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祇園祭③ 神幸祭と還幸祭
祇園祭が大好きで山鉾町の人と将来結婚したいと過去に思ってたことがあるくらいの私です(別に結婚せんでも山鉾町内のマンションに住んだらいいことも後に気づきました(笑))。
だけど、神輿が動いているところはおそらく見たことがありませんでした。祇園祭が1か月あって様々な行事が行われることは知っていても、いつも山鉾に注目してばかりでした。
だけど、山鉾は神様が通る前に町の厄を払う役割。だから、今回、祭の本命?である神輿、神幸祭と還幸祭どちらも見に行きました。
神幸祭では八坂神社から割りと近くのところで、神輿が来るのを待ちました。還幸祭では八坂神社に待機して神輿が戻って来るのを待っていました。
「ホイト、ホイト(祝人)」
神輿とても重いのに、ジャンプしてカシャカシャ鳴らしてすごいなあと思った。そして跳び方も面白い。もっとじっくり見たかったけど、お神輿の周りには担ぎ手の方がたくさんいらっしゃってあんまり見せなかった。後で知ったけど神輿によって担ぎ方も少しずつ違うらしい。
そして担ぎ手の方が入れ替わるのもすごい。神輿を置いて人を入れ替えるわけじゃない。交代する人の反対側に行って担いで、抜ける人はさっと出る。息ぴったりでまさにプロの神業。そしてあんなにたくさん担いでるのにここ交代したしてないとか分かるのかなあとか、担ぐ位置が決まっているのだろうかなどいろんな疑問を感じてた。たくさん練習してるんだろうなあと思うけど、本物の神輿は気軽に使えないはずなのにどうやってしてるんだろうということも疑問だ。疑問がいっぱい(笑)
このネットの記事で「死んでもいいくらいの覚悟でやっている」って言われているのを見て、やっぱり神輿を担ぐって相当の想いと覚悟があるんだなあと思いました。だから感動させられるのかな。
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三若=中御座=素戔嗚尊(スサノオノミコト)
四若(しわか)=東御座=櫛稲田姫尊(クシイナダヒメノミコト)素戔嗚尊の奥方
錦=西御座=八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)二神の子ども。 神輿の重さが一番重い。
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差す!回せ!
御旅所(神幸祭)または八坂神社(還幸祭)に着いてもすぐに下ろさない。神輿を回したり、肩で担いでたのを持ち上げたり、持ち上げて回したり。そのやり方が神輿ごとに違うのも面白い。もちろん神輿の重さもあるのだろうけど。
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ちょうど差している(上に高く上げる)ところ
三若はスサノオが乗っているだけあって一番血気盛んで荒々しい。一番たくさん回してた気がする。飽きるぐらい(笑)
四若は3基の中では一番あっさりしてる。あっさりしてる=情熱がないとかでは全くない。
錦は一番重いのにそれを感じさせない。
いや、ほんとに重くて大変だろうから、もういいよって思ってたんだけど、皆さんから神輿に対する熱い想いがバシバシ伝わってきて、もう感動してた。
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そして還幸祭では八坂神社での神事も見学させてもらいました。
神様が神輿から神社にお戻りになる際に電気が全部消える。カメラとか光るものは見ている人ももちろん厳禁なんだけどその意味というか、何をしてるかすら分かってない人がたまたま隣にいた。確かにたまたまそこにいただけじゃ分からない。私は事前に調べて知ってたから分かってる。光るものが厳禁と呼び掛けられるだけで何故なのか、これから何が始まるのかは警備員さんも神職さんも教えてくれない。分かってない人がたくさんいていいのだろうか…と考えさせられた。
そしてずっと電動扇風機の電源のボタンが光ってる人がいて、わずかな光だけど、私の心の中でちゃんと消せよってイライラして、真剣に神事の厳かさに向き合うよりそっちが気になってしまって、自分の心が狭さに嫌になった。堂々と理由説明して声かけたらいいのにそれが出来ない自分にも嫌になってた。こんなところでも自分が試されている。さすが神様がいるところ。
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神幸祭と還幸祭も山鉾巡行と同じくらい感動でした。見れて良かった。
ありがとうございました。