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疲れの多いデベロッパーに、サウナに行くことだけをおすすめするだけの記事

蒸され、冷やされ、風になる。それがサウナ。

はじめに

株式会社POLという会社でエンジニアをやっている @yahooshiken です。この記事は「POL Advent Calendar 2019」の1日目の記事です。「何を書いてもいいよ」と言われたので、自分が好きなサウナの話を大真面目に書いてみようと思います。この記事は淡々とサウナの効能を伝えるだけの記事です。プログラムのコードは残念ながら一行も出てきません。

この記事を書くにあたってサウナの知識を得るために、日本サウナ・スパ協会さんと日本サウナ総研さん、Saunologyさんのホームページから多数の引用をさせていただいております。よりサウナについて詳しく知りたいという方は、ぜひご一読されることをおすすめします。

サウナとはなにか?

まず、サウナとはなにか?について軽く触れておきます。「Sauna(サウナ)」は元来フィンランドに伝わる熱気浴のことを指します。2,000年前頃からヨーロッパ各地にその文化があったとされますが、「Sauna」は今や世界中で広まり、日本の「Sushi」と同じく世界共通言語として親しまれています。

日本サウナ・スパ協会によると

今日、サウナは、北欧をはじめ、ヨーロッパやロシアなどに受け継がれて、わが国には1963年頃から紹介され、今やサウナ愛好家は1000万人を越すほど、広く利用されています。

と記載されています。驚くべきことに、我が国日本にサウナが伝来、普及し始めたのは東京オリンピックが開催された1960年代ころからとされています。しかし、サウナを体系的にまとめているブログ「Saunology」さんによると、日本の沐浴文化はもともと蒸気浴が主流であり、江戸時代以降の近代になって温湯浴が一般的になっていったことが分かります。

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ブログ「Saunology」の「サウナと歴史 日本の蒸気浴の歴史」から引用

サウナはもともと日本人の文化や生活様式に古くから根付いた入浴方法でした。近年はサウナをテーマにした漫画が発売されたり、ドラマが放映されたりしたことによって、従来は「サウナはおじさんが行くもの」というイメージがありましたが、「SAUNA FES JAPAN」と題したイベントも開催されるなど、若者や女性にもその人気が広がっています。

日本サウナ総研さんの日本全国の男女1万人を対象とした「日本のサウナ実態調査(2018年2月)」によると、昨今のサウナブームにあやかって愛好者も増えているという報告もあります。

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サウナ総研さん2018年3月7日(サウナの日)プレスリリースより引用

調査の結果、「サウナー」と呼ばれる根強いサウナファン、サウナ愛好家たちに支えられて、日本のサウナ文化は今まさに、再び脚光を浴びようとしていることが分かりました。

なぜサウナなのか?

なぜ今、こんなにも日本でサウナが人気を博しているのか?

多忙な毎日を生きる現代人、特にエンジニアや研究者などは長時間ディスプレイを見続ける、同じ姿勢を取り続けることによる疲労蓄積、厳しい納期やシステムトラブルによる多忙、高い専門性により職場の援助を受けづらい環境、常に要求される高い品質水準など、精神的に病んでしまうストレッサーが多いとされています。

そんな都会の喧騒の中で、唯一気軽にチルアウトできる環境こそがサウナです。サウナは肉体疲労やストレス解消など、心身ともに健康になる効果があるとされます。また、サウナと水風呂を交互に繰り返す温冷浴(交代浴、交互浴とも)をすると自律神経の乱れを解消するとともに、一種のトランス状態になるとされ、この状態になることをサウナー(サウナをこよなく愛する人)の間では、「ととのう」と言います。人々は癒やしやリラクゼーションを手に入れるために、「ととのう」ために、サウナに足を運ぶのです。

さらに最近では、サウナを楽しみながら仕事もできる「コワーキングサウナ」と呼ばれるジャンルの施設が増えてきました。Wifiや電源が完備されており、リラックスした状態で作業することができます。

都内で気軽に「ワーケーション」(「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で、リゾートなどの環境のよい場所で、休暇を兼ねてリモートワークを行う労働形態のことです。)ができるということからも、働き方改革の文脈で注目されています。

サウナは私たちの生活に合わせて、どんどんと形を変えていきながらより身近な存在へと進化していることが感じられます。

サウナの効果的な入浴方法

サウナの効果的な入浴方法については、日本サウナ・スパ協会のサイトに目的別に載っています。肉体疲労の回復、ストレス解消、眠りを誘う、美容など目的に応じてサウナの入浴方法が異なるため、注意が必要です。自分は割と基本形ですが、日々のコンディションを整えるためにこのようなリズムで入浴しています。

1. ​水分補給をちゃんとする
2. 浴槽に入って体を温める
3. サウナに8〜12分入る(温度に応じて長さは調節する)
4. 水風呂に1〜2分入る(水温に応じて長さは調節する)
5. 3と4を満足するまで2〜5回繰り返す(途中疲れたらサウナの外で休む)

「サウナ 入り方」などでググると、いくつか似たような入浴方法がありますが、個人差もありますので、何度かサウナに通う中で自分のサウナスタイルを見つけていくと良いと思います。

都内のおすすめコワーキングサウナ

1. らくスパ1010神田

圧倒的なコスパで楽しめるコワーキングサウナです。その分、休日は混んでいるので平日夜などに集中したいときに行くのがおすすめです。私は、会社から徒歩で行けるので、ほぼ毎日通っています。

2. サウナセンター

これぞ昭和サウナ!という古き良き日本の文化を感じさせてくれるサウナです。宿泊も3,000円くらいなので、カンファレンスなどで東京に来る地方男性エンジニアの方におすすめ。

3. 両国湯屋江戸遊

すごく良いので、あまり人に教えたくないサウナです。湯Workが神すぎるのです。

人生で一度は行ってみたいサウナ

1. サウナしきじ(静岡県静岡市)

サウナーなら誰しもが「サウナの聖地」として知るしきじ。水風呂や館内の飲み水、お茶、炊飯に使うお水まで天然水で、抜群に「ととのう」サウナとして有名です。

2. The Sauna(長野県上水内郡信濃町)

東京から車で約三時間半の野尻湖湖畔に位置するゲストハウスLAMPが運営する本格的なフィンランド式サウナです。LAMPスタッフの野田クラクションべべーさんが中心となって、CAMPFIREでクラウドファンディングで資金調達をし2019年2月8日にオープンしました。魅力は文章で語るよりも、ぜひ動画で御覧ください。

3. レスアナ ポリアナ(ロシア・ウラジオストク)

ロシアでは「バーニャ」という名前でサウナが親しまれているそうです。ロシアというと、すごく遠いイメージがありますが、実はウラジオストクまでは成田空港から2時間半ほどで行けるので、ちょっとした連休を利用して一度行ってみたいものです。

さらにサウナを学びたいあなたへ

最近のサウナブームにあやかって、私のような初心者サウナーにも親切にサhttps://www.trychameleon.com/サウナの情報を提供してくれるサイトがたくさんあります。

その中の「サウナイキタイ」では、日本全国のサウナーから口コミ情報が寄せられているので、行ってみたいサウナを探したり、サウナグッズを買ったり、サウナを楽しむための情報が満載でおすすめです。

おわりに

会社のアドベントカレンダーで、さんざん自分の趣味について語ってしまったので、申し訳程度に求人情報を載せておきます。サウナが大好きなエンジニアさんがエントリーしてくれることをちょっとだけ願っています。



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