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生き残るために、共感を。

「共感SNS」とうい本を読みました。

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ゆうこすさんを知ったのは、NewsPicksのホリエワン。「この人誰だろう?」と思って調べると、考え続けてここまで登ったビジネスマンだとわかりましたので、即購入しました。

一番の感想は、

「同じような人」

を探していて、見つけるとたまらなく嬉しくなる。そして、応援したくなるんだなということでした。

カラーコーディネーターなどのサロン業・講師業は、その講師を好きかどうか。合いそうかどうかで選ばれる仕事です。

「あっ、この人いいかも」

という共感を、どうSNSやHP等どうやって発信していくか。本書はとても参考になります。

10-15年くらい前までは、共感よりも憧れやキラキラの要素押しが強くて、「こんな先生になりたい」と思ってもらえるようにするのが主流でした。でも、今は身近感が好まれると感じます。

全国に1万人以上パーソナルカラー診断やTCカラーセラピー等を行っている人はいます。カラーという対面サービスメインの仕事は、2020年11月末現在のコロナ第3波の影響モロに受けて、2021年1月から、かなり淘汰が進むと思います。

本気でこの仕事を続けたいと思い、ゆうこすさんのように考え続けて、変化できる人しか残れないでしょう。

人を動かすには熱が必要。好きなことしか、その熱は出ない

やっぱり、好きでないと続けられませんし、文章や写真にも熱がこもらず、伝わりません。

では、どうやってその自分の中の「好き」を見つけ出して言語化するか?

ゆうこすさんは「なぜ」をどんどん深掘りする方法をおすすめしています。

なぜ、カラーを仕事にしたいのか?と、何度も何度も自分に問いかけて深掘りしていかないと、何千とあるカラーサロンの中に埋もれます。

成功しているカラーサロンは、総じてサロンの特徴・講師の特徴がSNS等から感じ取ることができます。つまり、自分の熱が何なのかが明確なのです。

「人は会って3秒、8割を見た目から判断する」

とかメラビアンの法則とかをキーフレーズに持ち出すカラーの仕事ですから、自社HPやSNSでの写真やデザインは他の仕事よりも重要です。

ですが、これができていないカラーリストが多いです。

「空いた時間に、自宅をサロンとしてお小遣い稼ぎ」

というスタイルの方が多いからなのだと思いますが、もうコロナで、すごく考えないと、お小遣い稼ぎもできないです。

プロフィールを制するものが、SNSを制する

SNS等で真っ先に見るのが、顔写真とプロフィールですよね。

これこそ、考えに考えた自己分析の結果を表現するもので、ここで選ばれるサロンが決まると言っても良いでしょう。実際に人気のサロンは一味違います。選ばれないであろうサロンも一瞬でわかります。

私はカラーリスト・カラーコーディネーターと呼ばれる人のブログなどを3000は見てきたので、判断ができるようになりましたが、SNSがデフォルトの今の若者の方が、もっと敏感だと思います。私より見ている人もザラでしょう。

まずは、ゆうこすさんなど、成功しているインフルエンサーや同業者のプロフィール写真とキャッチコピーを研究するのが近道です。ゆうこすさんのキャッチコピーについては本に詳細がありましたので、参考になります。たくさんの同業者がいて、ネットで比較検討できる時代、研いで研いでとんがる必要があると感じます。

ストーリーで想いを知って共感する

地味だった私が、カラーに出会ってメイクと服を変えたら、周りの反応が変わって自信が持て、今はカラーリストとしてそのカラーの魅力を多くの人に伝えたいと思っています。

というストーリーに共感できれば、「このサロンでカラー診断を受けよう!」と思うわけですが、上記のでは浅いです。こんなのたくさんあって、SNS慣れしている人には見飽きたものでしょう。

このストーリーを深掘りするのが、先の「なぜ」を追求する行為で、同じことを言っていても、言葉一つで印象はガラッと変わります。つまり、ちょっとした言葉の違いで、売上が100万も違ってきます。

地味だった私が(→いつからどんな系統の冴えなさだったのか)、カラーに出会ってメイクと服を変えたら(→どんな出会い方をして、前はどうでどんなふうに変えたのか)、周りの反応が変わって自信が持て(→具体的に言われた一言は?)、今はカラーリストとしてそのカラーの魅力を(→どこがどんなふうに魅力と感じ、それはなぜ魅力と感じるのか)多くの人に伝えたいと思っています。


はっきり言って、カラーを仕事にしたいと思うきっかけは数パターンに集中します。多くのブログやSNSを分析しても、アンケートを取った結果でも、数パターンに集約されました。

大きな志を掲げるほどのフィクションを信じている人なんて1%もいなくて、そいういう人は協会やNPOとか作ってゴリゴリやります。

でも、ほとんどの方は、上記の()内の深掘りの精度が重要で、深掘りすると、その人の言葉・単語が出てきて、特定の人に刺さるようになります。

意見してもらえる距離感

共感SNSでは、「フォロワー・読者を巻き込んで一緒に作っていくと団結力が強まり、もっとファンになる。」とありました。

確かにそうだと思いますし、意見してもらえる距離感は大事だと思います。

当社では年間2000名以上の取引の中で、意見を言ってくれる人なんて2-3人です。つまり、0.01%くらい。不満があっても、良いと思うことがあっても、普通は言わないので当然といえば当然です。

スーパーやコンビニ、アマゾン等で年何百回と買い物しますが、何か言うことはまずないですよね?私は、よっぽどのクレームが無いと言わないです。野菜や果物が腐っていた程度では、何か言うには熱量が足りないです。クレームを言うのは疲れますし、レビュー投稿も面倒です。

コンビニやアマゾンとの距離が遠いから言わないのであって、近いと感じる人には、気軽に言えます。

個人でやっている八百屋さんがあって、世間話のついでに「こないだ買ったアボカド、中ダメだったよ」と。そうすると「ごめんごめん。はい。これ」といって、交換用にもらうというやりとりがありました。

このやりとりって、気軽で抵抗感が無くて、どこか暖かくて、好きです。スーパーやコンビニでは、アボカドの中が腐っていたとしても「持って変える時にぶつけたかな」とか考えて、言うことなんてありません。

この暖かさって、熱ですよね。その人が好きでないと言わない。


私は5年ほど付き合いがある建築家がいます。

その方が設計した住宅のオープンハウスに行った時、出されたスリッパが気になりました。

普通のチェック柄のスリッパだったのですが、その方の「シンプルでかっこ良く、それでいて使いやすくて住みやすい設計」とは離れていました。

普通だったら、スリッパの指摘なんてしません。みなさんもそうだと思います。他の人の家に行って「このスリッパ、○○さんのキャラに合ってませんね」なんて言いませんよね。

ただ、その建築家は、私が必死にネットで色々探してたどり着き、自宅の設計をお願いした人です。

その方の作った作品や信念に共感して、今までで一番お金を使ったわけで、先生というよりファンなのです。

だからこそ、スリッパなんて言わなくてもいい、言うことで「こんなこと指摘して」と不快に思われるかもしれないことを、勇気を出して言いました。そして、次のオープンハウスからはスリッパが変わっていて、自分もその建築家の方と一緒に何かができている気がして嬉しかったです。

どんなビジネスでも、こういう些細な違和感を口にしてくれる、熱のあるファンが大切です。そのファンを獲得するには共感が必要で、その共感を得るにはSNSが重要です。それを教えてくれたのが、共感SNSでした。

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佐藤尚之さんのファンベースや岡田斗司夫さんの評価経済社会も合わせて読むのがおすすめです!

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