気づきを与える方法とは・・・

前回、解釈の大切さを書きましたが、
この解釈を使って、相手に気づきを与えることができます。

それは

「相手の解釈を別の解釈で書き換えるようにすること」

です。

例えて言うなら

X「もう無理。今日はなんて日だ。明日なんか来なければいいのに・・・。」
Y「でも、その明日は、今日亡くなった方がどうしても生きたかった1日ですよ。」
X「はっっっっ。」

という感じでしょうか。
”明日”に対する解釈を解釈で変えることで気づきを与えているのです。

でも、どうやって相手から解釈を引き出せばいいのかわからない、そんな方もいらっしゃるかと思います。

そんな時は5W1Hの「how」をうまく使うと相手から解釈を引き出せます。


例えば

「日本の政治についてどう思いますか」
「〇〇さんの行動はどう理解していますか」

こうやって質問することで、相手がどんな解釈をしているかを引き出せます。

ところで

皆さんは相手から自分の解釈を聞かれて嬉しいですか?


多くの人はうれしいと答えるのではないでしょうか。。。


聞かれた本人は自分のことをちゃんと聞いてくれたと感じるでしょう。


空雨傘の空と傘の部分だけで雨を聞かない
つまり
事実と行動でしか相手とのコミュニケーションをとっていないと

”この人は私のことを理解してくれていない”

と誤解を生んでしまうかもしれません。

特に何か問題が起きた時にこの解釈を聴く行為は意味を持ちます。

例え①
L「どうして、こんなに残業時間が多いんだ?」

R「いや、その・・・」

L「とにかく、残業は10時間以内として決まっているから頼むよ」

例え②
L「どうして、こんなに残業が多いんだ?最近の業務をどういう風に理解しているんだい?」

R「そうですね。最近は〇〇商事との案件が増えていてそこで時間が取られてしまっています。」

L「そうか・・・。他に削られるところはないのかね?」

以上のように、例え②の方がどう考えてもRさんの納得度は上がると思います。

まとめ

解釈を使ってコミュニケーションを円滑にすることについて記してきました。

解釈を解釈で書き換えて気づきを与える。

解釈を聞くことで相手の納得度を上げる。

皆さんの中で「解釈」に対する意識は変わりましたでしょうか?

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