20191211 23:33
いつの間にか12月になった。10月と11月は3秒で終わった。
最近は少しずつ元気を取り戻しつつあるけれど、やっぱり人と会ったりするのは厳しい。
突然こうなってしまったから、特に誰にも言わずに距離を置いてしまった。
たぶんすごく些細な理由でコロッと元どおりになるのかもしれないし、ならないかもしれないし、自分にもそれが分からないから余計にたちが悪い。
自分自身にもうまくコントロールできない気分なんかのせいで振り回されてしまった人のことを思うと心が苦しい。悔しくてもその人にとってはわけのわからない言い訳しかできなくて歯痒い。
とにかく仕事は頑張りたくて、それだけはなんとか守るためにほかのことは頑張らないようにしている。
家から一歩も出ずに本を読んだりゲームしたり夕方まで寝たり。今まで毎日ひっきりなしに何かを勉強したり出かけていないと気が済まなかった自分が嘘みたいに思える。
生き急いでいた時の自分は、逆に今みたいな過ごし方をしていた子どもの頃の自分を別人みたいに思っていた。今はむしろ、もとのどうしようもなくわがままで自分勝手な自分に戻っただけなのかもしれない。
こういう状態にある自分を心配してくれる人もいて、ありがたいことだなと思う。
ありがたいと心では思うのだけれど苦しくなる。大丈夫?って聞かれてもまだ返せない。
すごい勝手な話だけど、元気だった時の自分と比較して今が大丈夫じゃないと思われるのが苦しい。
もしかすると今までの自分の方が無理に明るく優しくあろうとして大丈夫じゃなかったかもしれないし、私はただ突然いろんなことがかわっちゃって、今まで通りではいられなくなっただけ。
とある民族の村に住み、キリスト教を広めようとした宣教師がその民族の言葉に触れて回心した話を読んだ。
その民族の人は、人生の節目などで突然名前が変わり、人そのものが生まれ変わる。「◯◯はいるか?」と呼ぶとその人は「◯◯は昨日までここにいたが、もうここにはいない。ここには□□がいる。」といった具合に答えるのだという。
最近、もう少し落ち着いたら漫画をまた描きたいと思っている。自分で考えた世界の中でキャラクターを生かしてみたい。