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アスベストがとても気になっています

こんばんは、考える会メンバーのえいちゃんです。

シャープ跡地では巨大なボイラーに続き、旧第一工場に製材所が建設されています。近隣住民の不安をよそに事業者㈱トーセンは未だ説明会もなく住民の声を聴こうともしません。
そんな中、「トーセンはシャープ跡地の工場や社員住宅などの法に基づくアスベスト(石綿)除去を行っていないのでは?」との声も出されています。説明会が開かれていないので正確なところは分かりませんが、近隣の住民の不安は頂点に達しています。
シャープ跡地での発電所・製材所建設には放射性物質の拡散、騒音、臭気、交通渋滞など問題点がありますが、私はアスベスト問題に絞って述べたいと思います。

アスベスト死者「今でも毎年2万人が亡くなっている」

アスベストは2006年9月1日使用禁止となっていますが、1956年ごろから2006年までの約50年間、建設現場で多用されてきました。シャープ矢板工場は1960年代に順次建築されアスベスト使用の確率は高いといえます。アスベストは耐火性や断熱性、防音性に優れ多岐にわたり使われてきました。2023年10月1日には、大気汚染防止法が改正され、解体、改修工事の際に資格者の診断が必要となります。これまで「アスベスト法」は、たびたび厳しい改正が重ねられましたが、一度吸引すると微細のため体外排出は困難な猛毒であり肺がん、中皮腫などで毎年約2万人が死亡しています。

土地を購入した際、アスベスト含有の可能性は説明されたはず

トーセンは、工場や社員住宅等にアスベスト使用を使われていたことは売買契約時にアスベスト使用の説明義務があるので当然知っていたはずです。

今回の製材所(第一工場)でアスベストがあり事前調査、除去工事をしないで稼働すると肺がんなどの被害に晒されますので、そこに働く労働者、社員の方々のことも心配です。私はトーセンがデカーレ矢板の操業の前提はアスベスト除去すること、住民が安心し受け入れる環境をつくることが事業者としての法的・道義的責任だと思います。

矢板市商工会は昨年「楽市楽座」を二回ほどシャープ跡地内の体育館で開催しましたが、体育館はアスベストの調査をしたのでしょうか。私は孫を連れてアスベストの不安のあるような場所には行く気にはなれません。まだ多くの市民はアスベスト問題を知らないと思いますが、いずれアスベスト含有があれば撤去は避けて通れない問題だと思います。


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