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3人の子育てママが伝える!事前に知っておくと不安が減る、「わたしらしい育休」を過ごすための3つのポイント

こんにちは。

「わたしらしさ」でしなやかに、思考を整え自分も家族を豊かにする女性の応援コーチ、やひです。

現在3人目の育休中、わたしらしくを整える女性の応援コーチとして活動を行なっております。今回は、3人の子育てママが伝える!事前に知っておくと不安が減る、「わたしらしい育休」を過ごすための3つのポイントについてお伝えします。

こんな方にオススメ!

・はじめて育休を取得される方で育休の全体像を把握したい方
・育休中のつまづきポイントを知っておきたい方
・育休中に日々の生活の中から仕事面のスキルアップもしたいと思っている方
・コミュニティに属するのが苦手で自分である程度情報を集めたい方

こんな気付きが期待出来ます!

・育休の全体像を把握することで短期視点で不必要にモヤモヤしなくなる
・つまづきポイントを意識することで、つまづきを回避したりダメージを最小限に押さえられる
・育休中の生活から特別な学びをしなくても復職後に役立つスキルを意識出来る

育児休業(育休)とは?

子どもを授かると取得出来る産前産後休業と育児休業。労働基準法では、産前休業は出産予定日の6週間前から、産後休業は出産の翌日から8週間まで取れると決まっています。育休は、女性は産後休業が終わった翌日から子どもが1歳になる誕生日の前日まで取得できます。男性は、子どもが生まれた日から1歳の誕生日前日まで取得できます。

また育休とは、「子を養育する労働者のための育児を目的とした休暇のこと」とされているので、基本的には育児をすることを最優先する期間です。

育休中の生活、実際は?

では、上記を踏まえて、育休をはじめて取得される方、或いは2回以上取得された方は、育休はどのような期間だとイメージされますか?

・子育てをする期間?
・子育てしながら自分のやりたいことも出来る期間?
・自分のやりたいこと中心に出来る期間?(子育てなんて楽勝でしょ!?)

はじめて育休に入られ、子育てをされた方で多く耳にするのは、
・子育てってこんなに大変なの?聞いてない!
・3時間おきの授乳、前後の準備も考えるとほとんど寝られない?聞いてない!
・出産が痛いのは聞いていたけど、産後の傷ってこんなに痛いの?聞いてない!
・おっぱいは自動で出るんじゃないの?こんなに授乳が痛いなんて聞いてない!

など、聞いていたのと違う!という言葉。世の中のTVや雑誌、SNSにはキラキラしたママたちが載っているけど、どういうこと???
となる方がほとんどのようです。

子どもは可愛いです。これはほとんどの方が素直に感じていることだと思います。
しかし、可愛い時間もありますが、お世話や自分の身体の回復、家族や親戚の対応等、可愛いばかりではない大変な時間も多いのが現実です。

その上、出産後に待っている育休期間を経ての復職。仕事が始まったら家事と育児を両立する、、初めての育児に初めての仕事との両立、不安が不安を呼び、漠然と不安が膨らんでくる時期でもあります。

今回は、「3人の子育てママが伝える!事前に知っておくと不安が減る、「わたしらしい育休」を過ごすための3つのポイント」と題し、事前に知っておくと不安が減る、3つのポイントをお伝えします。

ポイント1 「育休期間」は社会人人生のほんの一瞬
ポイント2 育休中の「段差」を知る
ポイント3 育休中に培われる5つのスキル

子育てが始まると、「自分の思い通りにいかないこと」が続きます。事前に全体像やつまづきやすい段差を把握しておくことで不必要な不安を減らし、仕事にも活かせるスキルに意識を向けることで、なんとなく不安のまま生活しないようにしていきましょう。思考の整理を深めていくことで、「わたしらしい育休」を過ごせる人が増えますように。

ぜひみなさんの育休期間が、「わたしらしい育休」としてより素敵な時間、経験となりますように。

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先に大切なことをお伝えしますね。
「育休期間は仕事のブランク期間」ではない、ということを意識して過ごすことで、「わたしらしい育休」を過ごす一歩を踏み出せます。

ポイント1 「育休期間」は社会人人生のほんの一瞬

育休期間を充実させるためにまず知っておいていただきたいのが、育休期間は社会人人生のほんの一瞬のお休みである、ということ。
育休に入る前や育休中は、この数ヶ月のブランクに不安を感じる方も、多いと思います。私も、第一子の時は7ヶ月のお休みを取ることに、不安を感じました。具体的には、社会から置いていかれている不安や、仕事をしていない自分への不安等、ネガティブな思いでモヤモヤしていました。

しかし、よく考えてみると、育休期間は社会人人生のほんの一瞬のことなのです。

あなたは、何歳まで仕事をすることを想定していますか?

