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【BadBuddySeries】最終話感想+総括 : この作品に出会えて良かった。【タイBLドラマ】
タイBLドラマBadBuddySeriesが好きすぎて記憶を失くしてもう一度楽しみたくなったので、気合いで記憶を失くし初見の心意気で感想を書き殴ろうという主旨のnoteです。正気です。
というわけで、遂に最終話。
一生終わるなBadBuddy…
では、いざ。
《最終話あらすじ》
ビーチへの逃避行の末に、自ら両親の待つ家に帰ることを選択したパットとパーン。互いの家の前で別れてから4年後、社会人になったパットは父親の右腕として家業を手伝い、パーンは建築士としてシンガポールに就職。コーンやワイ、インクとパーたちも皆それぞれの道を歩んでいた。そんな中、パットとパーンは高校の同窓会で久しぶりの再会を果たすことに。各々が選んだ道、そして家族、友達、恋人への愛のかたちと行方とは…。
以下記憶喪失になります。
※全力ネタバレ注意※
12話のストーリーのラストまで触れているので各自お気を付けください。
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あのハネムーンから4年。
2人はそれぞれの場所で、自分の人生を送っていました。Patはタイで家業を継ぎ、Pranは夢を叶えてシンガポールに。
ほぼ半同棲状態だった頃は2本並んでいた歯ブラシも、今は1人きりです。
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設定した目覚ましの時間通りに起床して身支度を整えるPatの姿に、4年の月日が流れていることを否が応でも感じさせられてしまいます。
何度も2度寝して大慌てで大学へ向かっていたPatもすっかり大人の男になって、Pranがいない日常を、1人でちゃんと過ごしているんだな。
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シンガポールのオフィスでは、恋人同伴ならワインがタダで飲めるぞという同僚からの誘いを断り、カップに描かれたスマイルを見ながら一人コーヒーを啜っているPranの姿が。その断った様子を見る限り、まだ恋人はいないようです。
というか居たら絶命(私が)
身支度を整えたPatは、かつてPranとバス停修復への出資の件でプレゼンに来たあの企業へと足を運びます。するとそこにはなんとKornとWaiの姿が。
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学生時代は犬猿の仲だったにもかかわらず、今は一緒に仕事をしている2人。懐かしいメンツが揃ったと喜ぶKornらに連れられ、Patは大学時代よく訪れたカレー店で食事をとることになりました。
運ばれてきたカレーも、仲間も、その光景全てが当時の記憶を容易に呼び起こします。
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好きな人に好物を作ってやるのが夢だった
そう言って自分にカレーを振舞ってくれたPranの声が、Pranのために負けを選んだ自分の唇を嬉しそうに、愛おしそうに拭ってくれた指の感触が、まるで昨日のことのように蘇ってきてしまう。
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周りの友人も身を固め始めただとか、俺たちも年を取っただとか、WaiやKornの恋人の話も話題には上がるけれど、過去に囚われているPatは曖昧な笑みを浮かべることしかできません。
そんなPatのもとに、大学卒業を控えたPaから1本の電話が入ります。
Paの電話を受けて久しぶりに訪れた、かつての自分の部屋。そして廊下を挟んだ向かいには、思い出が苦しいほど詰まったPranの部屋。
家主が変わってしまったその部屋の扉には、もうあのドアハンガーは掛けられていません。だから、Pranのご機嫌はもうPatには分かりません。
それくらい2人は遠く離れてしまったという事実があまりにも受け入れ難過ぎて泣きたい。
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思い出が詰まった部屋の扉を、懐かしそうに、でも少し寂しそうに笑って写真に収めるPat。
この寮からPaが引っ越してしまえば、もう2度とここへ来ることもないのかもしれません。
それにしても、歯ブラシもカレーも向かいの部屋も、4年も経つのにPranのことを思い出してばかりいるPat、大人びた笑みを浮かべるのやめてほしい。
そんな物憂げな表情Patには似合わないのだから、目がなくなるくらいの笑顔を見せてって言ってくれる人がここに居たなら良かったのに。
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扉を開けて部屋に入ると、Paとともに引っ越しの準備を手伝うInkの姿が。当時からずっと仲睦まじく関係を築いてきたPaとInkの2人は、今も変わらず一緒にいるようです。よかった。
