「わたしらしさ」ってなに?
こんにちは。
「わたしらしさ」でしなやかに、思考を整え家族を豊かにするファミリーコーチ、やひです。
現在3人目の育休中、会社員をしながら、わたしらしくを整えるファミリーコーチとして活動を行なっております。今回は、「わたしらしさってなに?」を考えていきます。
「役割らしさ」によってない?
あなたは生活している中で、何個の役割を持っていますか?
私は、親から見た時の「娘」、旦那から見た時の「妻」、子どもから見た時の「母」、社会人としての「仕事をする人」等、たくさんの役割を持っています。
この役割は便利な一方で、私は「母親らしさ」「社会人らしさ」などのふんわりとした「らしさ」によって、「母親なんだから○○すべき」「社会人なんだから○○すべき」と無意識の思い込みを発動させるデメリットもあるように感じています。
その上、一人一人が考える「役割らしさ」にバラつきがあり、「本当に?」と聞きたくなるような役割期待、思い込みも多いのです。
(例えば、母親なんだから夕飯は手作りよね、父親なんだから一家の大黒柱であるべき、等)
私たち一人一人が子どもの頃から育んできた「価値観メガネ」で役割らしさを判断していることも多いのではないでしょうか。
「わたしらしさ」を考えてみよう
あなたは「わたしらしさ」を問われて、何個あげることが出来ますか?
今は子育て中だから、親の介護で忙しいから、、「わたしらしさ」を後回しにする理由はたくさんあげられます。以前の私もそうでした。
子育てで大変だから、仕事が大変だから、、忙しい「自分」と向き合うためには立ち止まる勇気が必要です。私はいっぱいいっぱいの状態で走り続けることを、無意識で選択していました。結果として、「わたしらしさ」を考えることなく、なんとなく「母親らしさ」や「社会人らしさ」などのふんわりしたらしさを活用し、生活していたように思います。
しかし、産前休暇から出産、育休に入り、自分が身体の健康と共に心の健康が回復してきたタイミングで、「わたしらしさ」を考えるようになりました。
私の場合は、育休中に受講していた管理職向けのプログラムを理解する上で、自分の「強み」「弱み」と向き合う必要が出てきたことが、「わたしらしさ」を考え始めたきっかけとなりました。しかし、ディスカッションを通して感じる「わたしらしさ」だけでは、簡単に言葉にすることは出来ませんでした。
コーチングを学びはじめたことで歯車が噛み合った
「わたしらしさ」を考え始めた直後、私は追加でコーチングを学び始めました。これが、契機となり「わたしらしさ」を言葉に出来るようになりました。
コーチングを学ぶ中で、相互セッションでクライアント役を担当する機会が増えました。「言葉に出来ない!」と言っていられないほど、自分のことを言葉にする機会が増えたのです。
はじめはありたい姿を言葉にするのが恥ずかった私ですが、徐々に言葉にすることや、内省することが楽しくなってきました。楽しくなった理由は、「自分のことがわかると、今までモヤモヤしていたことが行動によって徐々に変わり始め、変わり始めると見え方が徐々に変わる」から。モヤモヤした状態を理解しつつも「行動」に繋げられていないと、どうしても変化出来ないもの。コーチングではセッションの最後にベビーステップで行動変容を促すので、「言葉にする→行動を整える」ことを繰り返すので、これが良かったのだと思います。
すると、管理職向け研修でも「わたしらしい」発言が出来るようになってきました。周囲の目を気にして発言するのではなく、今の自分の思ったことを言葉にすることが楽しくなったのです。
2つの学びが噛み合い、自分の思い込みや思考クセに気付き、自分のことがわかるようになり、思考の整理が進んでいきました。
「わたしらしさ」って楽しい
内省をするのは苦手だと思っていた私ですが、「わたしらしさ」を受け入れたら、生活が楽になりました。例えば、「怒っているお母ちゃんもお母ちゃんらしい」「育休中でも家事分担は得意な方がすれば良い」など。良い意味で完璧を求めず、60点で自分に合格点があげられるようになりました。私自身が「○○すべき」と思っていたことを「自分が○○したいからする」に変換したことで、視界が変わったような気持ちになったのです。
私自身もまだまだ「わたしらしさ」を模索している最中ですが、他の人にどうみられるか、○○すべき、などの思い込みを横に置き、「わたしらしさ」を考えることで自身を変えていくお手伝いが出来たらと思っています。
体験セッションも募集中ですので、コーチングに興味を持った、知っていたけど受けたことない、どんなだろう?と思った方は、メッセージをいただけたら嬉しいです。
「自分はどうしたい?」
心の扉をノックする、そんなきっかけやヒントになりますように。