例:今30歳、70歳まで働くと仮定して考えてみます。
残りの社会人人生は40年(え、そんなに?って感じですよね)。
22歳で社会人になっていたとしたら、今ままでの社会人経験は8年です。
単純に計算して、今までの年数の5倍の社会人人生が残っているのです。

これに気付いて育休を取得すること、仕事をお休みすることへの不安が少し和らぎませんか?さ
また、不安の分類分けを行い、仕事をお休みすること、育休を取得すること、をそれぞれ別々に考えることで、仕事をお休みすることには不安があるけど、育休を取得すること自体には不安はない!と、課題の分離をすると考えるべきことが見えてきます。
不安の正体を明確にしたことで、何が分かるとより不安が減るのか、具体的な対策を考えることが出来るようになります。

子どもを授かったことで得られる「育休」という制度。子どもを授かった喜びと共に、前向きに育休の日々を過ごすことで、その後子どもの居る生活に向けて良いスタートが切れ、豊かに過ごせるようになります。
(世の中には母親だから子育てが楽しいだろうという無意識のバイアスがありますが、人によっては子どものお世話より仕事が得意な母親もいます。母親、父親に限らず、「わたしらしい育休」は期間も関わり方も、人それぞれ違って良いですし、自分の価値観を明確にすることで、より「わたしらしい育休」に近付きます)

ポイント2 育休中の「段差」を知る

大きく下記3つのカテゴリーに分けて考えていきます。
①子どものこと
②パートナーとのこと
③自分自身とのこと
一つ一つ見ていきます。

①子どものこと:段差はたくさん、まずは自分の身体と心の回復から。

子育てははじめてのことばかりで「こんなの聞いてない!」の連続。はじめてのことですので、「出来なくて当然」です。
周囲がなんと言おうと、比較するのは他者や理想の母親像・父親像ではなく、昨日の自分。昨日よりおむつ替えがスムーズだった、おっぱいを直接あげられた、ミルクをあげられた、それだけで花丸です。自分を褒めてあげましょう。
一方で、どれだけこちらが日々成長していても、赤ちゃんは泣くときは泣く!ということも覚えておくと良いでしょう。
「赤ちゃんは泣くことが仕事」と言いますが、「なんで泣くの?」に答えがないギャン泣きも多いです。育児書やネットで調べるのも良いですが、オムツやおっぱいやミルク、温度調整などの基本的なことを確認した上で、まずは赤ちゃんを観察しましょう。そして、自分の姿を鏡で確認し、寝不足だな、正常な判断が出来ているかな?と感じたら、ぜひ自分の身体と心の回復のためにも、パートナーや他の人にヘルプを出して、自分は休みましょう。「自分だけで出来ることは限られています」抱え込まずに、周囲を巻き込んでいきましょう。

また、育休とは、「子を養育する労働者のための育児を目的とした休暇のこと」とされているため、子どものケアは全部自分でやらなきゃ!と頑張り過ぎてしまう人も多いように思います。働き続けることをベースに考えた場合、育休中もお休み期間と考えることなく、必要なケアに投資したり、パートナーと協業することをお勧めします。
我が家は旦那のお母様に、2人目・3人目の時は約1ヶ月ほどいらしていただき、身の回りのケアや食事をお願いしました。(新幹線で3時間ほどの距離)育休中だからこそ、自分のやることと自分ではやらないこと、旦那や家族、外部の有料サポートの力を借りることに慣れると、復職後に自分で抱え込まずに対処出来ます。

さらに、子どもが2人・3人と増えると、子どものこととして生じる段差の質が変わってきます。我が家は、2人目が生まれた時、当時3歳だった長女は赤ちゃん返りで甘えん坊。寝る時も2人目よりべったりでしたし、思い通りにならなくて泣いて主張したり、大騒ぎでした。(その当時旦那は出社が基本で忙しく、ほぼワンオペ状態)
また、2人目のママパパには、「上の子のケアを優先させてね」とアドバイスする助産師さんが多いと思いますが、私の感覚では、長女はいくら優先していてもコップの水が満たされることは無く、ワガママ放題だなと思いました。
子どもにもよると思いますが、上の子の赤ちゃん返りやワガママが強くなるのは、決してママパパの関わりのせいだけではありません。時期が過ぎれば落ち着くこともありますので、一喜一憂せず、どーんと構えることも大切です。
(ちなみに、3人目が生まれた時の次女は3歳でしたが、特に赤ちゃん返りをすることもなく、イヤイヤ期は発動しながら成長しています。上の子を優先させようと意識しなくても、自然と赤ちゃんより上の2人を優先する、我が家の場合はそんな家庭内の勢力図です)

②パートナーとのこと

子どもが出来ると、ママ・パパの役割が増えることで、パートナーとの関係が変わります。特に出産後、母親になりたての女性の約7割が「ガルガル期」を発動し、精神的なバランスやホルモンバランスの乱れから情緒が不安定になり、人に当たってしまうと言われています。(個人差があります)
そのような不安定な中で慣れない子育てがはじまるので、役割の変化以上にパートナー間の関係も変化を求められます。しかし人には「現状維持バイアス」という現状を維持することを好むバイアスがあるので、出産をして肉体的に変化のあった女性と、父親になったけど肉体的な変化はなかった男性では、関係値の変化のスピード感、受け止め方が異なってくることを、お互いで共通認識を持っておくと良いでしょう。

