シーズンの始まりの部分も気に行っている。まったくよくわからないけどとんでもないことが起こった、という気分が凄い。
最序盤はめっちゃクール
途中よくわからない回も挟まる
けどすげー面白いエピソードもあったりするので悪くない
ビッグオーのバトルがたまにメチャクチャかっこい
けどバトル展開そのものがしょっぱいことのほうがやや多い気がする
2期の第1話はよくわからんけどめっちゃアガッた
ベックが出てくる回は大体すべってた気がするのに2回3回どころか4回目まで出てきたのでちょっと萎えている
ベックの悪口どうしよと思ったがそのまま掲載する。なんかマンガ版だったかでは見どころがあるらしい。
最後の方の感想を思い出しながら書くとすると、「結局これどういう話なのか」みたいなのをひたすらやっているようでぜんぜん解読できないからノレない部分が多い、みたいなところが大きかったように思う。
12話とかいう傑作ロボットバトルが見られる回があるからそこだけでも見ろ!
蒼穹のファフナー
蒼穹のファフナー
序盤はなかなか面白かった。容赦なく人が死ぬ。そもそもこの作品は人が死ぬ反動を推進力にして飛行している節があるのだがそれで大丈夫なんだろうか?序盤に死んだパイロットを失ったことの重みが第1シーズン20話だかまで来てようやくのしかかってくるというのはなんだか不思議な気分だった。途中は何をしていたのかも全く覚えていない。17話からは明らかに面白かった。
最初の何話かはマジでおもろいことやっとんなという感想だった気がする。その後途中で迷走が始まるおかげで一度は離脱することになったが最後の方はすごかった。途中の記憶が曖昧なおかげで「なんかめちゃくちゃ重要キャラらしいし名前は聞いたことあるようなないようなやけどお前誰やっけな...」みたいなことが頻発する。序盤に死んだキャラだとなおさら記憶が薄すぎて困った。困ったんだけど10数話越しにちゃんとなんらかの因果が巡って展開が死ぬほど面白くなりやがるのでマジでビックリするんだなこれが。
終盤も景気よくネームドキャラが命を散らしてゆくので本当に大丈夫かこの作品?ってなる。いや面白いんだけど。
作品世界の根幹にかかわる情報とか、主人公たちが戦う目的や意味みたいな諸々が急速に立ち上がってくるのも後半なので、見てるほうは「今更こんな話やるのか?」「今まで何に時間を使ってたんだ」「この作品ってそういう話だったのかよ!!」「もうちょっと最初にやれ」「でも死ぬほどオモシロい...」みたいな困惑と興奮の入り混じった視聴体験が発生していた記憶。
2期が死ぬほど面白いという話なのでお預けにしていたが、1期の後の劇場版は既に完走しているのでそれにも触れることとする。
とにかくめちゃくちゃカッコいいシーンが多かったのと、背景美術のグレードアップにより今まで見てきた同じ島の情景が全然違ったものに見えるのがとても新鮮だった。アクションシーンなんかも、例えば大きく引きの絵がバチバチに決まってたり、空中戦では割とよく見る板野サーカスとか言われる表現とはまた違った迫力のあるシーンが見られたりと「こんなことできるの?」「ファフナーをガチで動かしまくったらこんなすごいことになるの!?」みたいな確かな見応えがあったように思う。あとシナリオでは1期の宿題がちゃんと片付いてさらなる未来への展開が約束されるので期待が高まるところ。
この先がさらに凄いと言われているのでいよいよその時は近い
コードギアス 反逆のルルーシュ
コードギアス 反逆のルルーシュ
これほどの傑作をよくわからない理由で見ずにいた己の人生を後悔するレベルに面白かった。そりゃ面白い面白いって言われるわけですよ。なんとなく見とかないといけないんだろうな、くらいのつもりでいたらそれどころではなくアニメ史に残るようなとんでもない作品だった。
毎回毎回すごい展開が起こりすぎてリアルに絶叫したとかそういうレベル
・毎回毎回すごいことが起こってお前は死ぬ
・ルルーシュとスザクがイチャコラするのが目に優しい
・ランスロットかっこいい
・飛行形態で俺は死んだ
・ランスロットvs紅蓮弐式とかの対戦カードがかっこいい
・ルルーシュ君が途中までランスロットにフルボッコにされる側なの笑う
・途中から出てきた空中要塞の超兵器っぷりに思わず叫んだ
・ルルーシュ君がゲットしたオモチャもかっこいい
・C2と2人乗りなのウケる
・C2ピザ食ってずうずうしいけど、なんだかんだと実質サイドキックなの がよい
・正体を隠して行動するのでいろんなところで緊張が高まる
・シャーリーにバレるところとか最高にしんどい
・ルルーシュのことを知ってる人たちのとの関係がよい
・京都のおじさんとルルーシュが旧知の間柄だったのとかとてもよい
・ユフィとか
・例の島で食料確保するときルルーシュは頭でっかちでへっぽこだけどスザ クは器用に魚を取ったりできるあたりのキャラ性とかとてもよい
・ギアス使いが普通に出てくるそして普通に死ぬ(死んだと思ったら死んでない)
・ギアスってなんだよC2おまえ何者やねんといったところを一切触れずに進むのでどうかしている
・賢い賢いルルーシュ君が自分の力がなんなのかをまじめに全力で突き止めようともせずにそれに全面的に依存して作戦を進めていくのでわりとおっかないと思ってたら大変なことになってお前は死ぬ
SHIROBAKO
死ぬ
死ぬ
やめろ死ぬ
お仕事お疲れ様です。
記録はここで途絶えている
映像研には手を出すな!
