2020.05.15.08:12

数日ツイートしないだけで50人くらいフォロワーが減った。毎日どんどん減っていくけど、全然誰なのか私は知らないし、ほとんどは自動botかもしれない。
大勢の知らない誰かに見られている場所に向かって言葉を放つのが苦しくなった。話そうと思えば対等に話せる範囲で喋っていたい。8000人以上の顔を意識して喋ることが今の私にはできない。

数日かけて絵を描いている。苦手意識で避けてきた色ぬりを頑張ってみると、普段自分がいかになんとなくでごまかしで描いているかわかる。
気が向かなければ向き合わなくていいけど、向き合ってみると自分への納得のいかなさが首をもたげる。それが今はすごくポジティブな悔しさになっている。いつも自分はその悔しさに突き動かされてきてる。
それに今描いてる絵は明るいエネルギーに満ちているから、誰かに見られなくてもちゃんと描き上げたい。

とある作品を見て、自分にまた向き直った。
自分が仕事でやっていることは、時代性や常識と向き合ってチューニングしながら、自分たちが世の中に与える意味、方向性、新しさを作っていくことだ。
決して「使いやすさ」「わかりやすさ」だけに迎合するものではない。それは仲間のみんなが言葉にはしなくても、共通でわかっている芯の部分だと感じる。純粋に常識に合わせて"正しく"作ることは、それはそれでとても難しいし有意義だけど。

いつも自分の中にあるどこかかから湧き出てくる違和感や悔しさと向き合いながら(もちろんたくさんのものに影響を受けながら)得てきた自分自身の土台がちゃんとあることにまた向き直った。
楽なことばかりしてても面白くない。とことん自分の納得できなさに突き動かされていないと、誰かのエネルギーを吸い取ってなんとなく生き延びて、結局何にも納得できないままで人生が終わってしまう。