「香料」ってそもそも食品なのに必要?
一般的に香料は、食品に香りを加えるためと認識されていると思います。ですがよくよく意識してみると、この世の加工食品の大多数に対して「香料」
も使用されています。香料も立派な食品添加物なのです。そしてまた残念なことに自然由来ではなく化学物質により生成された香料が中心なのも事実です。そして調味料、お菓子、飲料、アイス、冷凍食品、真空食品など、多様な食品に使用されています。基本的に香料は天然のものと人工的に作られたものの2つの種類に分けられます。香料の目的は、食品の味を向上させるだけでなく、食欲を刺激する効果(狙い)もあるのです。
香料は、食品に使用される添加物の中でも、その存在が感じられないほど微量のものも多くあります。逆になぜ微量でも添加する必要があるのか?こまかく意識してみるとやはり疑問として浮かぶのは私だけでしょうか?
逆に香料が多く含まれる食品もあり、その香りや味によって、人を強烈に惹き付けたり食欲を刺激することもできます。例えば、カレーやカレー風味の食品には、スパイシーであるという印象が感覚として込み上げます。一方、バニラ風味の食品には、甘くて香りが良いという印象が込み上げるのではないでしょうか。
しかし、香料は個人差が大きく、同じ食品でも人によっては異なる印象を与えることもあります。これは、香料が人の嗅覚に影響を与えるためです。人の嗅覚は、個人差が大きく、同じ香りでも異なる感じ方をすることがあります。また、個人の好みや文化的な背景に左右され、香りや味に対する評価もそれぞれです。
ただ、香料もアレルギー反応を引き起こすことがあります。実際に特定の香料成分に対するアレルギーを持つ人々が存在し、それによって食品に含まれる香料が原因となるアレルギー反応を起こすことが確認されています。そのような方々は、香料が含まれる食品を食べる場合には、注意が必要になってきます。
そして香料は食品の保存性や鮮度(この鮮度にはクエスチョンがつきますが)を保つためにも使用されます。例えば、防腐剤や抗酸化剤と組み合わせることで、食品の品質を長期間にわたって維持することができます。また、香料を使用することで、無味無臭の健康食品にも味や香りを付けることができます。それは製造過程で無味無臭にする必要があったから?なのか?そもそも無味無臭で食品としては見劣りするからなのか?真実はわかりませんが、このようなことも想定できますよね。
しかし香料であろうと、過剰に摂取することによる健康被害もありますが、具体的な摂取量は解明されていないのです。
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香料添加の目的
香料が食品に添加される主な目的は、食品の風味を向上させ、消費者に美味しさや鮮度を感じさせることです。また、香料を使用することで、食品の保存性や鮮度を保つことができます。さらに、無味無臭の健康食品に味や香りを付けることで、消費者に食べやすく、味わい深い健康食品を提供することもできます。私の経験上、強烈に印象深いのが輸入物のマツタケです。本来の国産の天然松茸の良い薫りをしっかりと認識できていれば、やたらとただよい香るマツタケ臭は異様です。数十年前(昭和後期〜平成時代)はマツタケエッセンスなる液体を注射注入していたようですが、手間がかかることから最近は簡略化されスプレーで済ますようです。
香料のタイプ
香料は、天然のものと人工的に作られたものの2つに分けられます。天然の香料は、植物、果物、スパイス、花、木材などから抽出されます。
とはいえ抽出方法も様々なので、天然という響きでも安易には安心につながるわけではありません。
一方、人工的な香料は、化学反応を使用して人工的に作られ、ここにもまたバケガクの手法が存在します。人工的な香料は、香りや味を正確に再現することができるため、一定の品質を保つことができます。また、天然香料は摂取量や季節によって品質が変わる場合があり、供給量にも限りがあるため、安価で大量生産可能な人工的な香料が使用されることが多いようです。
ただし、香料に対しても個人差があり適量も、一概には言えません。ちりつもによるアレルギー反応へと変化する可能性もあるこを再度認識していただき、極力の素材・食材そのものの味や旨味を感じる食事を心がける意識を持つことが大切だと考えます。
薫りや香りを楽しむことも食事では重要であり大切なことですが、加工食品に求めるのではなく自然の恵から薫りや香りを味わい健康を維持することが身体と心の健康を目覚めさせるのではないでしょうか?
次回は「増粘剤」にフォーカスします。ありがとうございました。
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