映像研には手を出すな!
とても面白かった。クリエイティブの何たるかが説得力を持って描かれていたのが凄い
未来少年コナンの実況解説をしているところとか、その他全部そうなんだけど目の付け所が完全に作画オタクのそれ
これが演出ということか!?のところとか鳥肌が立った
3人がいかにしてあれほどの才能を開花させるに至ったかの下りが凄かった。あれは要するにルフィとエースとサボがばったり出会ったみたいな話で、その出自ならメチャクチャ強いの分かるわ、みたいな妙な納得感がある。
UFO大戦は全然面白くなかった。というか「いかにも自主製作で作られそうな設定のいまいち伝わりづらい独りよがりな作品感」が出過ぎてそっちの方向にリアリティを出してくるのはやめろ!って思った。ストーリーを考える達人をスカウトしてくるのはいかがだろうか。そうなるとやはり3人では足りない気がしてくる。
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
めちゃくちゃ面白かった。防御力全振りの堅さだけが取り柄の主人公がなんやらかんやらですごいことをしてく話かと思ったら、想像もつかないようなプレイスタイルでトンデモスキルを手に入れまくって無双する話だったのが最高すぎた。スキルを手に入れる→それを披露するという流れをぶった切ってチートスキルを連続で手に入れるくだりは腹抱えて笑った。モンスターに変身できる能力を手に入れた!武装ゴリゴリパワードスーツが手に入った!のインフレの仕方のすさまじさが本当に最高。お披露目したときの周囲との落差が楽しい。「もう何が出ても驚かないぞ...」
そこからのギルド対抗戦のスリリングな展開も非常に素晴らしかった。特に最後の対決での切り札を切るところはバトル展開として大変に見ごたえがあった。メープルちゃん少年漫画の主人公みたいな天性の戦闘の勘がありすぎてビビった。
マギアレコード
マギアレコード
1~3話は大変すばらしい。
12話まで見た感想ですが、後半に行くについれて作画が大変アレなことになっていったのはつらかった。12話では配信版で作画が間に合ってなくて絵が立ち絵だけになったとか事故があったがそれも含めてすさまじかった。
レジェンド魔法少女の客演(私が勝手にそう呼んでるけどまるでジオウだからしょうがない)はまあまあ良かった。美樹さやかの腕が吹っ飛ぶところとかすさまじ過ぎてひっくり返った。その戦い方ができて魔法少女として上手くやっていけているというのが異常事態なんだけどそれはそれで元気そうで何よりだった。
全体としてトントン...にはならないのだけどでも拝めてよかったという思いはある。
注:2022年時点でとっくにアニメの続きが公開されアニメ第1部は完結しているがそっちは途中でぶん投げました。
ID:INVADED イド:インヴェイデッド
ID:INVADED イド:インヴェイデッド
メチャクチャ面白かった。面白いアニメの見過ぎで、最新のアニメでこのレベルで面白いものが引けるというのはすごいことなんだということを忘れつつあるのだがそうそうお目にかかれないやつですよこれ。
この作品の素晴らしいところといえばとにかくフォーマットの出来がよいというところだと思う。
興味があるならぜひ1話から見てほしいのだけれど、どういう話か分からないところからスタートしつつ、設定を開示していくところが非常に良かった。
全体としてはつまるところ、「人間の殺意の痕跡を集めて構築した仮想の世界にダイブして、殺人事件の謎を解く」という話なのだが、これが天才的によくできているといっていい。
殺意の世界では名探偵がカエルちゃんの死の謎を解く。というパートなのだが、もうこの時点で「名探偵と不可解な事件をセットで無限に用意できる」という圧倒的な強度が発揮されているのだ。
毎回新たな事件に挑むたびに、今度はどんな世界だろうか、どんななぞ解きをするだろうかとワクワクした。このなぞ解きも非常によくできていて、単に誰が犯人かを解き明かすだけではなく、なぜこのような世界になっているのかといった、犯罪者の心理に関するなぞ解きが展開されるところもとても興奮した。現実の犯罪とのリンクの仕方が一通りではないところが実に巧みで、変わり種がいくつも用意されていたのも素晴らしかった。
何年たってもあれは面白かったなと思い起こすような作品です。続きが出てほしい。
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
このクオリティこの迫力このリアリティでガンダムがちゃんと動いてる凄い、って思える良い作品だったと思います。肩幅の異常に広い人が描いたザクみたいなモビルアーマーが出てきて盛大にバトルするのでなかなか盛り上がった記憶がある。名湯ビームサーベル温泉とかなんかやたら圧のある絵と展開が続いたものポイントが高い。残念ながら話としては主人公周りが「俺は全員を救うんだ!って叫びながらトロッコ問題で6人きっちり殺す無能」みたいな風にしか見えなかったのがなかなか厳しかった。その人死は避けられたよな?みたいなところできっちり全員死ぬのがあまりにもあんまりという。取れ高的にはちゃんとプラスなので悪くはなかったと思います。
そして未来へ...
ここまでが遥か昔(2020年3月頃?)に書かれた感想である。完走してから記事公開まで1年以上が経過している。
その後
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
2020年6月
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
2020年12月
Re:ゼロから始める異世界生活
2021年2月
オーバーロード
2021年2月
転生したらスライムだった件
2021年2月
ヒーリングっど プリキュア
2021年2月
手記はここで途絶えている。(リアルに使うことになるとは思わんて)
記事公開まで1年放置したものをまたおそらく1年以上放置している。なんだこいつ...(機動戦士ガンダム 第08MS小隊は後から書いたものを上に移動しています)
スルーしても良いんだけど一度書いちゃったからにはね
【2021年に続く】