相手が自分の思い通りに動かなくてイライラしたり、言ったのにやってくれなくて言ったことくらいやってよ!と大きな声を出してしまったり、、我が家もたくさんのすれ違いを経験しました。そして、3人の子どもを育てる中で夫婦関係や家族の絆は強くなっていきましたが、それまでの道のりは決して平坦ではなく、子どもが出来て良かった!だけの、簡単なものではありませんでした。

価値観の異なる、今までの生活環境も異なる2人が夫婦として新しい家族を創っていくことになるので、長期的な視点で関係を育むことが大切です。
そして、相手に求めるより先に、まずは自分はどうしたいのか、自分がどうなったら最高か、思考を書き出し整えていきましょう。自分が整うと心のモヤモヤが減り、自分の行動にも変化が出てくることで、不必要に相手を責めなくなります。すると、その変化につられて周囲も変わる、好循環が生まれてきます。
人を変えることは出来ない、まずは自分から変わろう。簡単ではないと思いますが、ぜひ心の片隅みに置いて生活してください。

③自分とのこと

「母親になったら○○」「父親になったら○○」と、理想の母親・父親像を描いたことはありませんか?
理想を描くことはとても尊いことですが、初めから理想通りに出来ると思って進むと、理想通りに行かず、イライラ・モヤモヤの原因になることがあります。
「わたしらしさ」を追求することはとても大切なことですが、ぜひ最初から大きなゴールに向かって走ろうとせず、小さな小さなステップから、在りたい姿に向かって最初の一歩を踏み出してみましょう。
母親・父親、それぞれの一年生です。理想だけで考えるのではなく、しっかり現実を観察することで、理想で描いていた母親・父親像が実現可能な理想なのかどうか考えることが大切です。理想が暴走すると「○○すべき」が強くなり、パートナーにもそれを押し付ける可能性が出てきます。
子どもが出来たことで、私たちの生活は一変します。自分に対しても、急激な変化に対応している、頑張っているなと肯定的な声かけを行うようにしていきましょう。
その上で、小さなステップを繰り返し、母親・父親として出来ることを増やしていきましょう。

真面目な気質が強い人ほど、出産後は自分の心と身体のバランスを保つことが難しいと言われています。慣れない育児に子どもの居る生活、今までとは勝手が異なってくるので、それは自分にたいしても、思い通りに行かないというジレンマにつながることもあるでしょう。
そのような時は、「段差がある」と意識しておくだけでも、必要以上に傷つくことや疲弊することを回避出来ます。段差に気付き、よけられなければ躓くこともあると思います。それでも、段差に躓いてしまったと気付き、立ち上がれば良いのです。

ちなみに、私は3人の子育てを通して、「諦めること」と「周囲にお願いすること」が上手になったと思ってます。そして、「わたしらしさ」を自問自答することで、楽な気持ちで生活出来ていると思っています。

段差を事前に知ることで、段差を丁寧に乗り越え、不必要な争いが勃発しないよう、生活を行なっていきましょう。

ポイント3 育休中に培われる5つのスキル

最後に、育休中に培われる、仕事でも役立つ5つのスキルをお伝えします。
このスキルは、知っていることが大切ではなく、知っている上で意識して高めることで、仕事にも活かせるスキルにアップデートされていきます。
無意識でやっていると、スキルとして身に付くのに時間がかかります。ぜひ「意識」しながらスキルを高めていきましょう。

・全体を俯瞰する力
 →短期視点で考えると子育ては大変なことが多いですが、子どもの将来も想像
  しながら大きな枠で物事を考える、俯瞰する習慣をみにつけやすい時期です

・巻き込み力
 →自分一人では対処出来ないことも多いので、人に頼るスキルが身につけやすい
  時期です

・段取り力
 →同時に複数のタスクを回す能力が高まります、また、急な○○に対応出来る
  よう、見える化しておくこと、他者と共有しておく習慣も大切です

・チーム運営
 →リーダーシップやチームビルディングを体得出来ます

・内省力:「わたしらしさ」を知る
 →子どもを通して自身の価値観と向き合う時期です。今後のキャリアや、
  大切にしたいことが変わることもあります

「育休期間は仕事のブランク期間」ではないことが、イメージいただけたのではないでしょうか。
育休期間をなんとなく過ごすのではなく、全体像を理解した上でポイントを押さえて過ごすことで、心の余裕を持ち、育休期間、その後の復職に向けても思考を整理出来るようになると思います。

ぜひみなさんの育休期間が、「わたしらしい育休」としてより素敵な時間、経験となりますように。


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