引っ越しの準備で乱雑に物が置かれた部屋の中、あるものにふと目が留まるPat。
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それはPatとInk、そして途中で転校してしまったPranがともに通った、高校の同窓会の招待状でした。
時間が出来たら行くよとInkには答えていましたが、同窓会当日、会場には1人佇むPatの姿がありました。
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入り口に飾られた思い出の写真の中に生きる、まだ幼い自分たち。その無邪気な笑顔に、当時を懐かしみ思わずほんのりと笑みを浮かべます。
先に着いていた友人たちから今の大人びた様子をからかわれる姿を見ていると、大人にならざるを得なかったこの4年を勝手に考えてしまって苦しい。
無邪気に好きだって言っていられたあの頃のPatごと、ハネムーンと一緒に、あの場所に置いて来てしまったのかもしれません。
おい、元宿敵だぞ。
友人の声に顔を上げたPatの目に飛び込んできたのは、シンガポールから帰ってきたPranでした。
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あの頃より少し大人びたPranと、ただ見つめ合うPat。
当時と変わらない、多くの感情を複雑に映し出すPranの眼差しに耐えかねて、Patは思わず目を逸らしてしまいます。
この再会のシーン、BGMがハネムーンの夜明けのシーンと同じなんですよね。Pranが後ろからぎゅっとPatにくっついて、うなじにキスをしたあの朝と。
あんなにも幸せで、お互いがいればそれでいいとさえ思っていた朝から、近付いて話すことすら出来ない今との差が辛くてたまりません。
離れて座っていても全神経はお互いへと向かっているのは明らかなのに、視線を交わして唇の端を持ち上げるのが精いっぱい。
ただPatが友人たちに向かって口にした「変わらないこともある」は、Pranを思う気持ちは今も変わりないのだと言っているように聞こえます。
ここにいる誰もそれを知らなくても、この先一生話すことはない気持ちなのだとしても、誰しもが自分たちの関係を永遠の敵であり憎み合っていると思っているのだとしても、PatがPranを心から愛したこと、そして今も愛していることを、確かにPatだけはちゃんと知っているのだと。
高校当時のスライドを眺める2人の頭の中には懐かしい記憶が次々と蘇ります。
ことあるごとに小競り合いをして過ごした日々は確かに友達ではなかったかもしれないけれど、きっとクラスメイトはみんな「あいつらまたやってるよ」って面白がっていたんだろうな。
友達にすらなれなかった写真の中の自分たちと同じように、今の2人もそっとお互いを見つめます。
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余興のバンド演奏では、一緒に作って以来結局一度も一緒に歌えないままだった『JustFriend?』を演奏することになっていました。
あの頃そうしたのと同じように、目配せして、微笑みあって、音を重ねていく2人。
今日までの長い時間を経て、ようやく一緒に演奏出来たんですね。ただ一緒に歌うことがこんなにも難しいだなんて。
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いよいよ同窓会もお開きの時間になり、最後に全員で記念撮影をすることに。友人グループが異なるPatとPranは最後の集合写真でも自然と離れた場所に立っていました。
が、神様は見ている。
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お調子者の幹事くんが列を離れたことで、周りから押されたPatとPranは図らずも隣り合ってしまいます。
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付き合っていた頃と同じくらいの、体温が伝わる距離に思わず顔を見合わせる2人。
ありがとう幹事。ありがとうタイムマシーン3号の関くん(違うよ)
なんとも言えない笑顔を浮かべて写真に収まる2人でしたが、あまりにも並んだその姿が絵になりすぎていて、なんでこの2人が別れなきゃいけなかったんだろう…と脳内で爆泣き無限ループです。
もう脳が全力で受け入れを拒否しています。
写真撮影も終わりそれぞれが帰路に着く中、酔い潰れた友人を連れて立ち去るPatのことを1人見送るPran。
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お互いにこんなにも物言いたげな瞳で見つめておいて、声を掛けることすらせず、線が交わることもなく、2人はまた離れてしまう。
どうして?なぜ2人がこんな思いを?
無理やり引き離された3年間と、自ら手を離したこの4年間。これ以上離れる時間なんて2人にはもういらないのに、やるせなさが募ります。
同窓会から部屋に戻ったPatは、誰かに電話で帰宅を知らせています。この感じ、電話の相手めちゃくちゃ恋人っぽいんですけれど?ちょっと?
