2度目の屋久島②
ヤクスギランドは、
前回の滞在でも行っていた。
そこでお気に入りの場所を選んでいた。
苔の中にもまっすぐ立ってる大五花葉黄蓮(オオゴカヨウオウレン)がとても気に入って選んだ。
今回、ささっちょがその時選んだお気に入りの場所を教えてくれた。
覚えてくれてて嬉しかった。
え?
ここ?
前と景色が全然違った。
オオゴカヨウオウレンがない。
ない。ない。
ショックだった。
でも実は、あった。
私は以前見た姿がオオゴカヨウオウレンのすべてだと思ってたけど、あれは葉っぱでも花でもなく種だった。
そして進んでいる途中、種のオオゴカヨウオウレンにも出会った。
ああ、もう6月は役目を終えて森に還っているんだ。
あの感動と同じ景色は見れなかった。
同じ感動は味わえなかった。
でも
見た目は違っても確かに私が感動した植物が、いた。子孫を残して、新しい命が。
前姿にとらわれ過ぎていたら気づけなかった。オオゴカヨウオウレンのいのちは続いている。森は循環している。
森に同じ景色はない。
春が来て夏が来て秋が来て冬が来て。
だから私の気持ちが変わってもいいのかもしれない。今はなき植物も生きた証しと種は残り続けるし、今を作る土台になっていく。
そんな風に思えた。
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結局、心のひずみ~2度目の屋久島までの一連のnoteを書いて何が伝えたかったか自分でも全く分からない。でもまあいいんだ。書くことに意味があったんだ。
ここまで読んでくれた人には大感謝です。