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ユッコちゃんの サンパラソル

6年前の8月22日に岡田有希子(以下ユッコちゃん)の
50歳の生誕祭に庭に植えたサンパラソルが、
今年もユッコちゃんの生誕祭を前に美しく咲いた。
トロピカルフラワーであるサンパラソルの中で、
元気だが清楚な輝きを放つ白いサンパラソルが、
ユッコちゃんのイメージそのものだと思っている。
筆者が、まだデビュー前のユッコちゃんを
事務所の先輩に紹介された時には、既に筆者は、
事務所を退職してフリーのPhotographだったので、
初対面後にテレビ局などで、偶然に出会った時に
笑顔で挨拶してくれたユッコちゃんから計り知れぬ
元気を貰えていた気がしている。
まだメンタルクリニックが日本でさほど認知されて
いなかった80年代、マスコミ規制も厳格でなく
コンプライアンスもSNSも無かった時代に
18歳の少女を護れなかったことは辛く悲しい事… 
しかしながらユッコちゃんは、デビュー前から
人を悪く言わない性格だった。デビュー間もない
頃の野外イベントには、多くのファンか詰めかけ
可愛いユッコちゃんを間近で見たい若者が、席に
割り込んだりしてしまうシーンが多々あった。
そんな時に当時の男性MCは、マイクを通して
若者を中傷しユッコちゃんからも言ってくれと
促した(現代なら大問題だ) すると当時まだ17歳
だったユッコちゃんは、困惑しながらも怪我を
しないように皆さん気をつけてください的に
見事にポジティブにコメントをしていたのだ。
またあるイベントでは、女性MCの方が、
ユッコちゃんの衣装を素敵だと褒めて…
少しばかり自虐めいて…私はもう着れない
年齢だから(ユッコちゃんが羨ましい)と
発言した。心優しいユッコちゃんは、
「そんなことありませんよ、良かったら
後で楽屋で着てみませんか?」とMC女性を
気遣ったのだ。当然MC女性は、
「ありがとうございます、そんなこと言われた
ことないから嬉しいです」と感動していた。
筆者が出会い仕事として撮影し接してきた多くの
女性アイドルの中で、ユッコちゃんほど人に
気遣いできる女性は、稀だったと感じている。
1986年に彼女は、鬼籍に入ってしまったけれど
彼女の輝きと優しさを後世に残していくには、
岡田有希子の優しさ、つまり人を悪く言わずに
楽しいことだけをイメージして語り綴って
いくのが正しくユッコちゃんが、
喜んでくれること。
心から そう信じているのです。
  YAHIMONときはる拝


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