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万が一Patに新しい恋人がいたら監督に直談判に行ってしまいかねないし、今すぐBadBuddySeriesシーズン2に突入してもらってドロドロの愛憎劇を繰り広げていただくほかありません。
いや、なんかそれはそれでありかも…などと遠い目をしていたら、来訪を告げるノックの音が。
誰か来たみたいだと電話の相手に告げたPatがドアを開けると、そこには…
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※大歓喜すぎて言葉になりません※(ガチ)
…はあ。信じてた。信じてました。
Patが電話で話していためちゃくちゃ恋人っぽい相手=Pranでした。ありがとう世界。生きる。
さっきまでの憂い顔はどこへやら、ニヤリと笑ってPatを煽るPran。そしてゴクリと喉を鳴らし、Pranをグイッと引き寄せて部屋に引き入れる腹ペコPat。
こちらの情緒が追いつかないので一旦待って欲しい。
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何が起きているのかまだ整理出来ていないけれど、とりあえず一つだけ言いたいのは、強く引き寄せられたPranがPatの首に回した腕がまたもや天才だと言うことです…なんなんそのやや控えめにキュッと巻きつける感じ…そん、そんな…。幸。はあ。
そしてCMが明けると部屋着に着替えてベッドに転がる2人の姿が。待って。置いてかないで。説明して。
もはやPranのTシャツに書かれた文字に深く頷くしか出来ません。
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2人の会話及び様子から察するに、やはりPatとPranは今も付き合っている模様。
皆様やりました。大勝利です。
いちゃつく2人をニヤニヤと眺めつつ、何それ〜いつヨリ戻したのか教えてよ〜んふふふふと見守っていたら、なんと最早そんなレベルの話ではなく、そもそも一度として別れてなどいなかったことがここから怒涛の勢いで明かされていきます。
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家に帰ろう。
がんばれ、相棒。
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ハネムーンから戻り、そう言ってそれぞれの家へと帰っていった2人。
帰りを待っていた家族に伏し目がちに別れた事実を告げたその表情は、悲しみに満ちていました。
…と、思っていたけど違いました。
実際には親から見えない角度でめちゃくちゃほくそ笑んでいました。おい。PP。おい。
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自分たちの関係をよく思わない親の手前、2人は「別れたフリ」をして関係を続ける選択をしたのです。
さらに、全て隠して2人だけの秘密にする辛さ、無謀さ、逃げ場のなさを既に経験しているからこそ、今回は信頼出来る必要最低限の仲間たち、Ink、Pa、Wai、Kornの4人にも打ち明けたうえで。
そうでした。この2人、学部の学年代表を任されるほどのキレ者なんでした。トライ&エラーで最適解を導き出す天才なんでした。
校内ですれ違いざまに小指を絡め、寮に戻れば恋人としてぴとりとくっついて過ごし、実家でもベランダ越しに逢瀬を重ね、Tongおじさんとジュニアに会いに村へと向かい、まるでこの秘めた関係を楽しむかのように幸せに過ごしていた2人。
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後生だからこの秘密の恋人期間であと12話くれないかGMMTV。
えー!騙された!結局あれから1秒たりとも恋人じゃない瞬間なかったってこと!?もう〜!!涙返してよ〜〜!!!!!と笑っているはずなのに、
幸せそうな2人を見れば見るほどなぜだか頬を伝う涙が止められない私を助けてください。
人って幸せすぎても泣けるんだね…。
シンガポール行きで物理的に離れることになってしまったのに、それを「2年だけだろ」「心はいつもそばにいた」って他でもないPran自身が言うのなんて、もう最高すぎて言葉になりません。
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あのハネムーンでTongおじさんに貰った言葉は、その後の2人の行動指針となっていました。
誰に受け入れられなくても自分たちの心に嘘をつく必要なんてないのだと。
自分1人じゃ世界は変えられない。
けれど、世界もまた自分を変えることは出来ない。
1番大切なことをもう分かっている2人は、周りを説き伏せる正攻法の戦い方ではなく、共に生きるために、当たり前の幸せを守るために、世界と静かに戦う道を選んでいたのです。
「戦わない」という戦い方で。
いやしかし記憶なくして前半のnote書くのしんどかった〜!!なぜならここだけの話、実は私BBSの結末知ってたんですよ。ええ。
全然気付かなかったでしょ?(圧)
全部分かった状態で見る前半の面白さたるや。
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と、さっきと見え方が180度変わってしまう。
神妙な面持ちで喧嘩すな。
