タイムリミット。
久しぶりにお昼にカップラーメンを食べた。
先日の地震の影響もあり、備蓄品をもう一度見直していたらカップ麺の賞味期限が切れていたのだ。これは食べておかなければな…と、いうことである。
出来上がりには熱湯+3分が必要。
この3分間がなんともいえない。
待てなくもないけれど早く食べたい…。食欲との戦闘時間としては絶妙な配分だなぁと感心しながら待つ。
そういえば、3分を持ち時間にしているものは意外と多い気がする。
カップラーメンの出来上がり時間、クッキング番組、ウルトラマンの活動時間、ボクシングの1ラウンド…etc。
もしかしたら、集中力がめちゃくちゃ発揮される時間配分が3分だったりして。
そんなことを考えているうちにカップラーメンの出来上がりである。
話しは変わり、私は完全なインドアタイプだ。
どれくらいインドアかというと、出掛けた瞬間にもう帰ることを考えている。それくらいおうち大好き人間なのだ。
昔はそこまでインドアを出していなかったのだけれど、段々と開き直り、今や立派なインドアマスター。
正々堂々「自分、インドア派なんで…」と、いえる。成長したな…。
もちろん外に出ることも嫌いではない。
コロナ前は、イベントやお友達に会うこと、呑みにいくこと、打ち合わせなど色々なコミニュケーションを外で感じることが楽しみだった。
ただ、外出時に一つ感じていたことがある。それは、目的がある時と無い時の違いだ。
用事に向かうと時間を忘れて外を楽しめるのに、当てもなくフラフラお散歩がてらの外出は何故かすぐ帰りたくなる。
さすがにカップラーメンのように3分とまではいかないが、1時間もするとタイムリミットのファンファーレが頭の中で鳴り始める。
「充分であろう!直ちに帰宅せよ!」そんな号令が勝手にかかる。
あれはなんでなのだろう、不思議だ。
私の外出に対するタイムリミットは大体そんな感じなのだが、おうちでは全くそんなことはない。
生産性のない時間を過ごしているはずなのに、頭の中の号令は一向に鳴る様子をみせない。
カップラーメンを食べ終えた後、今日集中できていたのは「出来上がりの3分間を待ったこと」だけではないか…と、反省した。
外でもおうちでも、私の中のタイムリミットはバランスよくありたい。そして自分にきちんと制限も設けて、かっこいい時間の過ごし方をするんだ!
そんなことを思いながら、今日も椅子に腰掛けながらぼんやりするのであった。