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ぼっち学生

周りより2年遅れて大学に入学した。
僕が1年生になると同い年はもう3年生になっていた。今僕は3年生である。同い年の友達はみんな社会人になっている。同じ学年の人は歳が2つも離れている。基本周りは地元の友達と固まっている。自分が人見知りという性格もあり友達と言える人がいなかった。


大学生になって初めて孤独というものを味わう。1人が苦手だったことに気づいた。今までは周りに友達がいて、昼食も友達と休み時間も友達と過ごすのが当たり前だった。しかし大学では講義も1人で受け、講義や課題がわからなくなればそれを聞く友達さえもいない。賢い大学ではないので自分一人でも単位を今まで落とすことはなかったけど、どんどん成績が下がっている。


3年生になり選択ゼミという講義をとる。選択ゼミとは2年間同じ学生で少数で組まれる講義でディスカッションやグループ活動など行う。そこで初めて話せる友達ができた。大学で初めて講義を一緒に受ける友達ができた。1人で受ける講義と友達と受ける講義は全く違う。わからないことを聞くことができるとは自分的にはとても大きなことであったし授業に行こうと思う意思が強くなった。
就職について話をしたり、バイトの話をしたり自分以外の学生の話を聞けることが良かった。周りも就活をしてないことに安心したり、共にインターンに行ったり学生生活が変わった。

1人で学生生活を2年送っても慣れることはなかった。話すことが好き。話を聞くことが好き。とこの歳で気づいた。
歳を重ねるたび友達の作り方がわからない。

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