長いこと付き合ってるから扱いがぞんざいになってきてるんだな😠ふーん、だから空港間違えたわけね😠つーかお前同窓会で笑顔振り撒いてただろ😠そもそもまだ腹ペコなんだけど😠?久しぶりなのにたったの5分で俺が満足したと思うのか?😤
ってプリプリ怒ってるPran。
以前は我慢したり自分の気持ちを隠すことばかり得意だったのに、Patと過ごす時間を経て、でろでろに愛されることにすっかり慣れているのが最高すぎてたまりません。
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Patがありったけの愛でPranをこんなにしちゃったんですね。繰り返しになりますが、ここに至る過程あと12話ください。
色々な意味で腹ペコな2人(意味深)は、ひとまず落ち着けるために仲間たちの元へと向かいます。
唯一自分たちの関係を知る、Ink、Pa、Wai、Kornと落ち合い、テーブルを囲んで酒を飲む幸せそうな顔よ…。
肩を組んだりいちゃいちゃしたり写真を撮ったり、当たり前のように恋人としてそこにいる2人。
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その当たり前がどれだけ難しいことだったのかを知っているからこそ、大切な仲間たちと一緒に幸せそうに過ごす姿に胸いっぱいになってしまいます。
一時帰国中のPranがPatに行きたいところがあると告げたのは、まだ友達ですらなかった2人が初めて一緒に食事をしたあの屋台でした。
長さが揃った箸を選び、横から盗み食いするであろうPatを見越してワンタンをひとつ多く頼むPran。
2人の当たり前の日常は、こうしてどんどん増えていくんだなあ。
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母親が会いたがっているから実家に帰ると言うPranに、ずっと顔を出していないから自分も帰ると答えるPat。
あまりにも幸せなシーンが怒涛の勢いで押し寄せてくるので忘れかけていましたが、父親の過去の行いに失望して傷付いたことは、まだPatの中で整理出来ていないのでしょう。
そんなPatの背中をそっと押すように、お土産にお酒を買ってきたから渡してと微笑むPran。
歩み寄ろうとするPranの気持ちごと受け止めて、微笑み返すPat。もう最高の関係性すぎる。
翌朝、それぞれの家の前に立つ2人。
顔を見合わせてお互いに声を掛けます。
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家に帰ろう。
頑張れ、相棒。
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ハネムーンから帰った時と、全く同じ台詞です。
あの時Patはボタボタと大粒の涙を流し、PranはそんなPatを見つめて切なく微笑んでいました。
街頭の灯りに照らされた2人は、これでもう終わりなのだと思わず感じさせられてしまうほど、とても儚く見えた。
けれど今ここに立っているのは、大学を卒業して、精神的にも経済的にも自立した大人の男性2人。
太陽の光が降り注ぐ中で自信に満ちた笑顔を見せるその姿は、もはや儚さなんて微塵も感じさせないほど頼もしく見えます。
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近付いて笑顔で話をして、じゃれあって、頬にキス。
家の中にいる家族に今の姿を見られようが、もう何も恐れることはありません。
だってこれから先何が起ころうと「世界は自分たちを変えられない」ことを、2人はもうずっと前から知っているからです。
PatとPranはどんどん強く、しなやかに成長していく。隣に立つお互いの存在を支えにしながら、大切なものを守る力を得て、今日までずっと、ちゃんと幸せでいてくれました。
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お前が俺の隣で戦ってくれる
それだけで幸せだ
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まさにあの、ハネムーンでの言葉の通りに。
Pranに渡されたお土産を携えて実家に帰ったPatは、両親との久々の再会を喜びます。
けれどその一方で父は、お土産をくれた「海外から戻った友達」の話題に思わず目を逸らしてしまいます。負い目があるMinにとってはまだまだ避けたい話題なんでしょう。というより、今更どんな顔をしたらいいのか分からないのかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94047325/picture_pc_047fe01c06935786a601565a03d435a4.png?width=1200)
InkとPa、そしてPatの母も協力してお土産を開封したりMinにも飲ませようとするけれど、俺はいいとばかりにMinはそっぽを向いてしまいます。
そろそろ覚悟を決めろ、父よ。
プライドや羞恥心、引っ込みのつかなさから、Minは今更頭も下げられないし自分から話題に触れることも出来ません。
周りに人がいなくなるタイミングを見計らって、バレないようにこっそりと「友達のお土産の酒」に口をつけるのが精一杯。その様子に気が付きながらも、こっそり微笑んで見守る母。
情けない姿も受け入れてもらえるって素敵ですね。
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Minのことを好き!とは思えないけれど、キャラクター造形はすごくリアルだなと感じます。
