大きなカブに学ぶ人を巻き込む力
ネズミにまで手伝わせるおじいさんの執念
皆様、大きなカブは知っているでしょうか
人の身長を超える程デカく育ったカブを
おじいさんやおばあさん達で協力して引っこ抜くお話です
後半で犬や猫、ネズミと人以外にも手伝ってもらいます
この話は、
みんなで協力する素晴らしさを伝える
とても教育的な内容だと思います
全員で同じ目標に向かって進む事は大切なことです
他にも、
「どっこいしょ」
と子供と一緒に力を込めて読むと
物語の中で一緒にカブを抜く気持ちを養う
共感力を鍛える話とも考えることができます
(だから教科書にも載っているんだと思いますが)
しかし、ふと思いませんか
重機使ったり、掘ったり、周りの村の人集めたりできたんじゃないかと
たまたま抜けたからいいですが
ネズミの力を借りたところで現実的に抜けるとは思えないでしょう
今、俺の手でカブを抜きたい
きっとおじいさんはそれしか頭に無かったんじゃないかと思います
そうであれば、重機や周りの土を掘るなんて思いつくわけありません
村人を呼びに行くなんてまどろっこしいことをしません
絶対にカブを抜く
そのおじいさんの執念みたいなものに家族や
果てはネズミまでもが心動かされ協力したのです
少年漫画の様ですよね
「海賊王にオレはなる」
と言っているワンピースの主人公ルフィの様な気概を感じます
カブを抜きたい思っているのは最初おじいさんだけです
家族の誰かは止めたかもしれませんが、最終的に手を貸してくれています
(原作にそんな描写はないですが)
現実的
常識的
理論的
そんな事は受け付けず
俺はこうしたい
という気持ちや執念は非常に重要です
不可能を信念で打ち破ったから成功した話は歴史上いくらでもあります
ネズミまでもが手伝いたくなる想い
あなたのやりたいことは他の人の心にまで響くものですか?
ネズミは流石に難しいと思いますが
他人を積極的に手伝いたいって気持ちにさせられますか
本当にやりたいと想う気持ちは大切です
しかし、悪意のあるなしにかかわらず
あなたの想いを批判するような意見は常につきまといます
ネットを見ればわかると思いますが
どんなに素晴らしい事であっても必ずアンチは出現します
それでも自分を信じてやり通す
周りの人も巻き込む
そんな力強さを
大きなカブから感じませんか
気付いたらおじいさんの後ろに立って一緒にカブを抜いていた
そんな人を巻き込む力を感じさせる物語と私は思います