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広告クリエイティブの共同販促資料『Creative Guide』をご紹介
こんにちは。デザイナーの河上です。
2021年3月ヤフーを傘下に持つZホールディングスとLINEが経営統合しました。各サービスで連携が始まっているのと同様に、広告部門もLINEとの取り組みを進めています。
今回は経営統合から約半年、両社の広告クリエイティブに関わるチームで行った連携活動についてご紹介します。
共同で販促資料を作成
連携活動は各社の広告商品についての情報交換から始まりました。
お互いの商品理解が深まるにつれて、広告クリエイティブには「各社ならではの特性」と「両社共通のポイント」があることがわかりました。
そこで広告主様の配信効果の最大化のために、クリエイティブ制作を支援する資料『Creative Guide』を作成することになりました。
『Creative Guide』とは
両社が持つクリエイティブのノウハウをまとめた資料です。
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(予約型)ブランドパネルやLINE広告の
Talk Head Viewについて、同時出稿時のクリエイティブ表現において意識すべきポイントが分かります。
資料の一部をご紹介
今回は資料の中から特に皆さまに知っていただきたい「共通ポイント」や「各社ならではの特性・ポイント」、「同時出稿時のクリエイティブ例」をご紹介します。
共通ポイント
広告クリエイティブでは情報整理とユーザーアクションにつなげる表現の工夫をしましょう。表現の工夫はヤフーとLINEでアプローチの仕方が異なります。
Yahoo! JAPANならではの特性・ポイント
ディスプレイ広告(予約型)ブランドパネルは
Yahoo! JAPANトップページで、ファーストビューに掲載される広告です。
静止画、動画ともにページ上部における占有面積が広いため
自然とユーザーの視野に入れることができます。
しかし検索やニュースなどのサービスを利用するユーザーには
内容を意識させないと受け流されてしまう可能性があります。
そのため、ブランドパネルではユーザーに起こしてほしい行動を明示し、
それを促す表現を推奨します。
LINEならではの特性・ポイント
Talk Head Viewは国内最大規模のリーチ数を誇るトークリスト上部の枠に
掲載される広告です。
友だちとの連絡やニュースを見る際に多くのユーザーの目に触れる広告枠です。
しかし動画広告の場合はタップ後に再生されるため、配信効果を高めるためには素通りされないことを目的とした工夫が求められます。
そこで、遷移先の期待値を高めるお得な情報などでユーザーに
「今見ないと」と思わせる表現でクリックを促すことが考えられます。
同時出稿時の配信効率を高めるクリエティブ例
デジタル上でのリーチを最大限に取りたい場合、
ヤフーとLINEそれぞれ同時に、同じ素材を用いて広告を出稿するケースもあるかもしれません。
その際、特に動画の場合は広告仕様の違いを踏まえたクリエイティブを意識しましょう。
ディスプレイ広告(予約型)ブランドパネル 動画の場合
1. ページが表示されると動画が自動で再生されます。
2. 認知させたい情報は固定表示または複数回表示しましょう。
3. 動画には検索やクリックを促す要素を配置しましょう。
Talk Head View 動画の場合:
1. エキスパンド前にユーザーメリットやお得な情報を配置し
クリックを促しましょう。
2. 静止画と動画冒頭シーンの関連性を持たせることで
視聴離脱を軽減させます。
3. 認知させたい要素は動画冒頭シーンに大きく配置しましょう。
4. 動画最終シーンにはクリックを促す要素を配置しましょう。
このように、各商品でクリエイティブ表現における意識すべきポイントが異なります。
ぜひYahoo!広告ディスプレイ広告(予約型)ブランドパネル、
LINE広告 Talk Head Viewのクリエイティブ制作時のご参考にしていただければと思います。
『Creative Guide』ではその他、KPI別のTIPSなどをご紹介しています。
詳細資料をお求めの方は、弊社担当営業にお問い合わせください。
まとめ
以上、広告クリエイティブチームでの連携活動の一部をご紹介しました。
今後も両社で連携し、提案や情報発信をしてまいります。
みなさまの配信効果の最大化、広告プランニング・制作のヒントに
なりましたら幸いです。