威厳ある存在だったからこそ振り上げた拳の下ろし方が分からない父親像というのは、日本の感覚でも探せばいくらでも見つかる気がする。
ただ団欒の様子を見るに、Minも子どもたちから、そして妻から愛されるだけの存在なのだということもちゃんと伝わってきます。
ぎこちないかもしれないけれど、いつかこの食卓をPranも一緒に囲める日が来るといいな。
まあでもその時にはPatとPranにまず土下座謝罪よろしくお願いします(粘着質なオタク)
一方でPranもまた両親の待つ実家に帰宅していました。
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シンガポールで建築家として活躍する息子の話に花を咲かせつつ寝室の準備のためその場を離れたDissayaは、家の外から聞こえた物音にふと立ち止まり、そっと窓から下を覗きます。
そこには間違って自分の家に届いた郵便物を、こちらのポストに入れ直すMinの姿がありました。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94051104/picture_pc_7a58cf8037a84a829e63bbf6d5ac7c8e.png?width=1200)
この行動は息子に過去を知られたこと、そして成長をキッカケとしているのか、それとも今回初めてDissayaが気付いただけなのかは分かりません。
けれど、郵便局に突き返すことも捨てることもせず、境界線を自らの意思で踏み越えてこちらへ歩み寄るMinの姿は、Dissayaの心のどこかをほんの少しだけ溶かしたのかもしれないですね。
その心を示すかのように、用意したPranのベッドにギターを置いてくれるDissaya。
以前なら視界に入るだけで不愉快になるほど疎ましく思っていたはずなのに。
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愛する我が子であるPranが、自分にとって憎むべき敵であるMinの息子と交流を深めていた。
否が応でもその事実を思い起こさせるPranのギターは、Dissayaにとってある種裏切りの象徴とも言えるものだったかもしれません。
加えて、Minとの断ち切れない繋がりを突きつけられているようにも思えていたかもしれない。
けれど今、弾きたいんでしょう?仕方ないわねと笑うDissayaの顔が見えるように感じるのです。
DissayaとMinの関係、過去に起きてしまったことはもう取り返しが付きません。時間が解決してくれるものでもないのかもしれない。
けれど生きている以上、Minが境界線を越え、Dissayaがギターを受け入れたように、これからいくらでも変化していく可能性を秘めている。
BBSのこの軽やかで押し付けがましくないスタンス、物凄く素敵だなと思います。
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Pranは微笑んでギターを手に取り、ぽろりぽろりと優しく音を奏でます。
この部屋の窓から溢れ出した音色が、唯一無二のBuddyのところまで届くように。
食卓を離れて取引先と電話でやりとりしていたPatは、届いたギターの音色に誘われ、いつものように屋根を伝い、バルコニーから最短ルートでPranのもとへとやってきます。
Patが来るのは分かっていたと言わんばかりに、何を言うでもなく笑って迎え入れるPran。
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窓から忍び込んだPatがベッドにどかりと腰掛けるこの構図、1話と同じで感慨深いですね。
構図は全く同じなのに、2人の間に流れる空気も表情も、何よりお互いへの信頼と関係性は、比べ物にならないほど深く濃くなっている。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94051300/picture_pc_8f3b7119d6c19b7940873bd67b8d87c4.png?width=1200)
なんだかこの2人ともうすぐお別れだと思うと、寂しくてまた泣けてきてしまいます。
いつになったらお前の部屋に玄関から入れるんだとぼやくPatに、このルートを使えるのはお前だけ、特別だぞ?と言いつつ、またもWaiを使って嫉妬させるPran。
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いまだにWaiに対して嫉妬するPatも、そんなPatを見て嬉しそうなPranも可愛すぎるので、Waiは一生2人の恋のスパイスとして活躍してほしいです。
不憫でこそ輝くWai、これからもPatに殺しそうな目で睨まれてヒーーーーってなっていてほしい。不憫。
階下のMinにもDissayaにも聞こえてしまうだろうことは百も承知で、PatとPranはJust Friend?を歌い、見つめ合い、微笑み合って大きな声を上げて笑い合います。
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これ以上の幸せはないくらいに、幸せに溶けた瞳でお互いだけを見つめて。
4年の歳月という決して短くない時間をかけて、2人はそれを当たり前にしてみせました。
2人の人生は2人のもので、誰に認められる必要もなく、ただ幸せになることが出来る。そこに他人の意思が入り込む余地なんて1mmすらありません。
だって2人が互いを思う気持ちは、たとえ世界にだって変えることが出来ないんだから!
