真似 = 成功までの試行錯誤を、短時間でダウンロードすること
ビジネス系の本で、今年ベストの良書に出会いました
脳は胃や肝臓など、他の臓器と同じで、鍛えられる限界がある
体の中にあるエネルギーにも限りがある
だから、考えろ!勉強しろ!と言っても、そんなにはできない
脳は一番エネルギー使うから、基本的にみんな休ませたい
成功している人は、上手に脳の外の世界を使っている
外の世界の使い方を、実例豊富に、たくさん解説しているのが本書です。
その中でも、ビジネスに活かせると思ったのは下記です
他人の真似は、ダウンロード
赤ちゃんは、大人の真似をして覚えます。言語なしに、凄まじい勢いで。
つまり、人間は真似して覚えるという設計になっています。
成功しているサロンのSNS投稿は、その成功者が、試行錯誤して、時間をかけて効果がある・反応があると結論に至った内容です。
ということは、まるっと真似し続けるのが、最短ルートになる可能性が高いです。好き嫌いは言わずに。
一番のポイントは、自分で内容を考えなくて良いこと、つまりは、自分の脳以外のリソースを使えるから、省エネでストレスが少ないことです。
自分で考えると、脳が膨大にエネルギーを使うので
「やりたくないな」
と、億劫になり、結局やらず仕舞いで、何も進まないことが多いです。
今からサロンやるなら、全部真似しようと思いました。
真似ならできるので、またやりたくなります。かなり楽できそうです。
私は定期的にカラーリストのSNSを徘徊しているので断言できますが、誰のどの投稿も真新しさなんてなくて、見たことあるものばかりです。
しつこく続けられるかがポイントで、これも習慣化という、脳を騙す方法を使えばOKです。
最近マンガを書いたときに実感したことですが、自分が良いなと思ったマンガを模写すると、上達のスピードが早かったです。
その漫画家の10年20年を、1時間でダウンロードしていたからだと、本を読んで気がつきました。
模写は面倒でやりたくなかったのですが、これを知ったので、どんどん模写します。
「食料が取れそう」「休憩できそう」と思うものを、美しいと感じる
目から鱗が落ちました。
風景画も、料理投稿も、カフェでの投稿も、集団写真投稿も、
「食べ物を獲得して」「安心して休んで」「集団生活の中で生き延びる」
という本能を刺激するから、いいねをもらいやすい。
そう考えると、合点がいきます。
インスタやTikTokなどの、ビジュアルメインの投稿は、それを意識すれば良さそうですね。
手を動かすと、考えが脳から手に移るので、脳に余力が生まれる
0秒思考で、とにかく頭の中を紙に書き出すことも、
スピーチが上手な人は、身振り手振りのジェスチャーを活用していることも、
貧乏ゆすりや体を動かしながらの勉強の方が覚えられるのも、
脳以外の器官を活用しているから。
これを読んで思い出したのは、上田晋也さんです。
うんちく王時代、50個くらいの単語と順番を、短期間で覚えるというミッションを、様々な位置の空間や体の部位と単語を関連させながら、見事にクリアしていました。
体を目一杯動かしていたので「変だな」「お笑い芸人だからかな」と思いましたが、これが1番効果的な方法だったのですね。流石です。
団体で同調すると、無意識で動ける(自動化できる)、仲間意識が生まれる
軍隊とか、学校とか、様々な例がありましたが、1番「そうだよな」と思ったのは、食事でした。
一緒に食事すると、仲良くなるのは、食事中は無意識に、ご飯を口に運ぶ、噛む、話すというタイミングが同調してくるから。
他の人が同じように動いていると、他人と自分の境界線がボケて、脳がエネルギーを使わずとも、動けるようになる。
食事で早く帰りたいと思う時は、 動きが合わない時なのではないかなと感じました。
また、家族は一緒に食事することが多いから、似てくるのかなとも。
団体での同調で、激しく同意するのが、マラソンです。
1人での練習では、1キロ4分ペースで15キロまでしか走れないのに、レースで集団の中で走ったら、1キロ4分で21キロ走れました。
フルマラソンも同じで、集団で走ると楽で、単独走になると、同じペースでもキツいことは多々あります。
1番楽なのは、走るリズム(ピッチ)とスピードが同じくらいの人と、一緒に走ることなので、マラソン大会ではまず、その人を探してました。
なるほど。
脳が一緒に走っている人とシンクロして、エネルギーを節約できたから、普段より良いパフォーマンスが出たのですね。
このような感じで、必ず皆様の実体験に結びつい
「わかる!そうだったのか!」
となるヒントが、いくつも見つかると思います!