【CarPlay利用者のみなさまへ】これまでの開発状況と今後の取り組みについて
いつもYahoo!カーナビをご利用いただきありがとうございます。
近年Apple CarPlay対応のディスプレイオーディオ(以下DA)の普及に伴い、Yahoo!カーナビでは特にCarPlayでの利用に関する不具合の報告が寄せられることが多くなっております。
把握している不具合の例
使い勝手が悪い
地図のスワイプでのスクロールができない
地図の視認性がよくない
操作の反応が悪い
地図の拡大縮小ボタンをタップしても反応しないことがある
地図の拡大縮小ボタンが表示されない
ノースアップとヘディングアップの切り替えが思い通りにならない
クラッシュやフリーズが発生した
エンジンを切ったあとに再度エンジンをかけるとルート設定が消えてしまうことがある
不具合の発生は把握しており、原因究明のために調査を進めておりますが、なかなか全てを解消するには至っていない状況です。
Yahoo!カーナビではリリース前の机上テスト、走行テスト、外部委託の走行テスト、と複数の方法でテストを行い、アプリの品質管理を行っていますが、リアルタイムに位置情報を処理するカーナビアプリの性質や、サードパーティーのデバイスに依存するCarPlayの性質上、社内のテストだけでは再現できない不具合があるのも事実であります。
たとえば、クラッシュといえど、さまざまなクラッシュがあります。
機種依存(DAとの相性が悪い)
アプリ内部の処理落ち
直射日光での発熱による応答不能 など…
おもに、機種や使っている環境、問題が起きた時の交通状況、実際に走っている道路など、さまざまな要因で発生する事が多く、コード上のクラッシュ箇所や再現条件が特定できない限り、「どう修正・改善したら良いか?」のポイントが定まらないことが多くあります。
ベータ版での検証を検討中です
これに対し、TestFlightを利用したベータ版アプリを使ってのテストをただいま検討中です。TestFlightを利用すると、クラッシュの発生時に 「どういった状況で?」「どういった機種を利用されているか?」などクラッシュレポートをいただけるようになっています。また、みなさまから任意でスクリーンショットとコメントを送っていただくことでも、細かい不具合の発生状況を共有いただき、不具合発生原因の特定の助けになります。
さらに、仕様面で改善が必要な使いづらい点についても、多くの方からの声をいただくことで、より大きな課題となっている不具合から着手することが可能になります。
CarPlayでのYahoo!カーナビの体験改善に向けて、ご協力をお願いいたします
今後、よりよい機能向上を目指すため、特にCarPlayでの利用に関して、ベータ版を通じて多くのみなさまからの意見を募集できるよう準備中です。
※ 2022年7月現在公開中のベータ版はCarPlayには対応しておりません。
実施時期:2022年秋〜
対象:CarPlay対応のディスプレイオーディオをお持ちのみなさま
方法:詳細は今後のnoteにてご案内します
これまでもベータ版にご協力いただいたみなさまにおかれましては、ご参加ありがとうございます。ベータ版を利用してくださるみなさまはYahoo!カーナビの開発に参加されている一員といっても過言ではありません。テストの準備が整いましたら、機能向上のために、ぜひ多くの声をお寄せください。応援コメントも、励みになっております。
CarPlayのベータ版での検証開始の際には、改めてお知らせいたします。
改善の進捗については、今後みなさまにお伝えしていきます。