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少し寂しそうに目を背けるMinもギターの音色に微笑むDissayaも、手を叩いて2人を祝福してくれるわけではありません。けれど2人のことはもう分かっていて、それでも何も言わないでいてくれる。
反対していた人全員が認めて、仲違いしていた両家の仲も修復されて、周り全員からおめでとうと祝福されて迎える大団円。
それこそがハッピーエンドかもしれない。
でも私の目には、大切な人たちだからこそ相手の気持ちを尊重し、自分たちの幸せを追求し守り抜いたその選択もまた、これ以上ないハッピーエンドに映るのです。
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頬に浮かぶえくぼを愛おしそうに撫でて、Pranのまるい額にキスをするPat。
目を閉じてPatのキスを受け止めるPran。
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幸福に満ちた2人の表情はその答えでしかなくて、何度見ても胸がいっぱいになってしまいます。
専用高速道路(屋根)を伝って自分の部屋へと戻ったPatに、Pranは合図を送り糸電話を放り投げます。
小さな子どものようにやり取りをする2人の姿と美しい音楽に涙腺を刺激されていたのに、その姿が子どもになった瞬間また泣きました。
それはずるい。
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仲良くなってはいけない。
話してはいけない。
遊んではいけない。
負けてはいけない。
そうやって育てられたであろう幼い2人を繋ぐ唯一の手段が、きっとこの糸電話だった。
小さな2人が親にバレないように必死に考えて、こそこそぎゃーぎゃー言い合いながら何度もやり取りしていたんでしょうね。それは無理泣く。
ノスタルジックで美しいラストシーンに、もう胸がいっぱいです。
終わらないでBadBuddy…。涙
↓
↓
終わりませんでした。
完全に終わる空気だったのにまだ続きあった!
ありがとう監督。大好き。そしてここからの数分が最高すぎて言葉に出来ません。
見慣れない部屋のルーフバルコニーには、2人仲良くお酒を飲むPatとPranの姿がありました。
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クイズに答えられなければ一気飲み!と2人でキャッキャしていたものの、もうこれ以上は飲めないから罰ゲームを変えようと提案するPat。
答えられなければ頬にキスだと。
キスしたいがためにとても答えられない質問を怒涛の勢いで繰り出してくるPatの目論見通り、全く答えられずに甘んじてキスされまくるPran。
な、何この天才のゲーム??一生やってて??
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負け続けたPranはさらに罰ゲームの変更を提案します。勝者は敗者を好きにできるなんてどうだと。
その上でPranはPatにクイズを出すのです。
俺の名前はなーんだ?と。
いーーーーーやーーーーーーーー
なんということでしょう。
かつては好きだと言えずに気持ちを押し殺していたPranが、俺を好きにしたら?と言わんばかりに絶対に負ける勝負を仕掛けてきている。
いや、それはもはやPranの狙い通りなわけだから実質Pranの勝ちなのかも…?
いずれにせよ私は完全大勝利ですありがとうございます(大の字)
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94062783/picture_pc_e4efddba40ea93ad69d016027c738ac8.png?width=1200)
何言ってんだ?とその意図に気付かず笑いながら「Pran」と答えたPatは、Pranの「好きにしろ」の言葉でようやくその意図に気が付きます。
にんまりと笑って顔を寄せ、Pranにキスを…
するかと思いきや、なんか聞こえないか?と反対側を指さすPat。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94067694/picture_pc_018f732629730d53c00d6a3bcf34a3db.png?width=1200)
キス出来ると思ったのに焦らされてムッとしてるPranたまりませんね。この表情で酒が飲めますよね。ええ。
自分が指さした方に顔を向けるPranの耳元に唇を寄せたPatは、タイの大ヒット曲「Same Page?」を口ずさみます。
君を思う心は迷子のように彷徨っているよと切なく歌い上げるラブソングを。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94062822/picture_pc_748a8a3479f19ca1e507f7639a1822e3.png?width=1200)
そして振り向いたPranに熱いキスを贈り、でもこのキスは絶対に迷わないとPatは笑うのです。
いやキザ〜〜〜!!!!!って思ったけどPranもそう言いながら嬉しそう。Patはちょっと気障なくらいがちょうどいいんですよね。分かる。
次はPatがクイズを出す番です。
Pranと同じように、俺の名前は?と聞いてみせます。お互い相手に好きなようにされちゃいたいPatとPran良すぎて眩量がしてきました。
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愛おしさが滲む声で「Pat」と答えたPranが自分に一体何をしてくれるのかとワクワクするPatでしたが、羽交い絞めにされ技を決められて結局いつものじゃれ合いになるのがまた愛おしい。
付き合ってからはPranの方が何枚も上手っぽいのが最高です。
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Patを羽交い絞めにしたまま、ベイビーって言ってみ?ん??と笑ってPatの頬にキスするPran。
2人きりの部屋の中、追いかけっこ(性的)してはしゃぐ2人は壁に相手を押し付け、ベッドに、ソファに押し倒し、まるで勝負するかのように上になり下になり(物理)大騒ぎ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94063280/picture_pc_2fa303ac7bfe758f47ce0bea5c8bfeb0.png?width=1200)
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最後はキッチンカウンターにPatを押し倒したPranがぴょんっとその上に飛び乗ったところでドアは閉まり、私たちの視界にはニコニコスマイルのドアハンガーが映し出されます。
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「台所だぞ!AVかよ!」
というPatの叫びとともに。
なにこれ。死ぬ前の夢?
しっとり終わるかと思いきや、最後までPatとPranらしさ全開で、余韻に浸る間もなく駆け抜けていってしまいました。
最後のセリフが「台所だぞ!AVかよ!」で終わるラブストーリーが未だかつてあったでしょうか。
楽しくて可愛くて2人らしくて最高すぎる。
こんな完璧なラストシーンも、満足しかない最終回も、我が人生史上初めてかもしれません…。
そしてOurSongに乗せて流れ出すエンドロールに、今度はジワジワと泣けてきました。
こんな最高なドラマに出会ってしまって、これから先どうしたらいいのだろう。
あまりに満足度が高すぎて、もうこの作品一つあれば生きて行けそうなほどです。
全話振り返ってみて、改めてそう感じます。
実を言うと、感想noteを書こうと思ったのには理由が3つありました。
まず1つ目。
私自身、人の感想を読むのが大好きだからです。
これから先も日本のどこかで初めてこの作品に出合って心奪われてしまう人が絶対にいる筈で、その中にはオタクの熱い語りを欲している人もきっといるはず。
燃え盛る気持ちに「分かる分かる!」と寄り添えるものがここにありますよと、届かないかもしれないけれど残しておきたかった。
次に2つ目。
書くことで気付けるものがあるのではないかと思ったからです。
ただ視聴しているだけで最高に面白いBadBuddyですが、改めて記事を書くとなれば、今まで以上にしっかりと見る必要があります。
そしてそうすることで、台詞に込められた意味、表情、登場人物の心の動きをより深く理解できるのではないかと思いました。
そう。オタクとは考察が大好きな生き物。
そして最後に3つ目。
BadBuddyが死ぬほど好きだからです。
だって全話死ぬほど見返しているのに、永遠に面白いんですよこのドラマ。どうなってるの?
因縁の相手との再会から始まり、仲間には隠して秘密裏に結託する犬猿の仲の2人。
どんどん距離を縮めて行く中でPatの罪深き良い男っぷりに惚れ込み、胸を締め付けられるほどのPranの切ない眼差しに一緒に涙して、屋上での狂おしいキスに、何度でも心をかき乱されてしまう。
心に触れて、思いを通わせて、お互いがどんどん大切な存在へと変わっていく。
そんな2人の日々を見守るのが楽しくて、幸せで、切なくて、愛おしくて。
自分でも驚いてしまうほど、何度見ても心が震えてしまうのです。
私は今、この作品の結末を知っています。
賢く真っ直ぐで、この愛を守るためならば強かにもなれる柔軟さをも身に付けた文字通りBadBuddyな2人が、両親も友人も、私たち視聴者も見事に欺いてずっと幸せでいてくれたこと、ちゃんと知っているんです。
その筈なのに、11話のハネムーン、見るたびに毎回爆泣きしてしまうんですよね。
お前が隣で戦ってくれたら、それだけで幸せだ。
PatがそうPranに告げたとき、2人の中にはまだ「嘘をついてでも秘密の関係を続ける」という選択肢はなかったのではないかと思います。
Tongおじさんの在り方を聞く前の2人は、正攻法で両親と対時しようと思っていたかもしれない。
両親に認めてもらえるその日まで、もう一緒にはいられないって思っていたかもしれない。
本当に2人にとってこのハネムーンが最後の幸せな時間になり得た可能性を思うと、それでも心の底から愛しいと互いを見つめるその瞳を見ているだけで、何をどうしたって涙が出てきてしまうのです。
家に帰ろう。
頑張れ、相棒。
ハネムーンから戻り、家の前で別れる瞬間、Patはボタボタと大粒の涙を流していました。
11話を初めて見たときは涙するPatに嫌な予感を募らせ予告で大撃沈しましたが、結末を知っている今だからこそ、あの涙にはどんな意味があったのだろうとふと考えてしまいます。
ただ視聴者を騙すためのミスリードとは考え辛く、それならどんな思いがそこにあったのだろうと。
Pranのことが大好きで、本当なら誰に気兼ねすることなくこれからもずっと一緒に居たい。
Pranさえ幸せでいてくれるなら、ハネムーンから帰らずに、ずっとあの村に居たって良かった。
でもそうじゃない。Pranはここに残ると言って笑ってくれるけれど、それはPranの心からの幸せではないと、他の誰でもなく自分が一番分かっている。
だからこそ「家に帰ろう」と、涙を溢れさせながらそう言ったのではないかなあと。
確かBBSの脚本家の方もこのシーンについてツイートされていたように思いますし、もっと複雑な思いがそこにはきっとあったのだろうと思います。
大切な人たちに嘘をついてでも、関係を隠してでも、不自由な恋になる覚悟をしてでも選び抜いたこの決断は、2人にとって決して当たり前のものではなかったはず。今日に至るまでの4年間だって、きっと幸せばかりではなかったはずです。
だからこそ今、心から幸せそうに笑いあう2人を見ていると、そんな日々を超えて今ここにいるのだと思うと、頬を撫でて額にキスをする姿がもうあまりにも愛おしくて、愛おしすぎて、なんかもう無理なんですよ(突然の語彙消失)
この作品が心の底から大好きでたまりません。
作品自体は勿論、彼らに心惹かれ、見事に欺かれた時間すべて宝物のように感じられます。
存在に気付くことすら難しいほど遠く離れた国のドラマにこうして出会えたこと、その巡り会わせに心から感謝したいです。
そしてこの作品に携わる全てのスタッフ、出演者の皆さん、我らの神Aof監督。
そして、OhmくんとNanonくん。
あなたたちのおかげでいま私はとてもとてもとても幸せです。本当にありがとう。
決して色褪せることの無いこの作品を、これからもこねくり回しながら一生愛し続けていきたいなと思います。
いやしかし。
自分で始めたこととはいえ12話分書くの大変だった〜!でも全話書けた〜!
恥ずかしながら文章を書いた経験もほとんどないですし、回りくどく読み辛い部分だらけで反省しきりなのですが、それでも読んでくださった方からコメントいただいたり、BBSについてお話し出来たりするのがとっっっても幸せでした。
まだまだBBSの魅力を全然書き切れていない!あそこもここも最高なのに!と思うけれど、燃え滾る思いを吐き出せてオタクひとまず大満足です。
もう今後このnoteでお会いすることはないかもしれませんが、最後まで読んでくださった皆様、毎回長々とした文章にお付き合いくださり本当に本当にありがとうございました!
これからもBadBuddySeriesをみんなで愛し続けましょうね✨🤜🤛✨
って締めようと思ったけど俺たちのBadBuddySeries帰ってくるらしい。大号泣。
Aof監督による本物の続きが見られるの、吐血して 転げまわりそうなくらい嬉しいですね…!
またPatPranに会えるその日まで、まずはこの予告を泣きなからリピるといたしましょう。
ということはつまりOurSky2放送後にもどうせ荒ぶるでしょうから、その時も何か書けたらいいなあと思います。
気が向いたら読んでやってくださいね。
ではまた、その時まで✨🤜🤛✨
リプライとかマシュマロとかコメントとか何かしら反応くださったら嬉しいです😊
そして記事の❤️を押してくれるのも嬉しい✨
よろしくお願いします🙏✨
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